Premiere Proに新機能「プロダクション」がもうすぐ搭載#PremierePro

映画プロジェクトやコラボレーションワークフローを管理するための新しいツール

今年のサンダンス映画祭で私たちは、Premeire Proにまもなく搭載される「プロダクション」機能をプレビュー公開します。複数プロジェクトの管理と相互間でのアセットの共有、あらゆるものの整理をおこなう新しいツールが含まれ、個人でもチームでも「プロダクション」機能の恩恵を受けることができます。

Premiere Proを映画制作のツールに選んでいただくケースが大幅に増加したことにより、プロダクションのような新機能が求められるようになりました。サンダンスをはじめとする映画祭では、Premiere Proを使って制作したエントリー作品が今年も過去最多の数にのぼっています(英語)。サンダンスのような映画祭で、私たちは数多くの輝かしい才能を持った若いストーリーテラーと出会い、彼らがアドビのクリエイティブツールをどのように使っているかを学ぶ機会でもありました。

Premiere Proの新しいプロダクション機能セットは、トップクラスの映画制作者とハリウッドの編集チームからの意見をもとに、一から設計されたものです。ベースとなるテクノロジーは、「ターミネーター:ニュー・フェイト」(原題:Terminator: Dark Fate)や「ルディ・レイ・ムーア」(原題:Dolemite is My Name)をはじめとする映画制作の現場で使用されました。そのフィードバックを反映したPremiere Proの特別なビルド(一般向けと異なるバージョンのソフトウェア)が現在、デビッド フィンチャー監督の新作「Mank」のような映画の編集現場で使われています。

プロダクションは、共有ローカルストレージ上でのコラボレーションワークフローを合理化します。

プロダクション機能で大規模プロジェクトを管理する

プロダクション機能を使えば、大規模または複雑なプロジェクトを、より小さな構成要素に分割して扱えます。例えば映画の編集チームであれば、リール単位あるいはシーン単位に分割したワークフローが可能です。逆に、複数エピソードで構成された番組の1シーズン全体を1つのグループとして「プロダクション」にまとめれば、タイトルシーケンスやオーディオのような共通エレメントをエピソード間で相互にアクセスすることが容易になります。制作代理店がそれぞれの顧客ごとに「プロダクション」をセットアップして振り分けておけば、既存プロジェクトで使ったアセットの参照や取得が容易になり、効率化が図れます。

整理および同期

同じプロダクションにあるプロジェクト間では相互にメディアを参照でき、制作においてファイルの複製をせずに別のプロジェクトのアセットを再利用できるようになります。結果として、個々のプロジェクトを軽量かつ高速な状態に保つことができます。

Premiere Proに新しく追加されるプロダクションパネルは、複数のプロジェクトワークフローを統括する指令センターにあたります。パネル上のプロダクションフォルダに追加したプロジェクトはすべて、そのプロダクションの一部となります。ディスクに加えられた変更はすべてそれらにアクセス中のPremiere Proに反映され、Premiere Proで加えた変更はすべてディスクに適用されます。プロダクション機能はこれら全体を常に同期する役割を担っています。

コラボレーションを念頭においた設計

共有ローカルストレージを使用すると、1つのプロダクション内の複数のプロジェクトを複数のエディターで分担することができます。その際、プロジェクト保護機能により、誰かが他の人の作業を不用意に上書きすることを防げます。あるエディターが他のエディターのプロジェクトにアクセスしてコンテンツをコピーすることは可能ですが、そのエディターが取り組んでいる編集作業が完了するまでコピーに変更を加えることはできません。

また、プロダクション内のプロジェクトはスクラッチディスクを含めすべて同じ設定を共有します。あるエディターがレンダリングしたプレビューファイルは、そのプロジェクトで作業するすべてのエディターが利用できるため、チーム全体にわたるスムーズな再生と時間の節約を確実なものとします。

プロダクションは、OSのフォルダー構造と1対1の関係を維持し、変更の同期を双方向で行います。

プロダクションパネルでは、すべてのプロジェクトの概観図が表示され、誰が何に取り組んでいるのかが示されるため、チーム内で進捗状況を確認できます。

メディアの完全な管理によるセキュリティ保護

プロダクションを使えば、コンテンツへの外部からのアクセスを完全に制御できます。プロジェクトファイルとアセットファイルをすべてローカルストレージに保存することもできます。その場合、クラウド上にはなにも保存されません。このように、必要に応じ、インターネットに接続せずにすべての作業を完結することができます。

現代の映画制作者のための最新ツール

最新の映画制作現場のニーズに応えるため、アドビのクリエイティブなアプリケーション群は常に進化を続けています。プロダクション機能は、第一線で活躍するプロフェッショナルにも若きストーリーテラーたちにも同様に、プロジェクトを整理整頓し、効率的に管理し、コラボレーションを容易にする新しいツールです。この機能は、まもなくPremiere Proに搭載される予定です。

この記事は2020年1月23日に公開されたProductions: Coming Soon to Premiere Proの抄訳です。