テレビ朝日系のYouTubeチャンネルにCharacter Animatorを使用したキャラクター「マスクにゃん」が登場!#CharacterAnimator

テレビ朝日系列のニュースを扱うYouTubeチャンネル「ANNnewsCH」内で、7月からニュース企画「MNNマスクにゃんニュース」がスタートしました。そこに登場する「マスクにゃん」というマスクをかぶったネコのキャラクターが、Adobe Character Animatorを使用して作成されています。もうご覧になりましたか?

「マスクにゃん」は、アナウンサーがニュースを読み上げる声や、ニュース映像に反応してめまぐるしく表情を変え、さまざまなポーズを決めます。Character Animatorですから、影でスタッフが動き、表情を変えると、それが自然にマスクにゃんの動きと表情に反映されているわけです。

マスクにゃんには視聴者からも「かわいい!」「癒される!」など、好意的なコメントが多く寄せられているということです。

「マスクにゃんのからだが左右に揺れてるのが気になって時々ニュースが頭に入ってこないこともありますがWW…そこもかわいいかな( *´艸)」

「そうそう、左右の揺れ、可愛いですよねついつい一緒に動いちゃいます」

「アニメーションの知識や技術がなくてもOK」

実際に番組を制作されているテレビ朝日 報道局 クロスメディアセンターの柴田 広夢さんにお話を聞いてきました。

「そもそもマスクにゃんニュースはYouTubeチャンネル“ANNnewsCH”の視聴者層を広げる目的でスタートしました。女性層や若年層へリーチを広げ、ニュースに親しんでほしいという思いから、キャラクターがニュースを紹介するスタイルを考えました」と柴田さんはマスクにゃんがスタートした経緯を語ってくれました。

一番に気になったのはCharacter Animatorを選んだ理由ですが、そこにはニュース制作側がキャラクターを利用する際の課題があったといいます。

「マスクにゃんは、これまで主に地上波のニュースを担当してきたスタッフが担当しますが、アニメーションの制作は未経験で、キャラクターをどうすれば動かせるのかを知っているものが誰もいませんでした。マスクにゃんニュースは月~金の夕方に毎日配信するスケジュールですから、アニメーションを作るのに時間をかけるわけにもいかず、アニメーション制作の知識や技術がなくても簡単に作れる方法はないかと探していました」(柴田さん)

マスクにゃんニュースでは、ニュース映像や読み上げ原稿とキャラクターの動きを合わせた動画を作る必要がありました。困った柴田さんたちに、思わぬ方向から助けがやってきました。

キャラクターのデザインを依頼したBRÜCKE(ブリュッケ)さんがCharacter Animatorをご存知だったのです。柴田さんたちの悩みを聞いたブリュッケさんは、運用も含めた最適なツールとしてCharacter Animatorを推奨されて、柴田さんたちは簡単なテストを経て採用を決めました。カメラの前でスタッフが表情を変えるだけでキャラクターをその通りに操ることができるCharacter Animatorを使うには、アニメーションの制作の知識は必要ありません。柴田さんたちは「これだ!」と思ったそうです。

実際のアニメーション制作の現場にお邪魔しました。仕事中なのに、なんだか楽しそうですね。

Character Animatorのカメラの方の画面を見ると、顔の輪郭や目、口、鼻にポイントがあるのがわかります。これがマスクにゃんと連動しています。このようにして、ニュース用の動画を作成しているんですね。

Character Animatorは、このようにアニメーション制作の知識や技術がなくてもキャラに自在な動きを与えることができるビデオ製品です。今後もCharacter Animatorに期待してください。