旅先でのビデオ撮影:トラベル作品を撮るために必要な5つのポイント #AdobeStock
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映像作家であり Adobe Stock のコントリビューターでもある Rick Ray には2つのパッションがあります:撮影と旅。彼は世界中を旅し、これまでに様々なドキュメンタリーをフィルムに納めてきました。その中には「10 Questions for the Dalai Lama」など受賞歴のあるものも。そして最近ストックビデオの撮影も始めたという彼に、今回旅先で良い動画撮影を行うためのコツについて伺うことができました。
クレジット: Rick Ray / Adobe Stock
1. 十分な事前リサーチをしておくこと
旅に出る前に Rick が必ずしていること、それが「訪れる場所」とそこで「撮れるであろう動画」のための詳細リサーチ。独特で秘境の地に行くのが好きな Rick は、目的地が決まるとまずその地のGoogle画像をチェック、既にどんなものが撮影されているか、そして他のストックサイトで販売されている動画がどのようなものかをリサーチします。Adobe Stock のサイトではダウンロード数や人気度でフィルターをかけバイヤーが興味を持っている作品をチェック、市場で需要がある動画の撮影計画を立てます。また、反対に存在しない動画も探し、新しいコンテンツの撮影にも挑みます。
2. 必要最小限で出かけること
シンプルでミニマルなパッキング スタイルも、Rick のこだわりの1つ。機材は通常、カメラ、三脚、ハンドヘルドジンバル、ドローンの4アイテムのみととても身軽。
カメラは、シンプルながらも美しい4Kビデオを撮影できる強力な小型タイプ。ストック動画にとって、スムーズな動きをとらえるということはなにより重要、そのため軽量な三脚に加えジンバルも携帯しています。それにより、動いている間でも安定した滑空グライディングショットをとらえることができます。
そして、ドローンの飛行が許可されている地域に行く際には、必ずドローンを持っていきます。普通のカメラでは撮影できないような風景を見事にとらえることができるドローン撮影はストックでもとても人気があります。
クレジット: Rick Ray / Adobe Stock
3. フレキシブルであること
旅の計画には多くの準備と時間を要しますが、だからと言ってそれだけに縛られてはいけません。突然のチャンスにも対応できるようオープンな心構えでいなければならないと Rick は言います。計画がどれほど綿密でも、実際に撮影地に辿り着いた時に計画通りに行くとは限らないからです。 「時には、たった1ショットのために山を登らなければいけないこともあります。でもいざ登ってみると正しいアングルで撮影ができず、代わりに山を降り別の山までハイキングする、ということなどもあります。実際には、すべて撮りながら進めるという感じ、あらかじめ詳細まですべてを計画できるものではないのです」と Rick は言います。
4. 光を大切にすること
Rick の撮影スタイルは、軽く、速く、そして流れるように。そのため、照明器具を撮影に一切持参しない彼は、自然光を可能な限り利用します。つまり、早起きをし、短時間でできるだけ多くの撮影をするということなのです。
5. 機材の管理と仕上げ
旅行中は荷物の管理も大切。自分の荷物からは常に目を離さず、移動をするのであれば、その度にメモリーカードを交換することも忘れずに。最近は大手の航空会社でも荷物の紛失は珍しくなく、Rick はこれまでにすでに4つも紛失したのだとか。
そして動画を提出する前に、Rick は Premiere Pro CC を使い、さらに上質な動画に仕上げます。自分の映像が検索結果のページに表示されるよう、まずは彩度と鮮やかさから調節し始めます。 また特殊効果や劇的な変更を加えすぎてしまうと、動画の魅力が落ちてしまうので注意が必要。ストックのバイヤーは、自分たちのプロジェクトのスタイルの型にはまることのできる多彩な動画を探しているので、編集はできるだけ少なくする方が良いのです。
Video source: Rick Ray / Adobe Stock.
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この記事は2018年5月31日に Adobe Stock Team により作成&公開された Video on the Move: Five Tips for Travel Stock Shooters の抄訳です。