ソーシャルから学ぶ印象に残る写真の作り方- 構図 #AdobeStock

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CURBONと考える、「共感」を呼ぶ作品の作り方

Adobe Stockで成功するコツのひとつは、いかに見る人の注目を集めることができるかです。

このブログでは、Instagramなどのソーシャルで大活躍されているCURBONのオススメ アーティストから、制作テクニックをご紹介いただき、売れる作品作りのヒントをご紹介し ます。コハラタケルさんは、Curbonの中でも知性と感性の両方を持ち合わせたアーティストの一 人として人気が高く、フォロワー数増加とファンからのエンゲージメントの比率はトップク ラスです。今回のテーマは「構図」。是非ご覧ください。

ひとつの写真に2つの構図を取り入れる

写真には基本の構図として「日の丸構図・三分割構図・対角構図」など様々な構図があり、写真をはじめたばかりの人は構図を意識して撮影することが多いと思います。

下の写真をご覧ください。

アスファルトの地面・左側の塀の上部・周囲の構造物などのラインが細い道の奥の収束点に向かって進んでいるのがわかると思います。このような構図を放射構図と呼びます。

放射構図はモデルを狭い道の真ん中に配置し撮影することで、自然と表現できる構図であり、使いやすい構図のひとつです。

構図というのは写真をよく見せるために必要な技術のひとつではあるのですが、ひとつの構図を使っただけで印象に残るような写真を作り出すのは難しいでしょう。

そこで、”ひとつの写真に2つの構図を使う“ことでより印象的な写真に仕上げていきます。

さきほどの写真では放射構図が使われていると説明しましたが、実はもうひとつ構図があります。それは額縁構図です。

私はこの写真を撮るとき、周囲の植物が道を囲っているのがわかりました。

そこでモデルを植物の真下に配置することで、写真を見た人の最初の視線がよりモデルへ向かうように調整し、撮影しています。

このように構図というのはひとつの写真の中に2つ、もしくは2つ以上取り入れることで、より印象的な写真に仕上げることが可能です。

明暗を考え、見て欲しい部分を明るくする

この写真で注目して欲しいのはモデルとモデルが持っている赤い傘です。

人の目というのは基本的に”暗い部分よりも明るい部分に目が向かいやすい”と言われています。

編集で植物とモデルの周辺、来ている洋服を暗めに、傘と顔を明るめに仕上げることで、写真を見た人の第一印象が傘とモデルの顔に向かうように調整しています。

さらに額縁構図は周辺の構造物や植物を利用するだけではなく、見て欲しい部分の周辺を暗くすることでも表現できる構図です。

今回の写真のように編集でモデルの周辺を暗くすることで、額縁構図の効果をより強めていきます。

補色を追加し、さらに印象が残る写真へ

2つの構図をひとつの写真のなかに取り入れ、さらに編集で明暗を考えることで、より印象に残る写真へ仕上げることができました。

ここからさらにプラスαの要素を取り入れ、写真の魅力を高めていきます。

さきほどの写真ですが、実は放射構図・額縁構図の2つの構図に加え、”補色”も活用しています。

上の画像は色相環と呼ばれる、色相を環状に配置したもので、補色はこの色相環の正反対に位置する色の組み合わせを指します。額縁構図で解説した緑の植物とモデルが持っている赤い傘。この緑と赤は補色の関係にあります。

補色を活用することで植物の緑色と傘の赤色をより鮮やかに見せることが可能です。

このように補色を意識し、背景やモデルの衣装、撮影小道具を考えることで、より印象が残る写真へ帰ることができます。

最後にもう一度、写真をご覧ください。

いかがでしたでしょうか。

印象に残る写真を作り上げるためには、ひとつの構図だけでは難しく、構図を2つ取り入れることで写真を見た人の印象を変えることができます。さらに補色や編集でプラスαの要素を追加し、自分の写真をより魅力的な写真に変えていきましょう。

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