Adobe Acrobat DCを大幅にアップデート!場所やデバイスを問わないテレワークを支援する4つの機能をご紹介 #AcrobatDC
アドビは2018年10月2日に、PDFソリューション「Adobe Acrobat DC」を大幅に刷新しました。アップデートでは、モバイルユーザーからの利用を想定した機能が強化され、いつでもどこでも、Acrobat DCの強力なPDFツールを使えるようになります。今回アップデートされたAcrobat DCの主な機能は以下の4つです。それぞれの機能の具体的な活用方法を紹介していきます。
- クラウドベースの共有レビュー機能
- 様々なPDFを一元管理する「ドキュメントハブ」
- タブレット端末によるPDFのタッチ編集機能
- 電子サイン「Adobe Sign」の標準化
面倒な「レビュー作業」を解決!クラウドベースの共有レビュー機能
この機能により、ドキュメントの「共有」ボタンをワンクリックするだけで、Adobe Document Cloud上で簡単にクラウドベースの共有が可能になります。Adobe Document Cloudのスペースを利用するため、従来のように煩わしい共有サーバーの設定は不要になります。
お使いのAcrobat DCでドキュメントを開き、画面右上の「共有」をクリック。レビューを依頼したいユーザーのメールアドレスを記入して「送信」をクリックするだけで、簡単に共有・コラボレーション作業を行うことができます。 共有方法は、レビュー権限のある「レビュー」、または、閲覧するだけの「表示」から選択することができます。
レビュー依頼をする場合、「期日」を設定することも簡単です。画面上の「期限を設定」をクリックし、レビューの期限、そしてリマインダーの送信日を設定することができるようになりました。この機能により、確認漏れを防ぐことができます。
共有レビュー機能では、文書への注釈だけでなく、チャットコミュニケーションのようにコメント履歴を残すことができます。全てのコミュニケーションは、リアルタイムに共有されるため、煩雑なメールのやり取りが不要になり、レビューの時間も大幅に削減することができます。
ドキュメント画面右側に、リアルタイムですべてのコミュニケーションが表示されます。「@+ユーザー名」を記入することで、そのユーザーに向けてメッセージを送信できるようになりました。
また、従来、PDFドキュメントのレビューをする際は、Acrobat製品が必要でしたが、今回のアップデートにより、Webブラウザでもレビューができるようになりました。レビューするクライアント側の環境を問わずに、共有やレビューといったコラボレーションが可能になります。
(Webブラウザ上での画面) レビューを依頼されたユーザーは、Acrobat製品を持っていなくても、そのままWebブラウザ上でドキュメントの確認、コメントの確認、コメントの追加をすることができます。
デザインが一新された「ドキュメントハブ」により、場所やデバイスを問わずにPDFの管理が自由自在に
今回のアップデートにより、デスクトップ、モバイル、ウェブで統一されたUI/UXが採用され、異なるデバイス間でのシームレスなドキュメントの確認・共有・編集が可能になりました。新しく実装された「ドキュメントハブ」からは、Adobe Document Cloud 上のドキュメントを一元的に管理できるほか、共有レビューのステータスやAdobe Signでの署名状況などを簡単に確認できるようになります。
今回新しく追加されたAcrobat DCのホーム画面の「レビュー用」の項目。これをクリックすれば、現在進行中のレビューファイルの一覧が表示され、ドキュメントを選択すると、レビューの期限、レビュー担当者、ファイルの開封状況やレビュー状況を瞬時に確認できます。
さらに、外出先などで作業する場合、お使いのPCにAcrobat DCがインストールされていなくても、Webブラウザ上でAdobe Document Cloudにアクセスし、作成や書き出しなどPDFファイルに対する様々な操作が可能です。
(Webブラウザ上での画面)クイックスタートを活用すれば、Webブラウザ上でのPDFの作成や結合、Microsoft WordからPDFへの書き出し等も可能となります。
タブレット端末から、PDFのタッチ編集が可能に!
新しいAcrobat DCでは、iOSのタブレット端末でのPDFの編集が強化されました。タブレット端末のタッチ機能を活用した直感的操作により、効率的な操作が可能になります。
タブレット端末でPDFファイルを開き、変更したい箇所をタッチするだけで、PDF内のテキストを編集したり、書式設定をしたり、画像の追加・回転・リサイズなど、自由自在に操作することができます。今回の新機能により、外出先や移動中でもタブレットを使った編集が可能となり、時間と場所を選ばないモバイルファーストの働き方を実現できます。
電子サインサービス「Adobe Sign」で、署名作業を快適に
従来の「署名用に送信」機能は、Acrobat DCとAcrobat Reader DCにおいて「Adobe Sign」として名称統一されました。これにより、個人からエンタープライズまで、PDF上で、いつでもどこでもデバイスを問わない署名が可能となり、全てのAcrobat DCユーザーがAdobe Signのメリットを享受できるようになります。
以上、主な4つの機能を紹介しました。これら全ての機能は、Acrobat DCのサブスクリプション版、もしくはAdobe Creative Cloud のサブスクリプションをお持ちの方にご利用いただけます。まだAcrobat DCのサブスクリプション版をお持ちでない方は、ぜひ導入を検討してみてはいかがでしょうか。