After Effects連携でPremiere Proのグラフィックテキストの表現力をさらにUP!
Premiere ProのグラフィックテキストはAfter Effectsと連携してアニメーションを作り込むことが可能なので是非使っていただきたい機能です。今回はPremeire ProとAfter Effectsの連携で代表的な2つの機能をご紹介します。
- イージーイーズ
- 動きを滑らかに行うことのできるテキストアニメーションには欠かせない機能です。After Effectsに持っていけばよりコントロールが簡単になります
- モーションブラー
- 人の目に違和感のないように動きにブレを追加する機能です。これがあるかないかだけでも多いな印象の変化をもたらします。
手順
1.Premiere Proでテキストを配置
https://blogs.adobe.com/creativestation/files/2018/10/b83f922c96ba73997f6759612c05fd9b.png
Premiere Proの文字ツールでテキストを作成します
ツールパレットにある文字ツールを使ってテキストを打ち込みます。動きをPremiere Pro上で作っておきたい場合はエフェクトコントロールから位置のパラメータの左にあるストップウォッチをオンにしてアニメーションを時間ごとに指定してください。
2.After Effectsのファイルに変換する
https://blogs.adobe.com/creativestation/files/2018/10/1248bf0ed7cb244bfb7bee0982d489c5.jpg
シーケンス上のテキストクリップを選択して、**「After Effectsコンポジションに置き換え」**をクリックします。こうする事でPremiere ProからAfter Effectsにファイルを送信することができます。この場合クリップが置き換えられたくない場合は上のトラックにクリップを複製して飛ばすことをお勧めします。一度変更してしまうとクリップがAfter Effectsのクリップと置き換わるので戻すことが出来なくなるからです。
3.作業用のプロジェクトを作成
新規にAfter Effectsを開くことになるのでプロジェクト名を決めて保存します。この時の保存先はPremiere Proのプロジェクトと同じ場所にしておくと見失うこともないと思います。
4.After Effectsでアニメーションの動きを調整する
After Effectsが開いたらPremiere Proで作成したテキストがコンポジションとして開いています。コンポジション内のソース名に表示されているテキスト名左の三角マーク(▼)を開くとトランスフォームが表示されます。Premiere Pro側で設定したキーフレームが引き継がれているので動き終わりのキーフレームを選択して右クリック。「キーフレーム補助」から「イージーイーズ」を選択します。これで動きがゆっくり止まるようになります。
5.動きのブレを追加する
コンポジションの左側に1番と2番のアイコンがあるのでクリックしてください。これはテキストが動いている時にブレをシュミレーションしてくれます。これをモーションブラーといいます。
6.変更を保存
ここまでできたら保存します。
7.Premiere Proに戻す
Premiere Proに戻ってみると、After Effectsで変更したイージーイーズやモーションブラーが適用されています。
このような感じでPremeire ProとAfter Effectsを行き来する事は今後とても多くなってくると感じています。現在でも一人で多くのことを把握してクリエイティブを作っていくことが全てのクリエイターにとって必要なスキルになってきています。ソフトを跨ぎながら業務を行なっていく、クリエイティブを作っていくためにも今まで以上に連携を強化して快適なアドビライフを送ってください^^
ではでは〜