「子どもがいてもキャリアアップを歓迎してくれる」~ワーキングペアレンツに聞く!アドビでの仕事と家庭の両立~(小学生編) #AdobeLife

本ブログでは、アドビ ジャパンの社員の子育てを支援する「ワーキングペアレンツネットワーク」に所属するアドビ社員に、子どもの年齢別に仕事と家庭の両立についてのインタビューを行っています。今回は小学生と未就学の子どもを育てながら最近バックオフィス部門からセールス部門に異動した、デジタルメディア法人営業部 営業推進部インサイドセールス 岡本 高麗子に未就学児期と違った小学生の子育てとアドビでの働き方について聞きました。

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小学生育児は、子どもとの会話の時間を作るのが困難
私は今、営業推進部でインサイドセールスという営業推進を担当しています。主なミッションは、デジタルメディア製品の企業利用におけるリード(見込み客)を見つけることになります。我が家には現在小学校3年生の娘と4歳の息子がいるのですが、普段朝は5時半から6時の間に起きて急な仕事がないかのメールをチェックし、洗濯機をまわし、家族分の朝食を用意し、朝食を食べながらその日に行われる娘の小テスト勉強などに付き合います。娘と主人を送り出した後は、息子に朝食を摂らせながら洗濯物を干し、夕食も軽く準備をしておきます。そして、息子を保育園に送り届けてからようやく出社です。会社は18時過ぎに出て、息子の保育園のお迎え後に家に着くのが19時半、夕食を作って食べ終わるのが20時半、21時に入浴、22時に子供達を就寝させるという流れで毎日を過ごしています。

だいたいが19時半に帰宅ですので、朝の間にある程度の家事をしておかなければならず、また、同じく夜は娘の学習に付き合う時間も取れないので、朝付き合ってあげるしかありません。娘はもう小学校3年生ですので、「会話をしたい」という姿勢で向き合ってきますが、その時間を作るのが難しく、悩ましいところではあります。ただ、今年はサバティカル休暇を取得する予定ですので、娘が夏休みの期間に自由研究を一緒にやったり、色んな場所に行ったりなど、子ども達と大切な時間を過ごそうと思っています。

親は子どものマネージャー。保育園のありがたみを改めて感じる
娘が小学校に上がってからは、ともかく娘のスケジュール管理が大変です。保育園時は仕事が終わるまで預けて一緒に帰宅というスケジュールでしたが、今は娘が自分で行動をしなければならないので、公・民両方の学童/習い事/お友達と遊ぶ日の把握や、宿題を出しているのかのチェック、音読などの第三者が付き合わなければならない宿題、そして学校とのやり取りなどが発生します。

娘が小学校に上がって、保育園のありがたみを実感しました。保育園は登園さえすればいいですが、小学生はスケジュールを細かく把握しておかなければ、印刷物で渡される学校からのお知らせを確認するタイミングが少し遅れたり、イレギュラーな下校時間と学童保育の開始の時間の調整が必要だったのにそれに気づくのが遅かったりなどちょっとしたことで、今までになかった様々なトラブルに見舞われます。その他にも学童、習い事などの下調べ、申し込みやそれぞれのスケジュール調整などといった作業や、通学路や習い事なども「どの道を通る」「誰とどこに行っていい」といったアドバイスを都度行う必要があり、小学生の親は子どものマネージャーにならなければなりません。今は色々な犯罪も増え、特に女の子は一人で行動させるのがとても不安です。ただ、全く一人で行動しないのも問題ですので、行動の制限の加減が難しいところではあります。こういった細かいことが、近年認知されるようになった「小1の壁」に繋がるのですが、私の場合はメキシコで育ったせいもあってか、その辺りは楽観的に考えており、ともかく毎日を忙しく過ごしていく内に慣れていきました。

学校行事やPTAの業務をこなすには、在宅勤務をうまく活用する
保育園に通っていた時は、熱が出るとお迎えに行かなければなりませんでしたが、小学生になって病気の回数が減ったので、この3月からは子どもの病気を理由に在宅勤務をしていません。ですが、学校にはともかく平日行事が多いのです。昨年は本当に大変な一年で、学童の会長職とPTAの研修委員の2つの役が同時に回ってきたので、平日だけでなく土日にも会合の召集がかかり、自分が担当している役割の話し合いの際は休むことができませんでした。今年は役員になっていませんが、それでも授業参観や保護者会などで、4月~6月末までに既に3回も平日学校に行かなければなりませんでした。そういった際に在宅勤務を活用しています。

小さな子どもがいてもキャリアップを歓迎してくれた
私はアドビに入社して17年になりますが、今年の3月まではセールスオペレーションというバックオフィス業務を担当していました。現在行っている営業のポジションが新しくできたと知った時、自分もこのポジションを是非担当してみたいと思いましたが、私には営業経験がありませんでしたし、まだ小さい子どもがいる内は営業部隊に移ることでお客様や同じ部の方々に迷惑がかからないかが心配でした。ですが、上司に相談したら「そんなことで躊躇しないでください。子どもはこれから徐々に強くなっていくだろうし、他の人も親を介護している人もいればペットの病気等、色々と事情を抱えていますので、新しいチャレンジを応援していますよ」と言ってもらえたので、安心して手を挙げることができました。

アドビは、チャレンジ精神を持っていれば手を挙げた際にだめだと言われることはない環境であることを実感しました。上司も周りも、変に気を遣わず良い意味で子どもを持っているという事を忘れさせてくれるので、気持ちが楽です。様々な事情を抱えた人でも色眼鏡で見られることがなく、働きやすい職場であることに感謝をしています。

~ワーキングペアレンツに聞く!アドビでの仕事と家庭の両立~、次回は「受験生」編です。(2018年冬頃掲載予定)