Adobe Dimension4月のアップデート 1.1を提供開始 #Dimension

by Takashi Iwamoto

Posted on 04-04-2018

昨年10月にバージョン1.0が発表されたAdobe Dimensionの最新の機能追加と機能強化をご紹介します。

Adobe Dimensionは、画像などの2D素材と3D素材を合成し、フォトリアリスティックなレンダリングを作成するために開発された3Dデザインツールです。3Dのスキルがない方でも、Dimensionを使えばすぐに3Dコンテンツの制作を始められます。

プロダクトデザインやパッケージデザイン、ブランドロゴ入りグッズなどのイメージを制作する機会はありませんか?Dimensionはこれらのデザインを素早くシンプルに作成できるワークフローを提供しています。Dimensionで作成された作品のギャラリーをご覧ください

例えばこちらは、缶コーヒーの美しい3Dデザインです。

ケニー・コイル氏によるデザイン。このシリーズの他の作品もぜひご覧ください!

日本でもDimensionを使用した作品や制作事例が増えてきました。Creative Cloud道場では、デザイナー、兼重さんによるDimensionの活用について特集しました。

海外でも同様に、DimensionユーザーのデザイナーとのAdobe Liveセッションが盛んに行われています!英語ですが、とても参考になります。

Dimensionをすでにお使いの方もこれから始める方も、Adobe Stockに3D素材が多数収録されていることは知っておいて頂きたいです。Adobe Stockの3DコレクションにはDimensionで使える4,000種類を超えるモデル、ライト、マテリアルが用意されています。高品質な立体モデル、質感を表現するマテリアル(大理石/プラスチック/鉄/土/布…)や光源・照明(環境光/スポットライト…)など、高品質な素材をすぐにダウンロードしてDimension上でお使いいただけます。どんな素材があるか!?ぜひチェックしてみてください。

それでは、2018年4月アップデートリリースの新機能と機能強化をご紹介します。全機能の一覧は、こちらをご参照ください。

Dimension CC 1.1の機能

Dimensionの進化の方向性として、パフォーマンスとユーザビリティに加え、他アプリケーションとの相互運用性の強化に重点を置いて開発にあたっています。

Photoshopでの編集(Edit In)

Dimensionで編集中のパーツを他アプリケーションと連動させながら編集する(Edit In)ワークフローが追加されました。今回のアップデートで、Photoshopとシームレスにやり取りしながら作業できます。(まもなくIllustratorにも対応予定)DimensionからPhotoshopを呼び出し>マテリアルを編集>変更結果が即時Dimensionの3Dイメージに反映されます。Creative Cloudエコシステム内で作業するメリットが最大限得られるよう、PhotoshopをDimensionでの制作に組み込んで使用できます。

Dimension CC 1.1で導入されたEdit Inワークフロー

ユーザビリティの強化

**地面へのスナップと整列
**この機能により、3Dオブジェクトをシーン内の地面に確実に接触させることができます。オブジェクトは簡単に移動できるため、最も低い点が地面に接触するようにしたり、オブジェクトをドラッグさせてオブジェクト(またはオブジェクトグループ)の底点、中央点、または頂点を地面にスナップさせることができます。

うまく着地しています。

マーキー選択
選択作業も柔軟に行えるようになりました。個々の、または複数のオブジェクトを簡単に選択することができます。また、選択の際に「完全に囲まれているオブジェクトのみを選択する」ように設定を変更することもできます。

CCライブラリでのカラーのサポート
CCライブラリは、Creative Cloud上に「よくアクセスするパーツ」を登録しておくことで、制作チームで共有できるなど素材管理を超効率化することができる非常に便利な機能です。DimensionにもCCライブラリが実装されており、1.1ではライブラリパネル上でカラーがサポートされるようになりました。ライブラリにカラーを保存して、モデルのベースカラー、シーンの背景、ライトの色として使用できます。

カラーパレットをライブラリに保存すれば、どこにでも活用できます。

パフォーマンス

3Dの編集ではアプリケーションのパフォーマンスが要ともなります。Dimensionでは、レンダリング(編集中のレンダリングと最終出力としてのレンダリングの両方)をとりわけ重視しています。Dimension 1.1では大幅なパフォーマンス強化を行い、シーンによっては平均30%のレンダリング時間の短縮を実現しました。

デザインの視覚化に関するPfeifferの最新調査によると、高品質でリアルな3Dイメージの作成は、Dimensionを用いると従来の手法よりも平均5倍高速化できるとされています。生産性ベンチマークレポートでは、従来の2Dベースで作成したイメージをAdobe Dimensionで達成する方法を比較しています。その結果、デザイナーは、Adobe Dimensionを使用する方が、はるかに迅速かつ効率的にイメージを作成できることがわかりました。

Pfeifferのレポート「The Productivity of Design Visualization」から抜粋

また同調査ではAdobe Dimensionの3Dワークフローを組み込むことで、5倍の速度で制作を行うことができるだけでなく、作業の最中も柔軟に変更、修正できると回答されています。Pfeifferのレポート「The Productivity of Design Visualization」はこちらをご覧ください。

**自動UV
**3Dモデルは2Dのテクスチャを貼り付ける際の座標情報である「UV」を持っています。UVはアプリケーションに対して、適用するマテリアルをどこにどのようにマッピングするかを伝えるためのものです。(これがうまくいかないと、貼り付けられたマテリアルが歪んでしまいます)最新の3DモデラーでもUVの追加は非常に複雑で、アドビの調査では、オンラインで入手可能なモデルの大半にUVが備わっていないか、あっても間違っていることが判明しています。これではマテリアル自身が高品質であっても、正しく適用されず失敗作とならざるを得ません。

Adobe Dimensionでは、Adobe Senseiを活用した先進のアルゴリズムによって、自動的にUVを作成したり、設定されたUVで検出されたエラーを修正するため、マテリアルとデカールをすぐに追加することができます。

コミュニティとフィードバック

アドビはユーザーの皆様からのご意見を常にお待ちしています。フィードバックをいただくためのさまざまな方法を用意しており、一番簡単な方法は、Dimensionアプリケーションのフィードバックパネルをお使いいただく方法です。(英語での入力となります)

フィードバックパネルでは新しいアイデアや機能に関する過去の投稿の閲覧や投票、問題点の報告などが行えます。また、Dimension feedback siteでも投稿をお待ちしています。すべてのコメントに目を通していますし、ユーザーの皆様とともに、Dimensionを作り上げていきたいと考えています。
すでにフィードバックをお寄せいただいた皆様にはこの場をお借りして、感謝を申し上げます。ぜひ引き続き、よろしくお願いいたします。

使い方を学ぶ

新機能の提供はもちろん、ユーザーの皆様が必要としている情報の提供にも尽力しています。これからDimensionを使った制作を始めたい方、Tipsなどよりよく使う方法を更に学びたい方、以下のリンクをぜひご覧ください。Dimensionをフルにご活用いただけるよう、今後もこれらのコンテンツを充実させていきます。

皆様のご意見、ご感想をお待ちしています。まだ、お試しでない方は、この機会にぜひ触れてみてください。

そして、次回のアップデートにもご期待ください!

Topics: クリエイティブ

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