デザイナーとチーム支援のため、Adobe XDのリモートワーク機能を無料プランにも一時的に開放します#AdobeXD
私たちはリリース初期からXDをコミュニティーの皆さんのフィードバックに耳を傾け開発してきました。そして今、これまで以上に私たちは皆さんとともにありたいと思っています。この困難な状況に直面している皆さんとチームには、テレワーク環境であってもチームが迅速に作業し、コラボレーションができる手段が必要です。
私たちの最優先事項は、グローバルなコミュニティーを支援することです。本日、皆さんとチームの支援に向けた私たちの取り組みをご紹介いたします。皆さんが必要とするサポートおよびリソース提供へのコミットメントの一環として、XDの共有および共同作業に関するすべての機能を、無料のXDスタータープラン(Enterprise IDとFederated IDは除く)を含むすべてのCreative CloudプランのXDに、期間限定で提供いたします。また、ローカルのコンピューター上でドキュメントを開き、保存する機能については、サブスクリプションしているXDのプランに関わらず、引き続きサポートしてまいります。さらに、私たちからコミュニティーに向けて開催するイベントをすべてオンラインで実施することで、皆さんとの繋がりと対話を継続します。
TwitterおよびFacebook、あるいはコミュニティフォーラム(英語)を通じて私たちチームにご連絡ください。チームはいつも、コミュニティーの結束を支援する方法を積極的に求めています。
制限のないコラボレーション
デジタルへの急激なシフトが進むなか、皆さんのようなデザイナーには、互いを結びつけ人々の役に立つ体験を作成することがより一層求められるようになりました。ところがその制作環境は一変し、作業の一部を対面ではなくバーチャル環境で進めざるを得ない状況となりました。そのような環境でも生産性を保ちながら歩調を合わせて仕事を進めるには、コラボレーションを容易にし、基準となる単一のデザインソースを参照しながら作業する必要があります。つまり、他のデザイナー、開発者、プロダクトマネージャー、クライアント、その他の関係者を含めた誰もがチームワークを実現できる手段が求められているのです。
今回、有料プランでのみ提供していたXDの共有および共同作業に関するすべての機能を、2020年10月までの期間限定で無料のXDスタータープランまで含めたすべてのXDプランへと拡大提供します。2020年10月以降、このプレミアム機能へのアクセスは、有料プランでは引き続き無制限に、XDスタータープランにおいては再び制限付きで提供します。XDの各プランの比較について詳細はこちらをご覧ください。
これらの機能を使うことにより、ユーザーは作成したデザインをレビュー目的で共有し、フィードバックを得ることができます。他のデザイナーやチームメンバーを招待して同じドキュメントを開き、リアルタイムで共同編集することも可能です。また、クラウドドキュメントを活用してデザインシステムを構築すれば、アセットやコンポーネントをチーム全体で共有することもできます。さらに、デザインスペックを生成することで、デザインを実際にWebサイトやアプリとして実装する開発者の仕事がしやすいようにコラボレーションできます。同じツールを使うことで、チームを結束させ、歩調をあわせてプロジェクトを進行できるのです。なお、共同編集機能は現在ベータ版ですが、近日中に正式な機能として提供を予定しています。
リモートワークにおけるAdobe XDの活用法をより詳しく学んでいただけるよう、Let’s XDサイト(英語)上に実用的なガイドやビデオチュートリアルをご用意しています。
どんな作業環境にも対応
皆さんの多くは今、チームと物理的に離れているだけでなく、OSが異なる別のコンピューターを使っていたり、あるいは遅く不安定なネットワーク接続で、従来とまったく違う作業環境でお仕事をされていたりするでしょう。それでも生産性を保って作業を進めるために、ツールには完全な柔軟性が求められます。
XDのネイティブアプリケーションは、オンラインでもオフラインでも、macOSあるいはWindowsでも、必要に応じてお使いいただけます。私たちは、皆さんとチームが環境の変化にシームレスに適応できるよう、アプリおよびサービスの卓越したパフォーマンスおよび品質の提供にコミットしています。
コンピューター上のローカルドキュメントを開き、保存する機能は、お使いのXDプランの種類を問わず引き続きサポートしています。さらに、クラウドドキュメントを使えば、共同編集、リンクされたアセット、ドキュメント履歴などの追加機能も活用できます。
Photoshop、Illustrator、After Effectsなど、20を超えるクリエイティブアプリおよびサービスを含むAdobe Creative Cloudサブスクリプションをお使いなら、リモートでもCreative Cloudサービスを活用して社内のデザインチームと繋がることができます。Creative Cloudライブラリを使えば、社内のどのチームとでも共有して同期させることができます。また、Adobe Fontsを使えば数千もの美麗なフォントをデザインに利用できます。さらに、Jira、Microsoft Teams、Slackその他のコラボレーションツールとの連携機能がCreative Cloud app integration(英語)として用意されているため、最新のデザインを常に共有し合うことで拡大チームの歩調を合わせ、社内のどんなクリエイティブチームとでも繋がることができます。
コミュニティーと繋がりましょう
デザイナーが他のチームメンバーとの連携を密にすることが、これまでになく強く求められています。それは仕事上のものだけではなく、広範なデザインコミュニティーも含まれています。その実現のため私たちがコミュニティーを対象に実施するイベントは、バーチャルに場を移し、皆さんの繋がりや知識の共有を進めていきます。
- 地域のデザインコミュニティーリーダーと協力し、ローカルミートアップをバーチャルイベントとして実施します。Let’s XDサイトのCommunity Eventsページ(英語)にバーチャルイベントのリストとそれぞれの登録リンクをご用意しています。私たちは、地域のデザインコミュニティー活動をされている皆さんへの支援を惜しみません。ぜひご連絡ください。
- Adobe Creative CloudのLinkedInページ(英語)では、毎週金曜日(米国太平洋標準時)にXD Enterprise Liveというライブ配信(英語)をAdobe XDのストラテジック デベロップメント チームが実施しています。質疑応答のほか、使い方のヒントや裏技を学べます。また、フィードバックをお寄せいただくこともできます。
- タリン ワズワース(Talin Wadsworth)(Adobe XD プリンシパル デザイナー)は、頻繁にTwitchライブ(英語)を配信し、皆さんからのご質問にお答えするとともに、XDのデザインチーム自身がこの状況にどのように適応しているかを語ります。
- クリエイティブ人材の求人情報サービスAdobe Talentを、2020年5月31日まで無償で開放しています。世界最大のクリエイティブコミュニティーに向けて求人を行ってみませんか?
私たちチームは、仕事を成功に導くリソースおよびツールを皆さんに提供することにコミットしています。ご質問やフィードバックがあればぜひお寄せください。コミュニティーフォーラム(英語)や、TwitterまたはFacebookで繋がりましょう。
安全と健康第一でいきましょう!
この記事は2020年4月3日に公開されたAnnouncements from Adobe XD to Enable Remote Work Globally for Designers and their Teamsの抄訳です。