@yhassyの週刊UX : 海外で話題になったUX最新情報 その2 | アドビUX道場 #UXDojo
@yhassyの週刊UX
毎週、海外で話題になっているUX関連の情報をピックアップ。今すぐに役立つ情報から、将来の動向を予感させる学びのある記事までダイジェストで紹介します。今週の気になるトピックはこちら4つ。
Webサイトがどれも同じに見てしまう問題
Bootstrapのように手軽に実装できるCSSフレームワークが出てきて以来、Webサイトの情報構造や見え方がどれも同じになってきているという指摘。Bootstrapで作られたサイトを風刺するジョークサイトもあります。ユニークな見た目のWeb サイトが少なくなってきていることを危惧している人もいれば、そうと思わない人もいます。UXデザインという観点から言うならば、見た目がユニークかどうかではなく、ビジネス又はユーザーの課題を解決しているかどうかが重要でしょう。
記事でも指摘されていますが、車や家のようにWeb サイトもコモディティ化されてきたので斬新な見た目である必要はないのかもしれません。
この記事のコメント欄もなかなか白熱しています。
以下のような意見が出ていますが、あなたはどう思いますか?
- デザインツールではWeb サイトデザインに可能な表現をつくるのが困難
- フレームワークはバグが対処されていて汎用性が高いので良いのではないか
- クライアントが良いコンテンツをあらかじめ用意してくれないから、無難な『入れ物』を用意するしかない
- コンバージョン率を上げるための施策を続けるならフレームワークようなものがあったほうが早く動ける
- デザインの基礎がないままデザインすると他を真似て作るしかないから、同じような見た目が増えてしまうのではないか
UXデザイナーの告白
成果物やソーシャルメディアをみていると、すべて完璧にこなしているように見える UXデザイナーたち。けど本当に完璧にやっているのでしょうか?私たちと同じように葛藤をしたり、壁にぶつかることがあるのでしょうか。 著者の David O. Andersen さんが、UXデザイナーが隠している『罪』『葛藤』を 5 つ紹介しています。
- ユーザーのことを知るための十分な時間が持てなかった
- すぐ解決策を考えようとした
- 派手な演出、面白い見た目に惑わされた
- すべて自分でやろうとしてしまった
- 経緯を見せなくても成果物を見せれば良いと思っていた
個人的に「すべて自分でやろうとしてしまった」に共感。UXデザインの範囲は広く、やろうと思えばどこまでも果てしなく広がってしまいます。自分一人で抱えてしまうと結局全体工程が遅れることになるだけでなく、どれも中途半端になることがあります。 UXデザインの中で興味があるところを深掘りすることから始めて、徐々に広げていったほうが良いでしょう。
手軽に書体を組み合わせたい
Typ.io
タイポグラフィは奥が深い分野。特に2つの書体をうまく組み合わせるのが難しいところ。また、Webサイトだとグラフィックデザインのような自由がきかない場合があるので実現可能な組み合わせを考えるのも一苦労です。
どういう組み合わせが良いか迷っている方は Typ.io をご覧になってみてはいかがでしょうか。OS にあらかじめ入っているシステムフォントから、Webフォントと組み合わせたものまで様々な例が並びます。ここの良いところは、どの Webフォントサービスを利用しているのかも一目で分かるところ。もちろん Typekitで使えるフォントで絞り込みもできます。
Adobe XDのテンプレはここで探そう
日々増え続ける Adobe XD向けのUIキット。前回はスマートフォン用の素材を紹介しましたが、ココを見ておけ!と言えばXD Resourcesです。AndroidやiOS向けのUIキットだけでなく、ショッピング、チャットなど目的に合わせて作られたものもあります。
個人的にオススメなのは、Appleが公式で出しているiOS 11 UI Kit。膨大な数のUI要素が揃っていて、どのように整理すれば良いのかを考えるための参考にもなります。Creative Cloudのドライブに保存しておけば、デバイス間で同じテンプレートが使えるのも便利です。