フォトグラファーへの新しい道 #AdobeStock

連載

SNS写真時代を駆け抜けるフォトグラファーの秘訣

XICO(ヒーコ)がオススメする、SNSを中心に活躍しているフォトグラファーから撮影方法や現像テクニックを学んで、Adobe Stockでベストセラー作品を目指してみませんか?日々多くの写真をSNSで目にする中、目を引く写真や印象深い写真には、どういったバックグランドがあるのでしょうか。フォトグラファーのワークフローやマインドを紐といて、売り上げアップに繋げましょう!

今回は、【自分の「好き」が仕事になる話】について、ポートレートやテーブルフォトで自分の好きな世界を表現しているSachieさんにご紹介いただきます。

はじめに

みなさん、はじめまして。フリーランスフォトグラファーのSachie(サチエ)です。私は主にポートレート、テーブルフォトの分野で活動しています。

私が現在フォトグラファーとして活動できるようになったのは、自分の中の「好き」を追求できる環境と、SNSなどのツールがあったからだと思っています。

今回は、自分の「好き」を追求することの楽しさや、SNSなどに自分の作品を投稿することで、今の自分の仕事へ繋がっていった話をしたいと思います。

カメラを持っていることと、フォトグラファーでいることは違った

私は、大学生の頃に親から一眼レフをプレゼントしてもらったことがキッカケでカメラを始めました。その頃は、カメラがあるからなんとなく撮っているという感じで、イマイチ盛り上がってはいませんでした。

その後社会人となり、Instagramと出会い「私もこんな風に自分の好きを詰め込んだギャラリーを作って写真を発信したい」という憧れの気持ちから、改めて写真を撮るようになりました。

昔の写真

今の写真

好きを写真に投影していく

この機会に、自分専用の一眼レフカメラを購入。当時は花や友人を撮ることが多く、一眼レフならではの深く美しいボケや質感に撮影するたび大興奮してました。

もっと自分の「好き」を投影したオリジナリティーのある写真にするにはどうしたらいいのだろうと悩んでいたときに、Lightroomに出会うことになります。バーをスライドするだけで自分の好きなテイストに現像することができたり、プリセットが充実していたこともあり、現像初心者の私でも気軽に挑戦する事ができて、楽しみながら学んでいくことができました。

SNSなどの存在により、誰かに自分の「好き」を届けられる、そんな思いに夢中になって、写真にのめりこみ、投稿をして、それが評価してもらえる。というサイクルを通じて、楽しみながら自然と自分のクリエイティブが上がっていきました

この頃の楽しさと、夢中になって学んだ経験が、その後の活動において大きな糧となります。

しばらくして「雰囲気のある一枚絵のような写真が撮りたい!」という思いから、自分でディレクションから撮影までをするようになり、その後はカメラも上位機種に変えました。ここが私のキャリアの大きなターニングポイントだったと思います。

自分の「好き」を表現し続けた結果

その頃、SNSで私の写真を見かけて連絡をいただいたことがキッカケで、フォトグラファーとして初めてバンドのアーティスト写真を撮影するお仕事を頂きました。カメラを始めてから、夢中になって自分の「好き」を突き詰めてSNSで発信し続けた結果、自身のクリエイティブに繋がり、さらに仕事にまで繋がった瞬間です。

新しい自分の「好き」を表現するために

この頃から、もっと自分の「好き」を表現したいという思いから、テーブルフォトにも挑戦するようになりました。

テーブルフォトとポートレートの現像の仕方に違いを感じながらも、Lightroomで試行錯誤をしていく中で、ポートレートで得た知識がテーブルフォトに繋がったり、またその逆があったりして、自分のクリエイティブの幅が広がり、少しずつテーブルフォトでも自分の好きな色味や質感を表現することができるようになっていきました。

その後、テーブルフォトの作品もSNSなどでたくさんの「共感」をいただくようになり、徐々にテーブルフォトのお仕事をいただく機会も増えていきました。きっと、1つのジャンルしか撮影をしてこなかったらこのような繋がりは生まれなかったと思います。

SNSや、ストックサービスなどの作品投稿の場で、自分の「好き」を表現することができたことで、楽しく新しい自分の「好き」に挑戦することができました。どんなジャンルでも、自分自身が楽しみながら突き詰めていく事ができれば、更にいいクリエイティブへと繋げる事ができると思っています。

作品投稿の場として

私は自分の作品投稿の場としてSNSとストックサービスの両方を活用しています。SNSと両立することのメリットは、ストックサービスはSNS以上に自分のクリエイティブを活かした作品を投稿しやすいという点です。

世間的にストックサービスは写真販売サービスというイメージが根強いかと思いますが、実はSNS的側面もあって、想像よりもずっと気軽に利用できます。

私自身、新しいジャンルを開拓したい。より広い人に自分の「好き」を投影した作品を知ってもらいたい、そんな気持ちでストックサービスを始めました。登録した月に5枚のダウンロードがあり、SNSとは違う、自分の「好き」が誰かに「必要」とされる感覚を体験し、モチベーションの向上にも繋がっています。

SNSが自分自身のポートフォリオとなっており、イメージが固定されてしまっていて新しいジャンルに挑戦しづらいと思っている人にもオススメです。

自分のキャリアを振り返ると

SNSがキッカケで写真にハマってから今のキャリアに至るまでを思い返すと、私の場合、自分の「好き」を表現して、世界に発信してきたことがフォトグラファーにキャリアチェンジをして、人生を変えるまでの転機となりました。

手軽に世界中の人たちに自分の「好き」を発信し続けることができる時代だからこそ、楽しく自分のクリエイティブを高めることができましたし、それが今の仕事にも繋がっています。

オリジナリティーを出したいけどどうしたらいいかの分からない、カメラを始めてまだ日が浅い、そういった方にこそLightroomなどのソフトウェアや、写真の投稿の場としてSNSやストックサービスをどんどん活用してほしいと思います。

更なる写真の楽しさと、新しい自分の「好き」という気持ち、フォトグラファーとしてのアイデンティティーにきっと出会えるはずです。

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いかがでしたでしょうか?ただいま、Adobe Stockでは作品を投稿して下さるコントリビューター(投稿者)を募集中です。コントリビューター登録がお済みでない方はこちらからどうぞ。みなさまの素敵な作品をお待ちしています。