アドビがサンノゼ本社に 新たなタワーを建設

本日、アドビノースタワーの起工式が行われました。ノースタワーは、サンノゼのダウンタウンに位置するアドビ本社4つ目のビルになります。事業を拡大し、サンノゼへの貢献を深めながら、約4,000人の社員を新たに受け入れ、当社のコーポレートキャンパスの敷地を拡張できることを嬉しく思います。アドビはこの25年間、サンノゼをホームと呼んできたことを非常に誇りに思っています。サンノゼはシリコンバレーの中心であり、業界最高の人材を呼び込むことができる場所です。

今後も、アドビの成長や持続可能性に向けてサンノゼへの投資を続けます。ノースタワーはクリーン電力、再生可能エネルギーを供給するオール電化のビルであり、シリコンバレーでは初めての建物となります。

過去から現在まで

アドビの創設者であるジョン ワーノックとチャック ゲシキーが1982年にロスアルトスで事業を始めてから、アドビは長い道のりを歩んできました。ビジネスの世界に「アドビの名を知らしめた」のはジョンとチャックのビジョンと情熱でした。彼らはのちにサンノゼのダウンタウンの不動産に投資する初めてのテクノロジー企業として本社を建設するというまたとない機会を見出し、1994年にサンノゼにアドビの拠点を移すことを決めました。

現在、アドビは世界中のオフィスに21,000人を超える社員を抱え、ビジネス、創造性、文化のあり方を変える技術を持つ、フォーチュン500に選ばれる企業となりました。過去数年で、米国と海外にアドビのオフィスが増えましたが、サンノゼがアドビ設立のルーツを持つ企業所在地です。

起工式にて左からサンノゼ市議会議員とその息子、シャンタヌ ナラヤン、ジョン ワーノック, ドナ モリス, サンノゼ市長、ワークプレイス ストラテジー&ソリューションズ シニアディレクター スコット エクマン

ノースタワーについて

今日は、サンノゼの街並みを変えるノースタワーの新しい完成予想図をご紹介します。ノースタワーは、サンフェルナンドストリートのペデストリアンブリッジによって既存のキャンパスと連結される予定です。こうしたブリッジはサンノゼのダウンタウンでは初めての試みで、アドビの成長とともに社員たちをつなぐ重要な役割を果たすことになります。ノースタワーには小売りスペースも設けられる予定です。

コミュニティへの貢献

サンノゼへの投資は、アドビの敷地を拡張することだけではありません。アドビは、従業員たちが働き、生活するコミュニティにポジティブな変化を生みだすことに取り組んでおり、Downtown Streets Team、City Year、Second Harvest Food Bank、Sacred Heart Community Service, The Family Giving Treeなど、260以上のサンノゼの非営利団体と連携して、ボランティア活動、プロボノ活動、理事会メンバーとしてのサービス、寄付、マッチングドネーションを提供しています。

アドビのビジネスを持続的に経営することは、ポジティブな影響を目指すことでもあります。オール電化のノースタワーは、アドビの温室ガス排出の削減につながり、2035年まで100%再生可能なエネルギーで事業の電力を供給することを意味し、環境フットプリントを減らすことになります。ほとんどの建物は空調を天然ガスや化石燃料に頼っていますが、オール電化は、アドビの電力が風力や太陽光などの再生可能な資源から生成できることを意味します。エネルギー消費を減らし、アドビの目標達成につながる新しい技術に投資することに加え、アドビのビジネスだけでなく、コミュニティ全体に利益があるように、カリフォルニア内外で再生可能エネルギーを直接利用できるようにする方針を支持しています。気候変動の緩和に貢献することは極めて重要なことであり、ノースタワーはその実現に一歩近づくための手段です。

未来を見据えて

アドビは成長を続けながら、イノベーション、コラボレーション、コミュニティ、サステナビリティを促進する職場をつくり、改善し、特別な従業員のエクスペリエンスをもたらすトップ企業であることを目指して取り組んでいます。施設を拡大することが、最高の人材をひきつけ、顧客の皆様により良いサービスを提供していくことにつながると考えています。

本社の拡大はアドビの新しい章の始まりです。サンノゼのダウンタウンでスタートできることに期待を寄せています。ノースタワーの完成は2022年の予定です。アドビでは、建設の進捗状況をお伝えするために建設タイムラプスカメラを設置しています。

本記事は、アドビの人事担当エグゼクティブバイスプレジデントドナ モリスによるブログの抄訳です。