Illustrator 2020アップデート:パフォーマンス強化ほか #Illustrator #AdobeMAX
Adobe Illustratorの最新リリースのアップデートでは、パフォーマンスの強化と安定性の向上を感じられることでしょう。ドロップシャドウやぼかしなどの効果は、より高速にレンダリングされます。また、Illustratorの内部の仕組みを再設計したことにより、アートボードをいくつも含む複雑で大きなファイルは、従来の2倍以上の速度で保存が完了します。
私たちは、ユーザーの皆さんから最も多く寄せられたご要望も反映しました。スペルチェックには、文字入力時にエラーを検出表示するオプションが追加されています。また、パスを多用するデザイナーのために、パス形状の整合性を保持しながら不要なアンカーポイントを削除する、単純化ツールも強化しました。
さらに、私たちはIllustrator iPad版の提供を2020年に予定していると発表しました。皆さんが良くご存知のお気に入りのツールを使い、iPad上でデザインを行える日が近づいています。これによってまったく新しいクリエイティブ表現が可能になることでしょう。詳しくはIllustrator iPad版のブログをご覧ください。
2020年提供予定のIllustrator iPad版を紹介
https://player.vimeo.com/video/369408202?dnt=1&app_id=122963
今回のリリースには以下の変更も含まれます。
ファイルを開く速度が2倍に
Illustratorのドキュメント保存プロセスを再設計したため、非常に複雑なベクターイラストレーションや、いくつもの埋め込み画像、あるいはいくつものアートボードを含むようなファイルを開く処理が大幅に高速化されました。
作業を中断することなく、バックグラウンド実行されるファイル保存
Illustratorでファイルを保存する際に、作業の手を止める必要がなくなりました。ファイル保存がバックグラウンドで実行されるようになったため、継続して作業が行えます。
効果のレンダリング速度向上とライブプレビュー
ドロップシャドウまたはぼかしを適用したデザインが、より高速にレンダリングされます。また、デザインを確定する前に、効果のプレビューが表示されるようになりました。
より効果的なパスの単純化
パスの単純化ツールもアップデートし、孤立したアンカーポイント、不要なアンカーポイント、ならびに余剰なアンカーポイントの削除をより効果的に行えるようになりました。
スペルエラーの検出と表示
テキストを含むファイルで作業する場合、文字入力時にスペルチェックを実行し、エラーの検出と表示をオンにすることができます。間違いが検出されると、その疑いがある該当箇所に赤いインジケーターが表示されます。これにより、ドキュメント内で正しいスペルの候補に直接アクセスできるようになりました。
この記事は2019年11月4日に公開されたIllustrator 2020: Accelerated Performance And Moreの抄訳です。