アドビ、コンテンツ作成におけるクリエイターとマーケターの共同作業を効率化する「Adobe Asset Link」の新機能をリリース
デジタルアセット管理(DAM)基盤Adobe Experience Manager AssetsがInDesignから直接編集可能に
印刷とデジタルメディア向けのページデザインとレイアウトソフトウェアAdobe InDesignが20年前にリリースされて以来、出版業界は変貌を遂げました。当時からイノベーションはAdobe InDesignのDNAでしたし、現在もそうであり続けています。この20年間で、消費者のコンテンツとの関わり方には数え切れない変化が見られました。現在では、消費者は今まで以上により魅力的でカスタマイズされた体験を期待するようになっており、ワンパターンのアプローチは有効でありません。
アドビは本日、デジタル アセット管理(DAM)基盤Adobe Experience Manager AssetsとInDesignを直接つなぐAsset Linkの新機能をリリースしました。Asset LinkがユーザのAdobe Experience Manager AssetsをAdobe Creative Cloudのデザイン ツールとAdobe Stockにある著作権フリーの1億点以上に上るアセットに結びつけます。Adobe InDesignと直接つながったことで、Asset Linkは印刷物とデジタル コンテンツの制作をより加速させます。
消費者が企業ブランドと接するチャネルの数が増える中、オンライン、ソーシャルメディア、店舗や道で配られるチラシ、街中のバナーや看板プリントとデジタルを含む全てのチャネルで、一貫したメッセージとシームレスなエクスペリエンスを提供することが極めて重要です。
私たちは、あまりにも多くの組織が、マーケティングとクリエイティブのチームがばらばらに作業を行い、結果としてワークフローが寸断されている様子を見てきました。これは、必要に応じで素早く一貫した印刷物とデジタルコンテンツを制作するためには、大きな妨げとなります。特に、数百人のマーケターとクリエイターを擁するより大きな組織ではなおさらです。
例えば、Adobe Experience Manager AssetsとAdobe InDesignを直接つなぐ機能を持つことで、ブランドの刷新を行い、デジタル、パンフレット、チラシ、ポスター、その他全てのマーケティング チャネルのロゴを変更する必要がある小売業者の場合であれば、それぞれのアセットをフォローし、古いロゴを変更するための手作業を何時間も費やす必要がなくなります。このような手法では、マーケティングとクリエイティブの両チームから多くの時間が奪われ、両チームが実際に有意義なコンテンツを作る為に使うべき貴重な時間が失われます。
さらに、Adobe Experience Manager AssetsとAdobe InDesignをつなぐAdobe Asset Linkの新しいリンク機能により、消費者にとっても、全てのチャネルを通じて一貫したイメージや体験に触れる以上のメリットがあります。マーケターとクリエイターが、適切なコンテンツを市場に展開するまでの時間を短縮することができるようになるため、社内チームはカスタマイズされたエクスペリエンスをより早いペースで作り出す為に、より多くの時間を使うことができます。これは、結果としてより高いカスタマー ロイヤルティと、顧客とのより関係強化、そして売上の向上につながります。
Adobe Asset Linkの詳細はこちら、Adobe InDesignの詳細はこちらをご覧ください。
※本記事は、2019年11月4日にAdobe Experience Manager担当グループ ストラテジー&プロダクトマーケティング グループマネージャーのエリオットセデガ(Elliot Sedegah)が投稿したブログの抄訳版です。