アドビ、エクスペリエンスデザイン業務の拡大を目的としたウィプロとのデザイン主導型提携を発表 #AdobeXD

本日、アドビはインドITサービス大手のウィプロとの新たな業務提携を発表できることをうれしく思います。ウィプロは情報技術、コンサルティング、ビジネスプロセスサービスの分野でグローバルに活躍する企業で、この提携はアドビとともにデジタルトランスフォーメーションに取り組むブランド企業におけるエクスペリエンスデザイン業務を拡大するものです。グローバルなブランド企業は卓越した体験をこれまでにない速度で提供することが求められており、それには説得力のあるデザインと、イノベーティブで新しいデザインアプリケーションによるデザイン主導の顧客体験創出が必須となります。

ウィプロとアドビの提携は、Adobe Creative Cloud全製品にわたって、とりわけモバイルアプリとwebサイトのデザインおよびプロトタイピングのためのオールインワンUX/UIソリューションであるAdobe XD CCを核として実施されるもので、すでにAdobe Experience Cloud製品群において成功を収めているアドビと同社のパートナーシップを領域拡大するものです。ウィプロは自身のグローバルブランド顧客向けUX/UIデザイン業務にAdobe XDを利用し、先進的なデジタル体験の制作と構築と運用を実現、さらに全世界の広範な地域におけるデジタルマーケティングやキャンペーンの実施にも活用します。創出されたデジタル体験は、同社のデジタル体験プラットフォーム「Wipro DXP(Digital Experience Platform)」を介してグローバルブランド企業に提供される予定です。

ウィプロのバイスプレジデントおよびコネクテッドカスタマーコネクテッド部門のグローバル責任者であるチャンドラ スールバット(Chandra Surbhat)氏は次のように述べています。
「ウィプロはアドビとの既存の強力なパートナーシップをデザイン分野にも拡大できることを喜んでいます。Wipro DXPにおけるAdobe XDの活用は、高度にアジャイルで拡張可能なデジタル体験ソリューションの提供を意味し、この組み合わせでグローバルブランド企業におけるデジタルトランスフォーメーションへの取り組みを継続して支援していくことになるでしょう。」

Adobe XDを組み入れることでウィプロは顧客のデザイン業務を効率的に拡大し、モダンでパーソナライズされた体験の提供に必要な膨大な量のコンテンツ制作を支援できるようになります。この提携は、ワークフローを改善し時間短縮につながるパワフルな新機能を備えたAdobe XDの新バージョンリリースと同じタイミングで本日発表されました。アドビはデザインコミュニティとの対話を重視しており、今回のバージョンでもPhotoshop CCとの連携などフィードバックやリクエストが多かった新機能が実装されています。また、ウィプロは顧客とのコラボレーションと共同作業を推進するワークスペース「デジタルポッド」を世界17拠点にネットワーク展開しています。

ウィプロはアドビの強力なパートナーであり、このような全世界規模でのコラボレーションによってエクスペリエンスデザインにイノベーションを起こし、顧客が卓越したエクスペリエンスを創出する手助けができることをうれしく思います。

この記事は2018/3/26にポストされたAdobe Announces Design-led Partnership with Wipro to Scale Experience Designを翻訳したものです。