2019年12月フォト製品アップデートを提供開始 #Lightroom

本日、Lightroom Windows/Mac/Android/ChromeOS/iOS/iPadOS版、Lightroom Classic、Camera Rawのアップデートを提供開始しました。最新のカメラとレンズのサポートに加え、以下の機能強化を実施しました。また、今週のうちにMicrosoft StoreからLightroomが直接購入可能になる予定です。

Lightroomへの直接読み込み(iOS版)

対象:Lightroom iOS版およびiPadOS版

カメラを外に持ち出して撮影するフォトグラファー達にカメラまたはメモリーカードからLightroomに直接写真を読み込める機能は、Lightroom iOS版のリリース当初から求められてきました。そういった要望に応え2016年7月にアドビは、ノートパソコンやデスクトップパソコンを介さずに、RAW画像をモバイルデバイス上のLightroomライブラリに読み込む機能を追加しました。今回、iOSおよびiPadOS 13.2に搭載された新機能を活用することで、これまで必要だったiOSのカメラロールへの読み込みも不要になりました。Lightning-SDカードカメラリーダーまたはiPhoneの場合はLightning-USB 3.0アダプター、iPadの場合はLightning-USB Cカードリーダーを接続すると、RAW画像を直接Lightroomに読み込むことができます。読み込みはさらに高速になり、カメラロール上に不要なデータのコピーが残ることもありません。

この直接読み込みは、デスクトップパソコンやノートパソコンを外に持ち出さずとも、モバイル環境でフル解像度のRAW画像が編集できることを意味します。そして、利用できるRAW変換および編集機能は、Lightroom デスクトップ版およびCamera Rawに搭載されているものと同等のものです。すべての写真とそこに加えられた編集はCreative Cloudを介して同期され、同じアカウントで接続するデバイスすべてから、LightroomおよびLightroom Classicを用いてアクセスができます。

高度な書き出し

対象:Lightroom iOS版およびiPadOS版

2019年11月にAndroid版およびChromeOS版に搭載されたこの機能が、iOS版およびiPadOS版でもサポートされます。これにより、 元画像、DNG、JPEG、TIFといった複数形式のファイルへの書き出しと、その際のメタデータ指定、透かしを含める、ファイルの名前、シャープ出力、カラースペース指定といった完全な出力制御が行えます。

共有アルバムの機能強化

対象:Lightroom Windows/Mac/Android/ChromeOS/iOS版

アルバムを共有し、他のユーザーがLightroom Web版を使って写真をアルバムに追加できるようにするコラボレーション機能を追加したのは2019年8月のことでした。今回のアップデートではその対応環境が拡大し、Web版、デスクトップ版、モバイル版(無償バージョンを含む)のいずれのLightroomを使ってもアルバムに写真を追加できるようになりました。

新機能の詳細

今回のアップデートにより実施された機能強化とその履歴については、各製品の新機能ページをご覧ください。
Lightroom Classic
Camera Raw
Lightroom Mac版およびWindows版
Lightroom iOS版
Lightroom Android版

この記事は2019年12月10日に公開されたDecember Photography Releasesの抄訳です。