医大生 x 美大生 x 東大生による『医療 x デザイン』DESIGN JIMOTO課題解決型ワークショップ実施レポート #DesignJimoto

連載

#DesignJimoto event series

こんにちは、待ちに待った桜の季節が近づき心が踊りますが、みなさんいかがお過ごしでしょうか?
Creative Cloud Community Mgr.の武井史織です。
去る3月16日(土)問題提起型・課題解決型デザインワークショップ Design Jimotoが開催されました。

今回は、Adobeは共催としてサポート側に入り、美大生・医大生をはじめとする多様な学生が「デザイン× 医療」を拠り所として、ともに医療の課題に取り組むコミュニティ「Colonb’s」によるDesign Jimoto Studentが実施されました。

DESIGN JIMOTO とは?

この世の中を今よりほんの少しでも良くすることを目的として、このCommunity 中心設計のDesign Jimotoワークショップが存在しています。(Design Jimotoとは?)

全国津々浦々で開催して来たDESIGN JIMOTOは、ソーシャルグッドのためのデザインワークショップとして現在なんとオープンソース化に向けて着々と準備が進んでいます!(こちらに関しては改めて情報公開しますので、我こそは自分の街や自分の団体で開催したい!という方は是非こちらの情報公開をお待ちください。)

医大生 x 美大生 x 東大生 @ 100 BANCH

主催のColonb’s が活動拠点のひとつとして活用しているのが、今回のワークショップ実施会場となった100 BANCH。
100 BANCHは、Panasonic・loftwork・Cafe Companyの3社により設立され、U35の若者を対象に未来を作るAccelerator的役割を担う場で、開発が進む渋谷の実験区に位置しています。

“常識にとらわれない若いエネルギーの集まりが、100年先の未来を豊かにしていく。100BANCH、それは、100個のプロジェクトがうごめく実験区。渋谷から、あたらしい未来が動き出します。” (100 BANCH websiteより引用)

私自身も100 BANCHの話はずっと聞いていたのですが、お邪魔したのは今回が初めて。この場所を管理する学生さんとも偶然お会いしてお話を聞きましたが、みなさんの目的意識と志がなんとも頼もしい!

今回の会場100 BANCHは開発が進む渋谷の南街区に位置する

渋谷南街区はどんどん開発が進んでいます!

建物に一歩入るといいエネルギーが流れていました。

今回の会場はこちら

ワークショップ開始!

今回のテーマが「医療 x デザイン」ということで、この領域に興味のある学生たち(なんと岡山から参戦してくれた学生も!)土曜日の午後にこぞって集まってくれました。会場はあっという間に熱気に包まれ、次世代を担うクリエイターたちの意見が飛び交いました。今回は医療業界にある課題を解決するアイディアのプロトタイプ制作ということで、デザインプロトタイプツールのAdobe Xdを活用し様々なアイディアが発表されました。
ワークショップの詳細は、今回の主催Colonb’s メンバーが執筆してくれているのでこちらからイベントレポートをご覧ください!

デジタル世代の参加学生たちは、デジタルツールもなんのその!Adobe Xdもあっという間に使いこなします。

ペルソナ設定からディスカッション内容もどんどん書き出します!

Adobe Xdを使ってアイディアアプリのプロトタイプが形づいてきます!

ワークショップの詳細は、今回の主催Colonb’s メンバーが執筆してくれているのでこちらからイベントレポートをご覧ください!

参加者の声

“1つの課題でもそれぞれの解決策があり、比較できてよかった。”

“他の分野の人と交流するだけでなく1つのワークに一緒に取り組めたのが新鮮で楽しかった”

“デザインを学ぶ身として、医療業界の課題解決にデザイン観点から取り組むことに興味があったので、今回実践的な制作ワークショップに参加し、横の繋がりも出来てとても嬉しいです。”

“ツールがちゃんと使えることの大切さを身にしみて感じました。”

“医大生、美大生、情報系の人が一つのチームでアイデアを考えるという機会はなかなかなくてとっても面白かった”

“普段関わることのない医大生の方たちと関わることができて楽しかった。このようなイベントがあれば、今後もドシドシ参加していきたい!”

“自分の大学のゼミでもDesign Jimotoデザインワークショップを自分たちで実施してみたい!”

など、様々なご意見をもらいました。

まとめ

実際に、今回のデザインワークショップを通して参加学生たちは、自分の領域以外の知見を自分のスキルに掛け合わせることで守備範囲がぐっと広がることを体験してくれたようです。場を通じて美大生コミュニティーと医大生・東大生コミュニティーが繋がり、身の回りに存在する課題の解決や問題提起に共に挑む、そんな明るい未来を垣間見れた素晴らしい時間でした。

参加者のアンケート結果によると、参加目的は「スキルアップ」と「繋がり」を求めての参加が多かったようです。どの時代も「繋がり」は力ですね。SNSなどで「繋がる」ことだけが目的化してしまっている風潮が世の中にありますが、そんなものは超越し、今回の場を通して繋がった参加者同士がお互いのビジョンを共有し、未来をデザインするリーダーとして活動を続けてくれることに期待します。次回は自分たちでもこのデザインワークショップを実施したいと公言してくれた学生が多々いたのでこれからの彼ら、彼女らの活動にも注目です!参加の皆さん、本当にお疲れ様でした!