スマホだけで1万いいね!を生み出す編集技術 #AdobeStock

連載

CURBONと考える、「共感」を呼ぶ作品の作り方

ソーシャルで人気のテーマを踏まえつつ撮影のテクニックを学んで、Adobe Stockでベストセラー作品を目指してみませんか?このブログでは、CURBONがおススメするアーティストさんから、素敵な作品を撮る方法を教えていただきます。Instagramなどのソーシャルで広く活躍されている方のテクニックを学んで、売り上げアップを目指しましょう。

今回のテーマは素敵な子供の写真で人気の高い相武えつ子さんにご紹介していただく、ソーシャルで注目を得て、スマホだけで10,000以上の「いいね!」を生み出す写真編集技術です。これを基にAdobe Stockでもより注目度が増した作品を出されて見てはどうでしょうか?

1. 撮影時に「子供らしさ、光や風で感じるドラマティックさ」を大事にする。

まず写真を撮る前にしっかりとテーマ、衣装、ロケーションなどを決めるのは非常に大事です。
ロケーションは子供達が自由に遊べたり、自由になれる場所を選びます。子供は自由なものだし自由にしてる時が子供らしく一番いいお顔で可愛いからです。そこにプラス、私は光を感じる場所を、人が少ない場所を選びます。
お洋服は子供が好きな服を着てる方が楽しい気分でお出かけができて喜んでもらえます。更に好きな服を可愛く見せようと思い、子ども自身でスカートをひらひらさせたりくるくると回って見せたりしてくれるから、私は風で広がるようなデザインのものを選びます。そして、背景も含めごちゃつかないようにシンプルなものを選びます。

2. トリミングで見せたいものを見せる。

トリミングはその写真が一番生きると思うサイズにします。見せたくないものをトリミングし、見せたいものをより効果的に見せようとしてます。SNSでは縦構図がウケると私は思ってるので縦にすることが多いですが、Adobe Stockで販売するコンテンツも、トリミングを上手く活用する事により注目度と売り上げアップにつなげることができると思います。トリミングはいつも最初と最後に行っており、一度寝かせて写真を見直すと、最初に気付かなかった箇所が現れることが多いからです。

3. 明るさ、コントラストと色でドラマティックにする。

明るさはこの写真に関しては見せたいもの(子供の様子と背景)を見せれるように手前の地面は影が見えるような明るさに、空はもともと明るいので色が出るようにハイライトを落とし、被写体が目立つように明るくしましたが、ぼんやりしないように黒レベルで引き締めました。
コントラストは普段は子供のお顔を可愛く優しく見せたいのでコントラストは弱めにすることが多いです。この写真は引きですし、ドラマティックに明暗差をはっきり見せたかったので普段よりはコントラストを強めにしてます。
カラーは青の方が人の目を引くと思うので全体的に青っぽくすることが多いです。以前カーボンで取ったアンケートでも寒色の方が暖色より好まれていました。この写真は夕日の中ですが、シャドウに青緑を入れました。

4. 平行垂直にこだわり、一枚の絵のような「静」を強調する

カタログなどの写真のように何度見ても飽きない、飾りたくなるような『静』の写真が好きです。平行垂直が整っていると、少し俯瞰的にフラットな気持ちで見ることができ、見てて気持ちいい、飽きないと感じると思います。Adobe Stockで使われる写真も平行垂直にこだわるのは非常に大事ではないかと思います。

5. スマホで編集すると見せる私と見る人の見え方が同じになる

数えきれないパソコンの種類やモニターが多くある中、画面上に現れる色味はどうしても変動してしまいます。そんな中、スマホでのみ編集するのは、子育て中の身で、なかなかパソコンで編集する時間がないからというのがいちばんの理由ですが、SNSの写真はスマホで見る人が多いので、見せる私と見る人の見え方が同じになるという面でいいと思ってます。

いかがでしたか?Adobe Stockでは、作品を投稿してくださるコントリビューター(投稿者)を募集中です。コントリビューター登録がお済みでない方はこちらからどうぞ。みなさまの素敵な作品をお待ちしています。