MAX CHALLENGE 2017年 グランプリ作品発表! #maxjapan
Adobe MAX Japan 「MAX CHALLENGE(マックス チャレンジ)」
11月28日(火)にパシフィコ横浜で開催される Adobe MAX Japan のコンテスト「MAX CHALLENGE (マックス チャレンジ)」。今年は新たに応募カテゴリーを増やして「グラフィック部門」、「Adobe Stock部門」、「アニメーション部門」の3つのカテゴリーで作品を募集し、去年をはるかに上回る約300点以上の作品が集まりました。ご応募いただいたみなさま、本当にありがとうございます。以下、各部門のファイナリスト作品とグランプリ受賞作品を特別審査員の方々のコメントと合わせて発表させていただきます。
【グラフィック部門】ファイナリスト作品
Yuan Felixander
Narimichi Takahashi
Yukiko Manaka
Masashi Haraki
Kana Saechout
【グラフィック部門】グランプリ受賞作品
Ryota Tatsumi
審査員コメント:グラフィック部門
レベルの高い作品が多い中、アイデアでぶっちぎりという作品がなく、かなり選考に悩みました。
悩みすぎて、各作者のSNSの写真や、所属している会社の規模、バイクの趣味までチェックしてしまったのですが、「いや、関係ないな。」と立ち戻り、「細部のこだわり」「気持ちのいい違和感」「このコンテストのサンプル作品に見えないもの」など、私達の持っている面白さの基準で加点していき、この作品が最優秀に相応しいだろうと選ばせていただきました。
正直、食べ物ネタが本当に新しいかと言われれば困るのですが、ツールを利用した“盛り付け”は、単純に「美味しそう」と感じられる工夫があり、作者のテーマが見た人に上手に伝わっているこの作品を思わず選んでしまったのだと思います。(山根)
【グラフィック部門】特別審査員
山根シボル
1981年大阪市西成区生まれ、西成育ち。株式会社人間 代表取締役。
コンピュータ総合学園HAL在学中、同級生の花岡とクリエイティブチーム「人間」を結成、2010年に法人化。主にデザイナー、アイデアマンを担当。陰毛で音楽を作った「PUBIC HAIR GROOVING」や、老人ホームの求人サイト「寝たきり銀幕デビュープロジェクト」など個性的な企画をこなす一方、「鼻毛通知代理サービス チョロリ」「“ス”の形をしたイス スイス」のような役に立たない作品など、「面白くて変なことを考えている」をモットーにジャンルを問わない活動を行っている。
松尾聡
株式会社人間 グラフィックデザイナー。大阪府出身。
大阪芸術大学卒業後、株式会社バードランド、株式会社阪急デザインシステムズを経て、2014年株式会社人間に入社。
【アニメーション部門】ファイナリスト作品
※それぞれのGIFアニメーションはサムネイル画像をクリックして Behanceで閲覧できます。
https://www.behance.net/gallery/57484769/AdobeMax-Japan-2017-MAX-CHALLENGESpell-MAX
Kazuyo Genmoto
https://www.behance.net/gallery/58037955/Maximum-Glitch
Kouki Murata
https://www.behance.net/gallery/58326259/Dimension
Yasutaka Fukuda
https://www.behance.net/gallery/57981329/AdobeMAXchallenge_Animation
Mei Konishi
https://www.behance.net/gallery/57320769/AdobeMax-Japan-2017-MAX-CHALLENGE
Yohei Tanaka
【アニメーション部門】グランプリ受賞作品
https://www.behance.net/gallery/58203531/Spectrum
Yasutaka Fukuda
審査員コメント:アニメーション部門
ロゴを円錐の組み合わせと捉えた点や、時間の経過が無いと成り立たないモーションならではの表現になっているところが、他の作品にはないユニークさを持っていると感じました。
また、他にもこんなことが出来るんじゃないかと、応用、別案を想起させられる作品になっているところが良いと思います。(和田)
選定理由は2点あります。1点目は5秒という短い時間の中で起承転結がきちんと配置されており、ストーリー構成が非常にわかりやすかったことです。そして2点目は抽象世界のなかで技法を駆使したモーションより、物質感のある奇妙な機械が回転することによって文字が浮かび上がるというシンプルな表現のほうが嗜好に合っていたためです。(会津)
【アニメーション部門】特別審査員
和田教寧
株式会社バスキュール フロントエンドエンジニア/テクニカルディレクター。大阪オフィス所属。
主にWebやアプリなどユーザー参加型コンテンツのフロントエンド開発全般を担当。
会津剛
株式会社バスキュール 大阪オフィス所属。
Flash開発者を経て現在はサーバー環境構築からシステム開発までバックエンド開発全般に従事。最近ではLINE上で誰でも簡単に短冊ムービーを生成する「七夕プロジェクト」のバックエンドを担当。
【Adobe Stock部門】ファイナリスト作品
Yoshiko Takeishi
Daisuke Hizume
Daiki Ikeda
Caroline Kjellberg
【Adobe Stock部門】グランプリ受賞作品
Yuan Felixander
審査員コメント:Adobe Stock部門
優秀賞候補の中で最も広い空間を感じました。
こういうバキッと割れた表現はハードな印象やCG感が強く出がちですが
ぼかしと背景のテクスチャによって、なんとなく肩の力が抜けてリラックスした空間になっており、その絶妙なバランスが面白く感じたのでこの作品を選びました。
きっと作っている本人も楽しんで作業していたんだろうなぁ、
と想像し作品を眺めると
なんだか音楽が聞こえてくるようです。
全体的にランダムで自由なデザインが素敵ですが、
パッと見た瞬間、目線が散ってしまいます。
散らばっているモチーフの色の変化や位置をすこし工夫してリズムを作ってあげると
空間に流れる目線の時間が優雅になって、もっと素敵になると思いました。
荒い部分もありつつ、自由に楽しんでいる印象のこの作品から
強く可能性を感じたのも最優秀賞に選んだポイントです。
【Adobe Stock部門】特別審査員
**タカハシ ヒロユキミツメ
**mitsume.co
一度見たら忘れられない独特の色使いが特徴のデザイナー/アーティスト「タカハシ ヒロユキミツメ」。ポスターやイラストなどのグラフィックデザインだけでなく、アパレルやグッズの企画からデザインまで1人で創りだす。更に、イベントでは絵具やペンキ、スプレーなどを使ったライブペイントや、PC1つで会場を魅了するデジタルペイントまで会場、テーマに応じて様々なパフォーマンスが可能。見る人の心に残る作品を提供し続ける。日本だけでなく、アメリカ、韓国などでもパフォーマンスするなど、ワールドワイドに活動中。
アドビのロゴをクリエイターが自由に表現するプロジェクト「Adobe Remix」に日本2人目で採用。
MAX CHALLENGE のすべての応募作品はこちらでご覧いただけます。
今年もたくさんのご応募ありがとうございました。