特別な「空」に出会うために… #AdobeStock

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ソーシャルで人気のテーマを踏まえつつ撮影のテクニックを学んで、Adobe Stockでベストセラー作品を目指してみませんか?このブログでは、CURBONがおススメするアーティストさんから、見る人に響く作品を作成する方法を教えていただきます。Instagramなどのソーシャルで広く活躍されている方のテクニックを学んで、売り上げアップを目指しましょう。

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こんにちはyuki(@sty830)と申します。 普段、新潟県内を中心に四季折々の自然の中で友人と撮りに行った写真を中心にSNSへ投稿しています。 数年前までは新潟県内が中心ではなく県外の有名撮影スポットなどへ撮影に行く事も多かったのですがここ数年は新潟県内、それも地元が中心となりました。そのきっかけとなったのが特別な「空」です。

写真を撮影する時にテンションがあがるポイントというのはそれぞれあります。 例えば有名なロケーションを目の当たりにして気分が高まる事もあれば、憧れの写真家さんが撮っていた光景を実際に自分で撮ることによってテンションがあがることもあると思います。 しかし僕の場合、どんなに有名なロケーションを目の当たりにしても「空」が自分の理想ではないと感動できないことに気づきました。つまり逆を言えば「空」さえ自分の理想であれば、例えそれが近所であったり、いつも通る場所であっても感動できるということなのです。

それによって今では撮影の予定は撮影日の前日、もしくは当日決めるという、まさに「空」次第の撮影スタイルとなりました。 特に僕が住んでいる地域は西側に海岸あり東側には山があるので、その日の天気予報はもろんですが天気予報には出ていない当日の雲の流れや風向きなどいろんな条件を踏まえた上で 場所を決める事が多くなりました。そんな撮影スタイルを繰り返して行くうちにいつしかカメラや機材の知識より天気など気候に関する感覚の方がより敏感になってきているような気がします。

いつもの見慣れた光景が特別な「空」によってドラマチックに変わる瞬間は自分の記憶の中 にも深く刻まれます。そして何よりその一瞬やそこに出会ったタイミングの良さでしか撮れない優越感に近い感情も生まれます。そしてその特別な「空」に出会うタイミングやチャン スが多いのは当然ながら自分が暮らしている地元です。憧れた景色を撮りに行きたい欲求より、地元のこの景色の中で特別な「空」に出会いたいという思いが強くなりました。

ただ一般的に「空」は誰にでも撮れる素材であると思われています。もちろん気軽に撮れて、いつでも綺麗に残せる素晴らしい素材であることは間違いありません。でも大切なのは自分が撮りたかった特別な「空」に出会う事が出来るか、そしてその「空」を撮る事ができる準備ができているかなのです。

そして地元での同じ「空」でも春の空の色、夏の空の雲、秋の空の高さ、冬の空の張りつめた空気感など四季によって色や雰囲気、そしてヒカリなどあらゆる条件によって印象が変わっていくのも楽しみの一つです。

何気ない場所、見慣れた景色、、、そんな場所が特別な「空」によって劇的となった瞬間を写真に撮り、記憶に刻みたい。そしてSNSを通じて多くの人に見てもらった時にそこに行ってみたいと感じられる写真を撮りたいと思っています。そのためにもそれらを表現する構図やカメラの設定などの基本的な技術はもちろんです。構図では水平や配置などバランスよく選択し、設定では特に露出に注意し白トビさせずに雲の表情をしっかりと見せ、「空」の雰囲気が伝わるようにと心がけています。それらのポイントを大切にすることでAdobe Stock に登録した際、より多くの方に利用される機会が増えるのではないかと思います。

そして編集方法で大切にしている事は、けっして身勝手な思いだけを乗せた編集ではく、あくまでもその時の空気感や感動を素直に表現するよう、空の色はもちろん、雲の表情、ヒカリの色など出来る限り現実に近い状態を保ちつつ、ほんのり自分の理想というエッセンスを入れるという程度にしています。これは自分の中でのルールでもあり自然への敬意でもあります。

今回この記事を読んでいただいたみなさんにも、撮影に行く前、「空」という素材についてもっと意識し、何気ない景色をドラマチックに変えてくれる特別な「空」に出会って欲しいと思います。そしてその「空」の下であなただけの特別な一枚を残し、Adobe Stockを通じて色々な空を紹介してみてはいかがでしょうか?

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いかがでしたでしょうか?ただいま、Adobe Stockでは作品を投稿して下さるコントリビューター(投稿者)を募集中です。コントリビューター登録がお済みでない方はこちらからどうぞ。みなさまの素敵な作品をお待ちしています。