光の広がりで表現するダイナミックな世界観 #AdobeStock
CURBONと考える、「共感」を呼ぶ作品の作り方
ソーシャルで人気のテーマを踏まえつつ撮影のテクニックを学んで、Adobe Stockでベストセラー作品を目指してみませんか?このブログでは、CURBONがおススメするアーティストさんから、素敵な作品を撮る方法を教えていただきます。Instagramなどのソーシャルで広く活躍されている方のテクニックを学んで、売り上げアップを目指しましょう。
今回は「日本に行ってみたい」「日本が好き」と感じてもらえる写真をテーマの基軸とし、日本の美しい光景を世界中の人へ発信している人気フォトグラファーの後藤さん (@hiro_510)に、ダイナミックな世界観を光で表現する方法を紹介していただきます。
写真を撮影する時に意識する内容の一つに光があります。
写真のジャンルに関わらず、「良い光」を求めて早朝、夕方など時間帯を工夫したり、印象的な光が得られるロケーションを探したりと日々試行錯誤されていると思います。
では、写真の編集をする時はどうでしょうか?
実はちょっとした工夫をする事により、こだわって撮影した光をよりドラマティックに仕上げる事ができるのです。
今回は基本補正を行った後の隠し味的な要素として使える、光の演出を紹介したいと思います。
まずは、基本補正を行った写真をご覧ください。
夕陽のシーンですが全体的に光が回っている為、写真にメリハリが不足しています。
ここで、この写真の中で夕陽が当たっている箇所がどこなのか、その中でどの部分を強調したいのかを考えます。
先ず①は一番強く光が当たっており、この写真における視点誘導の始点の部分になるのでメリハリをつける意味で強調したいポイントです。
次に②は柔らかい光が当たっており、奥行き感を表現するのに協調したいポイントです。
最後に③は夕陽そのものの光の広がりを表現したいところです。
ここで①②③を表現する為に冒頭に話をした**「ちょっとした工夫」**を加えてみます。
具体的に何を行うかと言うと、部分フィルターを使用して、フィルター内の露出/wb/ハイライトを調整します。
今回使用するのは円形フィルターです。
写真の様に円形フィルターを配置しそれぞれの円形フィルターでホワイトバランスと露出を調整します。
ここで重要なのが実際に光が当たっている範囲を見極める事です。
影になる部位の露出を挙げてしまうと基本補正で露出を上げるのと結果が同じになってしまい、写真のメリハリが表現できません。
そこで、円形フィルターを適用するとこの様になります。
光の広がりと奥行き感が強調され写真全体に空間の広がりが表現出来たと思います。
このテクニックは風景写真だけでなく、ポートレートや街撮り写真にも応用が出来ます。
いかがでしたか?
今回は円形フィルターを使用しましたが、応用で段階フィルターやブラシなどを使用する事でさらに表現の幅が広がると思います。
良い写真は撮れたけど仕上がりがいまいちインパクトに欠けると感じている方は是非今回紹介したテクニックを試してみてください。
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いかがでしたでしょうか?ただいま、Adobe Stockでは作品を投稿して下さるコントリビューター(投稿者)を募集中です。コントリビューター登録がお済みでない方はこちらからどうぞ。みなさまの素敵な作品をお待ちしています。
by CURBON
POSTED ON 2019.05.31