企業向けサービスプログラム、Adobe Ambassador Programを立ち上げ リアルイベントを開催!企業内コアユーザーがアドビオフィスでワークショップを体験

企業内ユーザーの悩み

一般的に、フリーランスやスモールビジネスで活躍されるクリエイターと違い、企業内のクリエイター・デザイナーは業務に使用する制作手法や選択するツール・バージョン、チームでのコラボレーションなどに制約が多いと聞きます。

彼らは最新のツールやワークフローを学ぶ機会があっても実践する場が少ない、なぜなら周りと環境を合わせることが難しかったり、旧来の手法が標準化されていて変えることができなかったりするからです。

「10年前から同じ方法で作業しており効率が悪いことは知っているが、変えられない」「使えば便利になる新しいツールやワークフローを周りに伝えたいが、どうやって良いかわからない」そんな悩みを抱える、企業で働くクリエイター・デザイナーに必要なものは何か?答えの一つになりうるとアドビが考えているものに「アンバサダープログラム」があります。

アドビのアンバサダープログラム:Creative Cloud Insider Ambassador プログラムとは

アドビのデジタルメディアカスタマーサクセスマネジメント本部では、大手企業(法人包括契約ずみ)むけの**Creative Cloud Insider Ambassador **プログラム(アンバサダープログラム)を2018年から立ち上げました。

同本部のカスタマーサクセスマネージャが主催し、企業内のコアなユーザー向けに最新の情報を届け、社内で展開するための支援をする招待制のプログラムです。

アンバサダープログラムに参加するとCreative Cloud ツール・アドビテクノロジーの情報共有や社内勉強会実施に利用できるデモキット・素材の提供を受けることができますが、なにより「アンバサダー」として組織・アドビ公認で動ける立場を手に入れることで社内勉強会を行いやすくなるといった効果があります。

昨年度アンバサダーとして活動した、大手企業でウェブデザイナー・エンジニアは、アンバサダーとして社内勉強会を複数会開催し、メンバーのスキルアップに貢献。自社でのクラウド利用推進へも貢献しています。自社だけでなくグループ企業へも出かけて勉強会をすることで、新たなグループ間交流も進んだといいます。アンバサダーとして目指すべき活動を「技術の共有ではなく知識の共有」「最新テクノロジーやツールの活用が、自社にどのような成果をもたらすのか?という観点でエバンジャライズすること」としています。

アンバサダーが集うリアルイベント:アンバサダー Meetup

アンバサダープログラムで最もユニークなのがアンバサダー同士のコミュニケーションを支援するリアルイベント、アンバサダーMeetup です。

2019年度第一回のアンバサダーMeetupは、アドビ社内、社外エバンジェリストや昨年度のアンバサダーをゲストスピーカーに迎え、20社から27名のアンバサダーが集まり、アドビオフィスで行われました。

スピーカーからのセッションのあとはスモールグループに分かれて最注目のAdobe XDを使用したワークショップを通じて交流を図りました。企業で活躍するリーダークラスのアンバサダーたちは短時間のワークショップで(中には初めてAdobe XD に触った、という人も!)非常に完成度が高いアプリのモックアップを披露、ワークショップ講師からも「さすがのクオリティ!」と驚きの感想があがりました。

参加したアンバサダーたちからは「アドビ製品を通してクリエイターコミュニティが作られていく気がしてとても未来を感じました。」「『初めまして』の状態から一つのテーマを決めてプロトタイプを作成するドキドキ感が楽しかったです! 時間制限がある中でどんどん決めていくチームの皆さんに着いていくのが精一杯でしたが、XDの使い方や自分の課題を知ることができました。」といった声が聞こえました。

アドビクリエイティブツールの活用度を測るマチュリティアセスメント

今回のMeetupの「お土産」の1つが「Adobe XD マチュリティアセスメント」、つまり習熟度評価です。アンバサダー各自が現在のレベルを知り、他者との比較をする事で今後強化していくべきスキルを発見できた、との感想が聞こえました。また、このフレームワークを活用してスキルセットごとにグループワークを行うアイデアなども出てきました。

アンバサダープログラムの今後

今回のMeetup を通して、参加アンバサダーからアドビ・アンバサダープログラム対する要望も多く寄せられましたが、最も多かった声は「他社アンバサダーとの交流」への期待です。「大企業こそ、横の連携をしっかりとしなきゃ勿体無い時代。アンバサダープログラムをきっかけに繋がるきっかけになったのは凄くいい話でした。」

業界・職種ごとの課題はもちろん、企業ユーザーならではの悩みやベストプラクティスの共有を行えるコミュニケーションが生まれる場としてアンバサダープログラムへの期待が高まりました。

アンバサダーMeetupの最後にはそれぞれ企業の訪問の約束を交わすなど、企業を超えての協業の可能性も見えた集いとなりました。

アンバサダープログラムとは

アンバサダーとはそもそも「大使・使節」といった意味合いですが、ブランド宣伝・イメージキャラクターのような形でも知られてきています。「アンバサダープログラム」では、既存顧客の中でもコアメンバーやパワーユーザーとのより濃密なコミュニケーションや情報共有を大切にし、その周りのユーザーにも利点が伝播していくことを目的に置くことが多いようです。アドビでは大手企業(法人包括契約ずみ)むけに 招待制で**Creative Cloud Insider Ambassador **プログラム(アンバサダープログラム)を実施しています。ご興味をお持ちの方は、担当カスタマーサクセスマネージャまでお問い合わせください。