Adobe Photoshop Cameraを発表 #AdobeMAX

AIを活用したカメラ撮影で、Photoshopマジックがあなたの手の中に

スマートフォンとソーシャルメディアの普及は、クリエイティブやデジタルのスキルに関係なく、すべての人々がストーリーを作り、語る方法を一変させました。そしてハードウェアの性能が飛躍的に強化されていく一方で、ソフトウェアのマジックはまだ十分に活かされていません。アドビは、ここで次の展開が必要だと考えています。画素数を競うのではなく、自分のストーリーをより自分らしく、ユニークに語るための手段がいま求められているからです。

すべての人に「つくる力」を、という使命に取り組むアドビは、本日スマートフォンの写真が持つ可能性を抜本的に再考して開発したAdobe Photoshop Cameraを発表しました。Photoshop Cameraは、Photoshopが提供する驚くべきマジックをパソコンから取り出し、シャッターボタンを押す手元にまで届けるAI活用のモバイルカメラアプリです。2020年の正式リリースを目指して開発中である本製品のプレビュー版を、本日iOSおよびAndroid向けに提供開始します。

アドビはこれまで、クリエイターのための画期的なエクスペリエンスを長年にわたって提供し続けてきました。この数年間は、アドビのAIプラットフォームであり基盤技術でもあるAdobe Senseiのパワーを活用し、驚異的な機能をクリエイティブコミュニティに届けています。そして今後アドビがクリエイティブツールの提供をすべての人々にまで拡大していくうえで、Photoshop Cameraを「Senseiファースト」アプリとして開発したことは極めて重要なステップです。

ナチュラルで行きたいときも、クリエイティブにしたいときも、Photoshop Cameraで撮影し加工すれば、素晴らしい瞬間を切り取って誰かと共有することができます。スマートフォンの画面でリアルタイムにPhotoshopレベルのマジックが起こせるため、パワフルなツールとエフェクトを使ったストーリーテリングに集中できます。Adobe Senseiの人工知能は、いま何を撮影しているか(人物、風景、自撮り、フード写真など)を瞬時に認識してレコメンデーションを提示し、シャッターボタンを押すその瞬間に、洗練されたユニークな画像処理を自動的に適用します(未加工のオリジナル画像も保持されます)。さらに、被写体の特徴(ダイナミックレンジ、色調、シーンの種類、顔の範囲など)も理解して、複雑な画像調整を自動的に適用します。

さらに、このアプリには、著名なアーティストやインフルエンサーから提供されたレンズのセレクションも搭載されます。これは私たちのクリエイティブコミュニティの実力を示すものです。そのひとりが新世代のクリエイティブコミュニティから支持されるトップアーティストのビリー アイリッシュ(Billie Eilish)氏です。多岐にわたる活動を可能にしているのはクリエイティビティだと信じる彼女とアドビとのコラボレーションで、彼女の楽曲やミュージックビデオからインスピレーションを得た、クールな限定版レンズが幾つも生まれました。使い方はいたって簡単で、誰もがアプリを通して自分を表現できます。

Adobe Creative Cloudの適用範囲を拡大し、万人のためのクリエイティブプラットフォームとして再定義する取り組みにおいて、Photoshop Cameraは重要な製品です。アドビは、このように次世代のコンシューマーとクリエイターのために開発され、誰もが手にすることができるツールへの投資を自らの使命と考えています。それは、私たちが高度なサイエンスとストーリーテリング技術が交差する場所に立ち、イノベーションを起こし、クリエイティブ表現の制約を解消することを常にDNAの中核として持つ企業だからです。その意味で、Photoshop Cameraは、クリエイティビティの大衆化に向けた取り組みを端的に示す例だといえます。本製品のプレビューにはこちら(英文)からお申し込みいただけます。Photoshop Cameraに関するニュースにご期待ください。

この記事は2019年11月4日に公開された**Introducing Adobe Photoshop Camera**の抄訳です。