Adobe XD 3月アップデートリリース!Photoshopファイルの直接読み込み、ドキュメント間でのシンボルコピーにも対応 #AdobeXD

連載

Adobe XD アップデート

Adobe XD 3月アップデートのテーマはデザイン生産性の向上です!PhotoshopおよびSketchファイルをXDに直接読み込めるほか、ドキュメント間でのシンボルのコピー&ペースト、グループ化されたエレメントのスタイル編集、スクロール可能なアートボードの機能強化など、みなさんからご要望いただいていた多くの機能を実装しました。

日本時間 3月14日〜3月16日(米国太平洋時間 3月13日〜3月15日)にUXのトップデザイナーがAdobeLiveでAdobe XDの最新機能をご紹介するデモを行います。ぜひご覧ください。

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より簡単になったPhotoshop連携

XDを使えば非常に簡単かつ迅速にPhotoshopファイルをインタラクティブなプロトタイプに変換できるため、フィードバック収集やデザイン修正などの一連の作業をひとつのアプリケーション内で完結できます。PhotoshopファイルをXDに読み込むには、キーボードからCommand/Ctrl+Oを押下、または[ファイル]メニューの[開く]メニューアイテムを選択してPSDファイルを開くだけです。アートボード、レイヤー、アセットが自動的に編集可能な状態としてXDファイルに変換されます。

ただし、PhotoshopとXDではその機能セットが大幅に異なります。Photoshopのエレメントと効果のなかでXDの機能にマッピング可能なものはそのまま変換しますが、そうでないものはビットマップ化するか、あるいは持ち込まないという対応になります。このバージョンでサポートされている変換についてはこちらをご覧ください

なお、複数あるXDとPhotoshopとの連携方法については、「Adobe XDをはじめて使うPhotoshopユーザーが知っておくべきすべてのこと」にまとめて紹介していますのでご覧ください。

ドキュメント間でのシンボルのコピー&ペースト

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XDドキュメント間でのシンボルのコピー&ペーストが可能になりました。これまでは、コピーしたシンボルはグループとしてペーストされ、再びシンボルとして利用するためには追加の変換ステップが必要でした。これからは、他のドキュメントからコピー&ペーストされたシンボルはシンボルとしての状態を保ち、アセットパネルに追加されます。

現時点では、コピー&ペーストされたシンボルは元のドキュメントとのリンクが切れた独立したものとなりますが、シンボルのリンクがドキュメントをまたいで保持されることを望む声が多く寄せられており、XDチームはいまその実現に向けて努力しています。

グループ化されたエレメントのスタイル編集

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XDチームではみなさんの作業時間を短縮する方法を常に探っていますが、このリリースではグループ化されたエレメントすべての塗りと線を一度に変更できるようになりました。以前はグループ内の個々のエレメントを選択し、塗りと線を個別に編集しなければなりませんでした。このスタイル編集機能はアイコンなど多くの塗りと線で構成されるアートワークの編集をする際に大変便利な機能です。

スクロール可能なアートボードの機能強化

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スクロール可能なアートボードのビューポート設定が、キャンバス上で直接行えるようになりました。アートボードが垂直方向にスクロールするよう設定されている場合、新機能であるアートボードのキャンバス上に表示されるハンドルを使ってビューポートを編集できます。

Sketchファイルのサポート

Sketchで制作したデザインをXDに持ち込み、これまでにない速さでコンセプトをプロトタイプに仕上げることができます。XDから直接Sketchファイルを開くだけで自動的に変換され、アートボード、レイヤー、シンボル、効果がそのまま扱える状態のXDファイルが作成されます。

このバージョンでサポートされている変換についてはこちらをご覧ください。また、この機能への改善要望がありましたらUserVoice(英語)にお寄せください。

リソース

Adobe XDユーザー専用の無償UIキットを公開していますのでぜひダウンロードしてお使いください。

UXコミュニティ

日本語でのアップデート情報やUI/UXデザインの情報は、本ブログ以外にもFacebookページ「Adobe XD Japan」で配信しています。また、Twitterでの配信は@AdobeXD(英語)が積極的に行っており、ハッシュタグ #AdobeXD を付けて投稿すればXDチームにも届きます。

また、UXに関するインサイトをお届けするAdobe XDニュースレターにぜひご登録ください。

Behanceでプロトタイプをシェアする際は、タグに#MadeWithAdobeXDを付け、使用ツールにAdobe XDを設定してください。Adobe XDニュースレターで紹介させていただく場合があります。

日本のユーザーコミュニティ

日本においても、ほぼ毎月Adobe XD勉強会というユーザーコミュニティが積極的な活動をおこなっています。最新アップデート情報や使い方のTIPSなどをユーザー同士が共有しています。

この記事は2018/3/13にポストされたMarch 2018 Update of Adobe XDを翻訳したものです。

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