米有名料理家のタイラー・フローレンス、 最新のデジタルツールで 伝統料理のレシピを次の世代に継承 #AdobeScan
Android デバイスや iOS デバイスで文書のキャプチャやスキャンをどこでも簡単に行える無料モバイルアプリの「Adobe Scan」。レシート、メモ、ドキュメント、名刺、ホワイトボードなど、あらゆる画像からすばやくテキストをスキャンして、検索可能な高品質の Adobe PDF ファイルに変換します。
今回、米国で活躍する料理家のタイラー・フローレンス氏が「Adobe Scan」を用いて、伝統料理のレシピを次の世代に継承する方法について、Adobe Document Cloud Blogに寄稿した抄訳記事をご紹介します。原文はこちらをご覧ください。
自宅で過ごした去年のサンクスギビング・パーティー(感謝祭)は、最高の料理、友人、家族に囲まれたとても素敵なパーティーでした。しかも、今年は21歳になる息子のマイルズによる楽しいサプライズもあり、特別なものとなりました。
この日、マイルズはカジュアルな装いではなく、ピシッとアイロンのかかったワイシャツを着こなし、パーティーに早めに到着していました。そして私のつくる料理を手伝いたいと言ってきたのです。
この出来事をきっかけに、私が受け継いできた料理や文化を、息子のようなミレニアル世代にどのように伝えていくのがよいか、考えるようになりました。私が思うに、この世代はちょっとした手助けをしてあげることで、自ら伝統的な家庭料理の作り方を学び、おのずと料理を始めるのではと考えています。
私は1990年代より料理することを生業としています。Food Networkでは、1,200種類以上のレシピを考案し、16冊の料理本を執筆してきました。また、これまでに収集した数百冊以上の料理本は、私が情熱をもって仕事をする上で大きな刺激を与えてくれます。しかし、こうした膨大な紙の資料は、どこかに置き忘れたり、失くしたりするリスクがあるほか、会話の中でひらめいた、料理のアイデアはいずれも、すぐに忘れてしまいそうになります。また、これまで作ってきたすべてのレシピは、必ずしもその全てがすぐに必要になる訳ではなく、どんなにたくさんの料理本を持っていても、ほとんどの人はごくわずかなお気に入りのレシピしか、実際には使わないのではないでしょうか。
そこで、旧世代と新世代の情報を繋げる際に役立つものとして、最新のデジタルツール「Adobe Scan」があります。このアプリさえあれば、スマートフォンはポータブルスキャナーへと早変わりし、どこにいてもレシピをスキャンすることができます。これは、私個人のレシピをつくるツールとして、そしてパーティー料理のアイディアのキュレーションツールとして活用しています。常に新しい創作料理を考えている私は、新しい発見があった時はいつでもAdobe Scanでスキャン、PDFに変換し、Adobe Acrobatを使って編集、家族や友人とレシピを共有しています。
マイルズや彼のようなミレニアル世代は、Adobe Scanを通じて、全く新しくて面白い、エキサイティングな方法で伝統的な家庭料理のレシピを保存し、新たな料理のアイディアを共有することができるようになりました。Adobe Scanを知って以来、私はInstagram上で料理本の中からお気に入りのレシピを友人に投票してもらい、その結果、人気の高かったレシピをPDF形式にしてレシピブックを作成しています。
※ファンが選んだレシピ集のPDFブックは、こちらからダウンロードできます。(英文)
Adobe Scanのようなデジタルツールで記憶を残すという考え方は、これまでの伝統継承の方法を大きく変える可能性を秘めています。昔のレシピと新しいレシピを1つにまとめ上げることができれば、世代を超えて伝統を継承することができ、これからの継承作業は指先一つで可能になるでしょう。