一度しかない「今」を捉えよう – 子供の表情を引き出すポイント #AdobeStock

連載

CURBONと考える、「共感」を呼ぶ作品の作り方

ソーシャルで人気のテーマを踏まえつつ撮影のテクニックを学んで、Adobe Stockでベストセラー作品を目指してみませんか?このブログでは、CURBONがおススメするアーティストさんから、素敵な作品を撮る方法を教えていただきます。Instagramなどのソーシャルで広く活躍されている方のテクニックを学んで、売り上げアップを目指しましょう。

「毎日目紛しく成長を遂げる子供達との思い出を楽しく、綺麗に、そして自然な形で写真に残したい」今回は、そのような想いを持つファミリー層を始めとして、多くの人々からSNSで支持を得る相武えつ子さんより、子供のベストな表情をカメラに捉える方法をご紹介いただきます。相武さんが「遊び」を撮影の基軸として引き出す表情とはどのようなものでしょうか。

1.「遊び」コミュニケーションが撮影の前提

私の7歳の娘は、私がお気に入りの**「いいお顔」**を持っています。私がカメラを構えるとそのお顔をします。その娘なりの「いいお顔」というのは、少し気取ったお顔のように私からは見えます。私はその瞬間の感情や動作が手に取るようにわかるような一枚の中に、より普段の表情に近い「お顔」を収めたいので、お話をしながら、そして遊びながら撮ってます。この方法というものは非常に重要で、撮っている時間を単なる写真撮影だけでは終わらせず、自分と娘との大事なコミュニケーションの時間としても機能させます
一枚目の写真は、娘が自分で良い表情だと思って作っている「お顔」です。

そして二枚目は、私が娘にカメラを向けながら「前髪跳ねてるよ!」と声をかけた時の表情です。こちらの表情は私が一番自然な状態であると考える「いいお顔」です。

2.ゲーム感覚でテーマを決めるとより「いいお顔」が引き出せる

先程の写真は会話を通した表情の変化の例ですが、今度は子供の生活の大基本である**「遊び」を主軸にした表情の引き出し方**を紹介します。

一枚目の写真は、沢山の銀杏が落ちていて、私が無理難題と知りながらも「踏まないように忍者歩きして」と指示した時の様子です。しかし、次の瞬間には結局銀杏を踏んでしまい「あーあ」という笑い声と共に、残念さと楽しさが共存した「いいお顔」をしてくれました。

こちらの写真を撮った時は、風が強い海でマフラーの引っ張り合いっこをして遊んでいました。不意に見せた少し勝気な「いいお顔」を捉えることが出来ました。

こちらの写真では、秋色溢れる葉っぱの上に寝転び、上から葉っぱをバサーっとかけるシンプルな遊びをした時に「いいお顔」を見せてくれました。口を隠しているのは口に葉っぱが入らないようにするための工夫です。

ここで一度遊んでる様子を捉えた動画をご覧ください。

最後の写真を撮った時は、長い棒を釣り竿に見立てて『次は何が釣れるかな』とゲームをしていました。小さいお魚を釣り上げたという設定の時にはそれらしく小さく釣り上げてもらい、サメがかかったという設定にした時にはこの写真の中のように「えいや!」と大きく釣り上げてくれました。どれも自然でとても楽しそうな「いいお顔」です。

どんなに撮影にこだわったとしても、子供の基軸はやはり「遊び」にあると考えます。子供と一緒に「楽しむこと」を大事にして撮ると、純粋に楽しそうであることはは勿論、生き生きとした「お顔」を撮ることが出来ます。写真を見た人が、何かストーリーを感じることの出来るような感情溢れる写真を目指しているので、私はこれからも子供とのコミュニケーションを念頭に「いいお顔」を収め続けます。

子供の「いいお顔」を引き出しその瞬間を捉えることにより、Adobe Stockを利用されているより多くの皆様に見ていただけるような魅力的な写真を創り上げることが出来るのではないでしょうか。

いかがでしたか?Adobe Stockでは、作品を投稿してくださるコントリビューター(投稿者)を募集中です。コントリビューター登録がお済みでない方はこちらからどうぞ。みなさまの素敵な作品をお待ちしています。