2018年度のインターンに聞く、アドビの魅力 #AdobeLife

アドビは世界各国でインターンシップ制度を実施しています。アドビのインターンは、さまざまな分野のチームの一員として日々のビジネスに一緒に取り組める実務的なプログラムです。インターン生を精神的にサポートするメンター制度を取り入れ、達成感ややりがい、楽しさを感じられる充実した制度になっています。2018年はマーケティング本部、カスタマーエクスペリエンス本部、研究開発本部でインターン生を受け入れました。

2018年度のインターンとして、約6週間のアドビジャパンの業務にたずさわった、カスタマーエクスペリエンス本部の四方田貫児さん、マーケティング本部教育市場部の柴田涼子さん、研究開発本部の林宏幸さんの3名に、インターン経験について聞きました。

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2018年度のアドビジャパン インターン生 四方田貫児(よもだ かんじ)さん(左)、 柴田涼子(しばた りょうこ)さん(中央)、林宏幸(はやし ひろゆき)さん(右)

―大学ではどのような勉強をしていますか? また、アドビでの所属部署と仕事内容を教えてください。

四方田:青山学院大学の経営学部マーケティング学科で勉強しています。アドビでは、カスタマーエクスペリエンス本部にて、従来のデスクトップ版であった「AEM (Adobe Experience Manager) Problem Analyzer」という社内ツールのweb版の作成を担当しました。この社内ツールは、アドビのデジタルコンテンツ管理プラットフォーム「Adobe Experience Manager」の不具合の解析と原因の特定を自動化する画期的なツールです。

柴田:慶應義塾大学の経済学部経済学科で、専攻は国際マクロ経済学です。アドビでは、マーケティング本部の教育部門でインターンを経験しました。K-12と呼ばれる初等・中等教育から高等教育機関に向けて、アドビの製品の認知度を上げるためのキャンペーンやワークショップのサポートに携わりました。アドビのソフトウェアを導入している学校機関において、アドビ製品を利用できることを知らない学生達がまだ多くいるため、それを知らせるフライヤーをデザインしました。また、YouTubeで配信しているチュートリアル動画に簡単にアクセスできるためのソリューションも考えました。

林:電気通信大学大学院の情報理工学研究科情報学専攻で、自然言語処理や機械学習をテーマに、Siriなどの対話システムがより流暢に会話できるようにするための研究をしています。アドビでは、研究開発本部にて、日本語版製品プロトタイプの強化や機能向上に従事しました。具体的には、広告メールの開封率を上げるため、機械学習を用いて最適なメールの件名をレコメンドするシステムに取り組みました。

― インターンの募集はどのように見つけましたか?

四方田:LinkedInでアドビのカスタマーエクスペリエンス本部のインターンの一般募集を見つけました。担当の方に仕事内容を伺い、興味を持ったのがきっかけでした。

柴田:LinkedInでアドビのマーケティング本部のインターンの一般募集を見つけ、応募しました。

林:大学研究室のOBに、アドビの研究開発本部に勤務していらっしゃる方がいます。学生向けの説明会において、その方からアドビのインターンについてお聞きし、興味を持ちました。

― アドビについては知っていましたか?

四方田:クリエイター向けのツールであるAdobe PhotoshopやAdobe Illustrator、Adobe XDの会社という認識はありました。エンタープライズ向けのマーケティングサービス事業を展開していることは全く知りませんでした。

柴田:家族でアメリカに住んでいた頃、近所にアドビ本社があり馴染みのある会社でした。アドビでは、セールスとマーケティングからEducation専門のチームが編成されており、アドビが「教育」に力を入れていることを初めて知りました。

林:正直、PDFやAdobe Flashの会社という印象を漠然と持っていた程度でした。広告等に関連したキャンペーンやサービスの開発をしていることは、今回のインターンを通して初めて知りました。

3人とも他企業でインターンの経験があるとお伺いしましたが、アドビならでの経験について教えてください。

四方田:以前はスタートアップの企業などで長期のインターンを経験しました。アドビは、「働きがいのある会社」(Great Place To Work)調査などのランキング等でよく上位に見かけましたが、実際にアドビで働いてみて、異なる価値観を認め合い、その異なる価値観を強みとして連携している環境だと感じました。またダイバーシティに富んだアドビは、組織を活性化する働きやすい環境が整っていると感じました。業務面では、インターン生ながらもかなりの裁量が与えられ、部門全体ミーティングにも積極的に参加でき、アドビの社員の一員として働くことができました。

柴田:昨年のマーケティングリサーチの会社のインターンでは、日本市場へ参入したい海外企業とのやりとりが主な業務で、海外から見る日本という視点に注力しました。一方アドビでは、国内の教育機関へのネットワークを強化するという、国内市場を意識した新しい視点を持って働くことができました。アドビの製品はプロのクリエイターが使用しているイメージが強いですが、中学生や高校生を対象にしたイベントに参加し、若いうちからクリエイティブなスキルを学ぶ重要性を認識しました。

林:以前インターンで働いたIT関連企業では、開発関係の人としか関わりがなかったのですが、アドビでは、部署に関わらずオープンな職場環境で、多趣味で幅広いキャリア持った方と話をする機会が多くありました。また、入社早々にAdobe Family Dayや、Adobe Symposium 2018に参加し、業務以外でもアドビならではの体験が多くありました。業務の進め方に関しては、何をするかという段階から自ら決断することができる高い自由度がありました。現状成果を報告するとすぐにフィードバックを頂けるという社内のスピード感はよい勉強になりました。

― 最も達成感を感じた経験を教えてください。また、今後のキャリアに生かせるような発見はありましたか?

四方田:留学経験も少しありますが、アドビのようなインターナショナルな組織で働くためには、英語力が重要だと改めて思いました。業務面では、世界各地で使われている社内ツールに携わり、技術的な課題に対して自分なりに考え、解決できた瞬間は達成感がありました。インターンの経験を通じて、裁量性のある働き方や、それをサポートする働く環境の大切さを初めて意識し、今後のキャリアでも考慮したいと思いました。

柴田:今回の業務では、「Adobe Education Exchange」という教育関係者向けコミュニティサイト上に、初・中級者向けのチュートリアルをまとめたマイクロサイトをAdobe XDを使用して構築しました。この仕事を通して、利用者の使いやすさを意識した「見せ方」や「分かりやすさ」の大切さを学びました。大学の研究や以前のインターンでもリサーチが中心でしたが、素材集め(リサーチ)だけではなく、その素材をどうプレゼンするかが大切であるということは、アドビで学べた重要なレッスンです。

林:アドビで取り組んだ業務に対して、部門の方々の評価をしっかりと頂け、短い期間でも実績を残せたので達成感がありました。英語が苦手なので外資系企業などで働くことを考えていませんでしたが、様々な人に出会える環境や活躍できる場を広げるため、英語を改めて学ぼうと思いました。また、一つの製品を開発するエンジニアリングに携わり、物を作る楽しさを体験しました。今後は、研究職ではなく、大学の研究を生かして企業で働くキャリアを検討しています。

―次年度のインターン生に一言お願いします。

四方田:アドビは、積極的に取り組めば、得られる事が多い環境が整っています。多くのイベントがあり、色んな人に出会う機会も多いです。ぜひ挑戦してほしいと思います。

柴田:アドビの社員の方々は、インターン生の考えやアイディアを真剣に聞いてくださり、一緒に考え、実際にプロダクト化されることもあります。成長できる機会が整っているので、ぜひ応募をしてください。

林:アドビは、本当にユニークな人が多く、社風もフラットです。自分の意見を持って積極的にチャレンジしてください。