モバイルツール、動画制作・・先生方がCreative Cloudの多彩な機能を体験 #アドビ教育
▼アドビの便利なモバイルツール群を体験
アドビからは、モバイル機器で利用できるツール群の中から先生にすぐにでも役立つものが紹介されました。
例えばAdobe Scanは、文書を撮影するだけでPDF文書として保存し、自動的にテキストを認識してOCRでデータ化してくれるので、とても便利ですぐにでも活用できそうです。
また、Adobe Captureは、撮影した画像をさまざまに加工、分析ができるツールで、いくつもの機能があります。中でも「シェイプ」機能では、手書きのイラストを撮影するだけでベクターデータとして保存できるため、IllustratorやPhotoshopで扱う素材として活用範囲が広く、例えばLINEスタンプなどの制作が格段に手軽になるという具体例が紹介されました。
マーケティングマネージャー岩本崇氏がツール群を紹介。Adobe Captureの機能を各自の端末で体験する参加者からは手軽さに驚きの声も
▼Premiere Rushでムービーを制作!!
さて、1日の最後は、Premiere Rushを使ったムービー制作実習です。Premiere Rushは編集、トランジションやタイトルの追加、色調整、サウンドの編集、動画公開までを一気にできるオールインワンの動画作成アプリで、モバイルでもデスクトップでも使えます。
スマートフォンのアプリで、その場で撮影して編集のデモをするCreative Cloudエバンジェリスト仲尾毅氏
参加者はふたり一組で「他己紹介」のムービーを作ります。目標は30秒程度に仕上げること。互いの取材から絵コンテ作成、撮影、編集までを一気に行います。AELのメンバーだけあって初対面でも快活にコミュニケーションを取って進めていくのはさすがでした。実質1時間程度の作業時間の中で、どんどん撮影まで進めてすみやかに編集に入るグループもあれば、撮影にこだわり時間をかけているグループなど、それぞれに個性があります。
互いにインタビューをして下準備
オフィス内の様々な場所で撮影
編集作業中
編集作業中は「30秒なんてあっという間だなぁ」という声があがり、実習の最初に示された「潔く捨てる」という制作のポイントがここで実感されているようでした。完成したムービーは懇親会で上映され、先生同士のつながりが深まったようです。
早い時期からアドビのツールを活用して授業作りをしてきた先生はもちろんのこと、ツールの進化や教育向けの価格設定が変わり導入しやすくなったことで新たにユーザーになった先生も多く、ほどよく視点が混ざり合うサミットとなりました。今後教育分野での活用がさらに広がり深まることを期待しています。
文/狩野さやか