ビデオ素材を使って広がる創造性 #AdobeStock
私たちは昨年、Adobe Stockにおける新しいコンテンツのタイプ、モーショングラフィックスのテンプレートを発表しました。After Effectsで作成されたこれらのテンプレートは、アニメーションを用いたトランジションやタイトル、ローワーサードなどを制作する際に、Adobe Premiere Pro内で簡単にアクセスでき、クリエーターは自身のビデオプロジェクトに洗練された仕上げのタッチを加えることが可能です。
アドビのコレクションはモーショングラフィックスの世界トップアーティストによる作品を取り揃えています。LAに拠点を置くフィルムメーカー、Valentina Veeもその一人です。美容ブロガーでありYou TubeのスタイルアイコンでもあるMichelle Phanの元撮影監督兼編集者として、Valentinaは、目立つ動画を作るうえで、スタイルのあるモーショングラフィクスが持つインパクトを実感したそうです。「たとえば、アイメイクのテクニックを伝えるにしても、そう何度も同じような見せ方をするわけにはいきません。飽きられてしまいますから。動画に違いを出すうえで実際に効果的だったのは、各動画ごとに独自のグラフィックスのセットを制作することです」。
Make the Cutは、Imagine Dragonsの曲『Believer』のミュージックビデオ制作を動画コミュニティに呼びかけた弊社主催のコンテストですが、Valentinaはこのコンテストにもモーショングラフィックスを提供しています。
次なるステップとして、今後は全世界に向け、Adobe Stockを通じてモーショングラフィックスの制作をしていきたいと彼女は考えています。「テンプレートをつくっているときは、デジタルクリエーターのことを思い浮かべています。彼らならどんなエンドカードにするだろう?ローワーサードは?などと、想像しながら制作しているうちに、自ずと自分のスタイルが決まります」。
Vy QwaintのようなYou Tubeのコンテンツクリエーターにとって、その道のプロが作成したこうしたテンプレートは、大幅な時間の節約になります。Vyは、夫Chadとファミリー向けの動画を制作しているチャンネルと、ファッション、美容、DIYのチュートリアルを中心とする自身のチャンネルを持っています。双方を合わせると、登録者数は200万人を超えており、常に視聴者を引きつけ、楽しませるのは大変な仕事です。
「今は週に2~4本の動画をアップしています」とVyは言います。「常にコンテンツをつくっているので、やるべきことは山ほどあります。親しみやすい雰囲気を出そうといつも試行錯誤していますが、本当に効率的に時間を使わなければなりません」。
昔は自分の好みに合うグラフィックのスタイルを探さなければならなかったと、Vyは当時を振り返ります。その後、そうしたグラフィックスを自作しようと思い、After Effectsを詳しく勉強したそうです。現在は、最適な素材を見つけ、直接Premiere Proで自分のスタイルに合わせてカスタマイズするために、After Effectsで作成された数千ものモーショングラフィックステンプレートをAdobe Stock で閲覧することができます。
Premiere Pro CCはVyにとって、一カ所で必要なものすべてが揃うワンストップショップのような存在になっています。「以前から編集やLumetriでの色補正、字幕付けなどをPremiere Pro CCでやっていますが、今はモーショングラフィックスも使えますからね」。このように、Premiere Proと併せて、モーショングラフィックスのテンプレートを利用すれば、コンテンツの制作者は一番好きなことに集中し、自分のクリエイティブなビジョンを実現させることが可能です。
次のビデオプロジェクトに最適なモーショングラフィックステンプレートをAdobe Stockでぜひ探してみてください。
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この記事は2018年1月16日に Adobe Stock Team により作成&公開されたCreativity in Motionの抄訳です。