Adobe Fuseの最新情報:アドビが3D および AR開発の未来を見据えた取り組みへ

さまざまな業界で、3Dはデザインメディアとして、プロトタイピング、ブランディング、マーチャンタイジング、製造、顧客体験に欠かせないものになってきています。3Dは今や世界中のグラフィックアートやデザインの分野で大きな存在となっており、デジタル体験を作り変え、私たちをARやVRのワークフローへとつなげる役割を担っています。

アドビは、Adobe Dimension、Project Aero、Substanceスイート、その他の3Dサービスなど、革新的なツールで次世代の3D および ARクリエイティブを強化しています。

こうしたイニシアチブにフォーカスするには、リソースを余すことなく注ぐ必要があります。そのため、2015年にリリースした3Dキャラクター作成ソフトウェアAdobe Fuse(ベータ版)の今後の開発を中止するという判断に至りました。

できる限りFuseの利用を続けられるよう努めてきましたが、残念ながらテクノロジーコンポーネントに互換性がなく、最新のMac OS(10.15)への対応はOSのリリースをもって中止することとなりました。来年頃までは、これまでのmacOSまたはWindowsでFuseを引き続きご利用になれますが、2020年9月13日よりFuseはAdobe Creative Cloudから削除され、ダウンロードができなくなる予定です。

3Dキャラクターは多くのプロジェクトで重要な役割を担い続けており、今後もアドビは強固なキャラクターワークフローを実現できるよう取り組んでまいります。そこで、アドビの3Dキャラクターリギングおよびアニメーションウェブサービス「Mixamo.com」のリニューアルを決定いたしました。リニューアル後は、すぐに使える新しい3DキャラクターやUIをご利用いただけます。

アドビは今後も3D および ARイニシアチブにリソースを集結させ、積極的に新世代のデザインに取り組んでまいります。