日本航空が世界中の旅行者をターゲットとしたデジタル広告を配信
日本航空が世界中の旅行者をターゲットとしたデジタル広告を配信
「おもてなし」という日本語は、英語の「ホスピタリティ」を意味する言葉です。そしてこのコンセプトは、日本航空(JAL)ではお客さまに最高のサービスを提供するという精神につながります。同社の目標は、営業担当者から地上職や客室乗務員に至るまで、顧客とのあらゆる接点でパーソナルな対応を行うことです。
JALは「おもてなし」と同じ基準をデジタル広告にも採用しようと考えました。消費者はオンラインで価格比較をするため、デジタル広告は消費者が航空会社を選択する際に大きな影響を与えます。またデジタル広告は、重要な情報を提供しつつ、顧客とのあらゆる接点における印象を決めるような体験を提供することにもなるため、正しく活用することが重要です。企業がターゲティングされた広告を全体の顧客体験管理(CXM)戦略に正しく取り込めれば、可能性は大空のように無限に広がります。
JALは高度なデジタル広告を活用して世界中の新しい市場に参入しています。今、参入のタイミングとしてはまさに完璧で、なぜなら日本への旅行を希望する消費者が北米やアジア太平洋地域で増加しているからです。JALはこの好機を捉え、Adobe Advertising Cloud DSPでより精緻にターゲティングされた広告を旅行者に配信するデマンドサイドプラットフォーム(DSP)技術の活用におけるリーダー的存在となりつつあります。
JALのグローバルマーケティング部 部長 博士の光益彰氏は次のように述べています。「JALは、機内のお客様一人ひとりに合った体験作りに懸命に取り組んでいます。当社はAdobe Advertising Cloud DSPによって、パーソナライズした体験をデジタルの領域に取り込み、よりターゲティングされた関連性の高いコミュニケーションを通じて、アジア太平洋地域の旅行者にリーチすることが可能になりました。」
デジタル広告キャンペーンの効率化
JALは以前、3社の広告代理店を通じて、各代理店から個別の広告キャンペーンを重複したオーディエンスに展開していました。このため、消費者には統一感のない体験が提供されることになり、JALにとっては余分なコストがかかっていました。
JALのグローバルマーケティング部門メディア&ソーシャル担当ディレクターであるジョナサン ワン (Jonathan Wan) 氏は次のように述べています。「私たちは文字通り、時として自分自身に競争入札を行って広告コストを押し上げていました。当社には、広告キャンペーンを完全に透明化する単一のプラットフォームが必要だったのです。」
今日、JALは、Adobe Advertising Cloud DSPという単一プラットフォームのプログラマティック動画およびディスプレイを用いてターゲティングの精度とインパクトを高め、オーディエンスにリーチしています。3社の広告代理店すべてがこのツールを使用することで、初めて広告キャンペーンの調整とオーディエンス重複を避ける管理が行われ、より良い顧客体験の向上、コストの削減、そして利益の増加につながっています。
世界中のオーディエンスがJALの広告を閲覧
Adobeの人工知能(AI)および機械学習のフレームワークであるAdobe Senseiを搭載したAdobe Advertising Cloud DSPのパフォーマンス最適化機能を活用し、JALの広告はビューアビリティが81%増加、CTRは倍以上になりました。
ワン氏は「当社は新規オーディエンスの認知を拡大し、次のフライトで当社を選んでもらえるように取り組んでいるため、ビューアビリティとCTRの向上は極めて重要です」と述べています。
また、JALはプログラマティック動画広告およびディスプレイ広告でクリック単価が81%減少、顧客獲得単価は32%減少しました。これは、広告代理店がすでに広告を見た消費者に対して広告を制限できるようになったことに起因しており、コストを削減するだけでなく、顧客体験の向上にもつながっています。
JALは世界中で存在感を発揮しており、プログラマティック動画広告およびディスプレイ広告は、既存の市場と新規市場の両方で成功するための重要なツールとなっています。JALはターゲティングとパーソナライゼーションを向上させ、その優れたサービスとホスピタリティへの取り組みを反映させる形で新規顧客にアプローチしています。これはJALがCXMのリーダーになるジャーニーの大きな一歩でもあります。
日本航空はAdobe Advertising Cloud DSPを活用してデジタル広告の効果を向上させています。詳しくはこちらをご覧ください。