Adobe MAX でリリースされたMicrosoft Office アドイン・Adobe Creative Cloud for Word and PowerPoint の紹介 #AdobeMAX #AdobeIO #CreativeCloud

Creative Cloud ライブラリをMicrosoft Officeで利用できます

アドビはCreative Cloud ライブラリを Microsoft Officeで利用するためのMicrosoft Officeアドイン、“Adobe Creative Cloud for Word and PowerPoint”をリリースしました
Creative Cloudライブラリは、PhotoshopやIllustratorで作成したクリエイティブを管理するためのサービスです。

Photoshop や Illustrator で作成されたクリエイティブをCreative Cloud ライブラリの中で管理すると、チーム内での共有・更新を簡単に行えます。さらに、PhotoshopやIllustratorのドキュメントに「リンクを配置」することによって、(他のチームメンバーなどが)クリエイティブを更新した場合でも、作業中のドキュメントで利用されているクリエイティブに最新の状態を反映させることができます。(注:Officeアドインは「リンクを配置」は未対応です)さらに、作成したクリエイティブに加えて、Adobe Stockのアセットを管理・共有することができます。

これらの機能はCreative Cloud製品でしか利用することができませんでした。そのため、Creative Cloud ライブラリはPsやAi, XDなどのアドビのCreative Cloud 製品を利用する方、つまりデザイナーの方にしか利用されていないということも多かったと思います。

しかし、デザイナーが作成したクリエイティブ(例えば、自社サービスのロゴマーク)を利用する方がデザイナーであるとは限りません。例えば、サービスの紹介資料のパンフレットやプレゼンテーションをマーケティングやセールスの部署が作成することは日常茶飯事でしょう。そして、こういったデザインチーム以外のチームでは、(残念ながら)アドビのCreative Cloud製品が用いられることはなく、PowerPointやWordで資料を作成することが多いと思います。

アドビは、Creative Cloud製品で作成された高品質なデザインを多くの方に利用していただきたいと思っており、2019年のMAXでMicrosoft Officeで利用するためのOfficeアドイン、 “Adobe Creative Cloud for Word and PowerPoint”をリリースしました。
(大事なことなので2回書きました)

このアドインを利用すれば、デザインの現場で利用されていたクリエイティブをそのままWordとPowerPointで利用することができます。つまり、PhotoshopのPSDファイルやIllustratorのAIファイルをJPEGファイルやPNGファイルに変換することなく利用できます。
また、デザインの現場で利用されているCreative Cloudライブラリをそのまま利用できるため、現在利用中のクリエイティブの管理手法を流用できます。
このように、既存のデザインのワークフローを変える必要がないので、導入のハードルも低いのではないでしょうか?さらに、本アドインは無料でご利用いただけます。

利用方法の詳細についてはこちらのヘルプページをご覧ください。

Adobe Creative Cloud for Word and PowerPointは日本生まれ、日本育ち

アドビにはJapan R&Dという部署(日本語表記は研究開発本部)があります。ローカリゼーションやQuality Engineeringといった業務はもちろんですが、日本やアジアなどの地域のお客様のニーズや要望に応えられるような機能開発も行っています。
このOfficeアドインのアイデアは、Microsoft Officeをよく利用される日本のお客様の要望を元にJapan R&Dのリードで開発が始まりました。結果としては、日本発のアイデアで、開発も日本のチームを中心にすすめましたが、最終的には世界中のアドビのチームと連携し、2019年のAdobe MAXにてリリースをすることができました。

是非ご利用ください