ロマンティックな写真が撮れるおすすめスポット #AdobeStock
2018年はAdobe Stockで自慢の作品を販売してみませんか?このブログでは、風景写真専門のオンラインフォトコミュニティPASHADELIC (パシャデリック)から、絶景風景の撮影スポットをご紹介いただきます。
今回は、少し趣向を変えて絶景風景とは離れ、ハートモチーフを狙える撮影パターン、ロケーションをご案内いたします。ハートのコンテンツは、言うまでもなくロマンティックの形象として広告や商品向けに需要が高いです。CGで風景を作り出すのも難しくない昨今ですが、自然のまま形作られたものはやはり不動の人気があります。バレンタインも近いこの季節、身近にある風景のなかに、更にちょっと足を延ばしてロマンティックな風景を探して撮影をしてみましょう。
君津市 濃溝の滝(亀岩の洞窟)
千葉県君津市にある濃溝の滝です。亀岩の洞窟から差し込む光が川の水面を照らす様子が、非常に印象的な景観を生み出しています。水面が穏やかな状態ならば、洞窟のフォルムと水鏡に写る洞窟の明かりとでハートが浮かび上がる、どこか幻想的な景色になります。
https://pashadelic.com/photo?id=1010813
Shiro Oyama / PASHADELIC
アクセスは清水渓流広場を目指していくことになりますが駐車場が狭い所のようですので、自家用車は駐車が難しくなる場合もあり得ますのでご注意ください。
Adobe Stockで濃溝の滝(亀岩)をご覧になりたい方はこちらをどうぞ。
河口湖からみた富士山とハート
こちらは偶然捉えることができた一枚です。紅葉の葉の隙間がうまい具合にハート型を作り、そこから雪化粧をした富士山の姿が覗くという、ある意味奇跡に近い一枚かもしれません。
きっと他にも偶然が作り上げるハートは色々な場所で目にすることが出来ると思います。撮影者の観察眼の見せ所ですね。
https://pashadelic.com/photo?id=1021759
monica / PASHADELIC
この写真撮影の場所は河口湖の北岸、河口湖周遊バスの北浜荘前バス停近辺です。河口湖では他にも**「もみじ回廊」など紅葉の名所**があります。もみじ回廊周辺からも河口湖越しの富士山が望めますから、被写体との出会いを探して散策するのも良さそうです。
他には落ち葉でハートを作ってしまう、という手もあります。ただこちらは、作為のある写真を好まない方には適さないやり方かもしれませんね。
屋久杉 ウィルソン株の中から見た空
一見、洞窟の入り口がハート型に見えているのかと思うような絵柄です。実はこれは屋久島にある屋久杉の「ウィルソン株」と呼ばれる、巨大な「切り株の中」から見た空です。
周囲が推定13.8mもある巨大な切り株の中に人が入れるサイズの「うろ」が出来ていて、切り株の切り口から見上げた空がハート型に見える位置があります。
https://pashadelic.com/photo?id=280666
Atsushi Maeda / PASHADELIC
切り株の中には清水も湧き出しているそうで、ある意味奇跡の取り合わせと言える場所です。
画面内の明暗差は極めて大きくなりますので、ハート以外の部分のトーンを残すのはかなり難しいでしょう。ハートから覗く空や周囲の木々の葉との明暗のバランスをどこに置くかでかなり印象の異なる絵作りが出来そうです。
また、現地へのアクセスは徒歩になります。距離もある程度ありますので、トレッキングの要素も出てくるような撮影ポイントになりそうです。きちんと歩ける装備で向かいましょう。
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ハートロック
沖縄県の古宇利島にある奇岩の一つです。珊瑚礁の基盤となる岩が海蝕を受けてこのような形になったのでしょう。南国らしい真っ青なヌケの良い空と美しい海の色、砂浜の取り合わせの中のハートロックは、自然にできたとは思えない組み合わせの風景ですね。
dreamsky / Adobe Stock
水平線を画面に入れた構図を取る場合の注意点は、敢えて画面を傾ける意図の撮影を行なう場合以外はとにかくキッチリと水平を出すことです。半端に傾いた構図は画面の不安定さや不安感を演出してしまいます。人間の視覚は画面の傾きなどには非常に敏感ですので、わずか0.5度の傾きにも気づきます。カメラ内蔵の電子水準器なども活用しましょう。
また、「地球が丸い」イメージを出す演出を行なう場合以外は、水平線が直線になるよう図形歪みのないレンズを使う方が良いでしょう。そうでないレンズの場合にはカメラの補正機能を利用するか、後処理で図形歪みを修正しておきましょう。
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華厳の滝
こちらは、滝と水しぶきが偶然にもハートを形作り、更にそこに虹が現れるという素敵な偶然が合わさった写真です。ハート型は偶発的なものですが、虹であればある程度撮影のチャンスを計ることができます。いつでも虹が撮影できる可能性があるのが滝の周辺で、時間帯などの条件の制約を受けることもほぼありません。滝から上がる水しぶきと太陽の光との角度を合わせるだけで、晴れの日ならば基本的に必ず虹が出るはずです。
このパターンでは虹自体よりも、虹を周囲の景観とどう組み合わせるかを意識した方が良いでしょう。
https://pashadelic.com/photo?id=1020283
Kazutaka Seki / PASHADELIC
華厳の滝周辺にはいくつも展望可能なポイントがあり、場所により虹が出やすい時間帯が変わります。
作例写真のように滝壺を上から見下ろすポイントでは、太陽が高く昇った時間帯でも虹が出やすくなります。(作例写真は10月末の午前10時半ごろの撮影)また、滝壺と同レベルの高さからの撮影の場合には太陽が高く昇る前でないと虹は見えません。撮影時間帯は季節によっても変動しますが、華厳の滝の場合には朝8時頃が一つの目安になると思います。
一年の中で最も寒さが厳しい時期ではありますが、外に出て撮影してみると思わぬ景観に巡り合うことが出来るかもしれません。是非素敵な場所を見付けて、心温まる作品を制作してください。
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