Premiere Proのエッセンシャルサウンドを使って失敗しない音のバランスを取ろう!

忘れがちな音声レベルの調整


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皆さんはビデオ編集をするときに様々なカットをつなぎ伝えたい物語を表現しているかと思います。その為にトランジションやエフェクトを適用し、最終的に色調整もしていると思います。そこで皆さん質問です。音の調整されてますか?

これだけはやっておきたい音の設定

音といえば、イコライザーで周波数を調整したり、ノイズを除去したりと難しそうなイメージですが実は音のバランスを整えるだけで劇的に聞こえやすくなります。人物の会話とBGMがぶつかっていたりすると非常に聞き取りづらく不快になってしまったことが経験としてあるのではないでしょうか?今回は何もしないよりこれだけはやっておくといい機能をお伝えしたいと思います。

それぞれの音のレベルを整える(ラウドネス)

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ラウドネスというと聴きなれないかもしれませんが簡単にいうと「聞こえている音」の数値化です。デシベルというのは聞いたことがあると思いますがあれは電気信号の数値だったりするの実際に聞こえている音レベルとズレが生じることがあります。編集するときにも実際に人が見るわけですから理にかなっているのです。

PremiereProにはエッセンシャルサウンドというパネルが少し前から追加されました。直感的に音調整ができる便利なツールなんですが実はここにラウドネスが搭載されています。会話、ミュージック、効果音、環境音とそれぞれにラウドネス機能がありボタン一つで平均的な各音声のレベルに自動調整を行なってくれるのです。例えば、会話のクリップが多数ありカメラの音のレベルが同じ設定でなかったりするとそれを一定のレベルに揃えてくれるのでカットのつながりも聞こえやすくなります。まずはこれで各音のレベルを一定にしておきましょう

特定の音を聞き取りやすくする(自動ダッキング)

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「音の聞こえにくさ」で多いのが音声のバランスが悪い事が考えられます。このダッキングの機能は特定のクリップの音声が再生されている部分に対して音を自動で下げてくれる機能です。この機能を使えばBGMにぶつかって会話が聞き取りにくいということもなくなります。タイミングや低減量は各パラメータで調整できるのでなんども試すこともできます。

まとめ

「ラウドネス」「自動ダッキング」を順にかけておくことでレベルオーバーやレベルが小さすぎるという事はかなり防ぐ事ができると思います。特に音調整をしない場合でも最低限これをかけるかかけないかで大きく変わってくるので是非使って見ていただきたいと思います。

それでは〜