アドビ 2020年 年頭所感

あけましておめでとうございます。謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

2020年は、日本にとって特別な年になることでしょう。2019年(令和元年)のラグビーワールドカップの成功を基に、2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会で、世界のトップアスリートをお迎えします。そして、世界中から観光客が東京や日本各地を訪れるでしょう。また日本の5Gネットワーク開始の年でもあり、人と人のモバイルでのつながりを強め、様々なモノやデバイスなどがインターネットに接続され、デジタルの可能性がますます広がります。アドビが日本で実施した調査では、日本人は、より良いカスタマージャーニーが体験できたり、自分たちの関心にメリットがあれば、企業とより積極的にデジタルでのコミュニケーションを行いたいと考えるようになっています。[1]

アドビのミッションは、デジタル体験を通じて世界を動かすことであり、そのためにアドビは、人々に創造性を発揮する力を提供し、ドキュメンテーションの効率化を進め、デジタルでビジネスを強化・支援していくことを戦略としています。2019年、アドビは日本市場でいくつもの重要なマイルストーンを達成しました。Adobe Experience Cloudではマルケトを統合し、顧客体験管理(CXM)を一層強化しました。Adobe Creative Cloudでは、Adobe Fontsで「令和」の合字にいち早く対応し、Adobe Frescoという革新的 な スケッチ & ペイント アプリを発表しました。そしてAdobe Photoshop iPad版 をリリースし、時と場所を問わずに人々がインスピレーションを得るままに創造することを可能にしました。日本でのアドビ最大のクリエイティブイベントAdobe MAX Japanでは、過去最多の来場者にお越しいただきました。

デジタル化のペースが加速する中、アドビはAIおよび機械学習プラットフォームであるAdobe Senseiを活用しCreative Cloud、Experience Cloud、およびDocument Cloudのイノベーションを提供することで、お客様のニーズ以上の価値を提供できるよう取り組んでいます。Adobe Illustrator iPad版のローンチを含む、アドビのモバイルアプリを拡大することで、あらゆる場所で人々に創造性を発揮する力を提供するほか、業界をリードするデジタルマーケティングツールによって、あらゆる規模・分野の企業を支援し、日本のデジタルトランスフォーメーションを牽引していきます。またAdobe Scanや電子署名など、アドビの最も広く利用されている高度なテクノロジーによって、個人、組織、企業のドキュメンテーション電子化のニーズに対応しています。

2020年は非常にエキサイティングな年になると期待しています。アドビは、デジタルメディアとデジタルマーケティングにおける革新とリーダーシップにより、日本の様々なクリエイティブな人々から、地元企業、グローバル企業に至るまで、新規および既存のお客様に優れたデジタル体験を提供してまいります。

可能性に満ちた素晴らしい新年を迎え、皆さま方のご健勝とご多幸、ますますのご発展をお祈りし、年頭のご挨拶とさせていただきます。

アドビ システムズ 株式会社 代表取締役社長

ジェームズ マクリディ

[1] https://offers.adobe.com/jp/ja/marketing/landings/_003156_survey_cxm_consumer_behavior.html?s_osc=7011O000003Jl5jQAC&s_iid=7011O000003Jl5eQAC&promoid=CZY71ZWM&mv=other