国内で「電子署名」がクラウド上で利用可能に!あらゆるコンプライアンスのニーズを満たす、モバイル時代に対応した電子署名・電子サインソリューション #AdobeSign

連載

クラウドベースの電子サインソリューション「Adobe Sign」特集

先日、電子署名・電子サインソリューション「Adobe Sign」において、セイコーソリューションズおよび、GMO グローバルサインが提供するPDF署名用証明書サービスと連携したクラウド署名サービスがリリースされました。従来の電子署名は、電子証明書を格納したUSBやICカードとのインターフェイスをもつPCに署名環境が限定されていました。「Adobe Sign」のクラウド署名により、スマートフォンやタブレットなどのモバイルデバイスでの署名が可能となり、場所やデバイスを問わない、より柔軟な署名が可能となります。

「Adobe Sign上で電子署名をする場合、「クラウド署名」と、署名対象の文書をダウンロードしてデスクトップ環境のAcrobatで署名する2種類の方法から選択できます。

現在国内ではGlobalSignとSeiko Cloud Signaturesのサービスをご利用いただけます

Adobe SignでシームレスにSeiko Cloud Signaturesのサービスに連携されます

今まで電子署名がなかなか普及しなかった理由

電子サインと電子署名は同じ行為であると認識されがちですが、大きく「第三者機関の認証局が発行する証明書の有無」という点で異なります。認印(電子サイン)と実印(電子署名)の違いに例えられることが多く、誰の実印であるかを証明する「印鑑登録証明書」にあたるのが、電子署名する際に第三者機関から発行される「電子証明書」となります。そのため、利用者の本人性が明確にできる電子署名では、厳しい法的証明力が求められる文書に適用可能です。

電子署名を認める「電子署名法」は2001年に制定されており、概念自体はそれほど新しいものではありません。しかしこれまでは、認証局から交付されるICカードやUSBのトークンをはじめとした、物理的な専用のセキュリティデバイスに保管された証明書ベースのIDを使うなど、複雑で時間がかかり、面倒な手続きが多かったため、一般ユーザーにはなかなか普及しなかったという背景がありました。

しかし、Adobe Signを通じて可能になったクラウド署名では、Adobe Signの特徴である利便性と、信頼された認証局プロバイダとのシームレスな連携による強固な本人認証力の両方を兼ね備えているため、より簡単に電子署名を導入することが可能になり、今後様々な場面での普及が期待されます。

特定のデバイス環境依存という制約から解放。場所やデバイスを問わず「電子署名」と「電子サイン」の使い分けができるAdobe Sign

すべての電子契約が必ずしも「電子署名」である必要はありません。法律や規制で規定された一部の文書を除き、当事者間での合意があれば契約行為自体は電子サインでも十分に法的有効性を担保することが可能です。Adobe Signは、電子サイン、電子署名の両方に対応しているため、文書や関係する組織や当事者間の要件に合わせて使い分けすることができます。

しかも、Adobe Signでは、これらのやり取りがすべてインターネットのブラウザ上で、安全でセキュアなクラウド上で完結します。PCからだけでなく、スマートフォン片手に出先から、最高レベルのコンプライアンスに準拠した電子署名を実行することができ、より俊敏性の高いビジネスの実現に貢献します。