@yhassyの週刊UX : 海外で話題になったUX最新情報 その8 | アドビUX道場 #UXDojo
@yhassyの週刊UX
毎週、海外で話題になっているUX関連の情報をピックアップ。今すぐに役立つ情報から、将来の動向を予感させる学びのある記事までダイジェストで紹介します。今週の気になるトピックはこちら4つ。
広い視野で情報設計を考えてみよう
ひとつひとつの画面をデザインをしていると全体像を見失いがち。見た目の設計だけでなく、画面から画面へどのようにユーザーが遷移するかも設計しなければいけません。IA(情報アーキテクチャ)は、効果的な情報の伝え方を設計する上で重要な専門知識です。
情報アーキテクチャと一言でいっても学ぶ範囲が広いわけですが、この記事はサイト全体の構造(サイトマップ、ユーザーフロー)にフォーカスしています。ユーザーの目的・文脈を理解した上で、どのようにユーザーを誘導すれば良いのかといった考え方や、必要な成果物を紹介しています。記事で紹介されているDraw.ioは、Webブラウザ上で手軽にダイアグラム図が作れるオススメのツールです。
昔はコッテリでした
流行り廃りが激しいWebデザイントレンド。ちょっと前までは斬新なデザインと思っているものでも、いつの間にか古臭く見えてしまうものがあります。Web Design Museumは、有名サイトの過去のデザインを一望できるサイト。AdobeのWebサイトも1996年から2016年までの 20年間のサイトデザインを楽しむことができます。
2000年前後までさかのぼると、影を使った大げさな演出やチラシのような見せ方をしたデザインが目立ちます。当時のWebサイトの役割やコミュニケーションの仕方を振り返ると、新たな発見があるかもしれません。
良かれと思ってしているデザインも…
コンバージョン率を上げるため、ちょっとした演出のためなど、様々な目的で実装されたUIが、実はユーザーには嫌われている場合があります。記事では以下の4つのUIパターンを紹介しています。
- ポップアップ
- 無限スクロール
- プッシュ通知
- スクロールハイジャック
スクロールハイジャックとは、Webブラウザ標準のスクロールバーの操作と動作と奪って、独自の動きをする UI。独創的な演出が作れるという利点があるものの、ユーザーの動きを縛ってしまうことから使うべきではないと紹介しています。
特に無限スクロールとプッシュ通知に言えることですが、『悪い』と紹介されている UI でも効果的に使えるシーンがあります。例えばPinterestは無限スクロールをうまく活用して、多くのビジュアルを観覧しやすくしています。こうしたUIはユーザーの目的と文脈によって評価が大きく変わるものなので、利用には注意が必要です。
ショートカットがどうしても覚えられないときに
仕事の効率を上げるには欠かせないショートカットですが、なかなか覚えられない人にはPretzelが便利な味方。ショートカットを表示させたいアプリを選択した状態で、メニューバーのアイコンをクリックするだけで任意のショートカット表にアクセスできます。ショートカットの早見表としてだけではなく、表にある項目をクリックするとコマンドを実行できるのも便利なポイント。
たくさんあってなかなか覚えられないPhotoshop, Illustrator, inDesign のショートカットもPretzelを併用しながら習得してみてはいかがでしょうか。