Adobe Signの新バージョンを提供開始 ~規制が厳しい業界向けにセキュリティとコンプライアンス機能を強化~ #AdobeSign

今、企業はこれまでになく、ビジネスの中断を最小限に抑えてビジネスの継続性を維持し、将来に備えてレジリエンス(回復力)を構築している時だと思います。特に金融サービス、政府機関、ヘルスケア、ライフサイエンスなどの規制の厳しい業界においては従業員がリモートで働く中、セキュリティとコンプライアンスがこれまで以上に重要になっています。

アドビは本日、電子サインサービス「Adobe Sign」の新バージョンを提供開始しました。最新版のAdobe Signは、従業員がどこにいても、世界中の最も厳しいセキュリティ基準や規制要件に準拠することが可能になりました。また、機能強化により、あらゆる業界の企業が電子サインを導入することにより生産性向上できるよう支援します。

ヘルスケアおよびライフサイエンス業界における電子記録、電子サインの使用が定められた米国食品医薬品局(FDA)の連邦規則第21条第11章(21 CFR Part11)への準拠が義務付けられる企業にとって、今回のアップデートは特に重要です。

ヘルスケアやライフサイエンス業界の事業は厳しく規制されていますが、Adobe Signを使用すれば、すべてのデジタルプロセスが21 CFR Part 11に準拠しているかを心配する必要がなくなります。お客様は安心して、患者同意書や臨床試験に必要なHIPPAコンプライアンスフォームなどの重要書類に署名できます。これにより、自社のテクノロジー開発に費やす時間を省き、本来のミッションに集中できるようになります。

ヘルスケアやライフサイエンス業界の現在のニーズを満たすAdobe Signの機能は下記の通りです。

2019年8月、アドビの委託によりForrester Consultingが実施した調査「The Total Economic Impact of Adobe Sign(Adobe Signの総合的経済効果)」によると、Adobe Signユーザーが書類に署名をもらい文書をまとめるまでの時間は、7日間から2時間(96%減)に減少しました。また、処理される文書1件につき、平均6米ドルのコスト削減を実現しています。

Montriumのプロフェッショナルサービス アライアンス担当バイスプレジデントであるMichael Zwetkow氏は次のように述べています。「私たちが私生活で利用しているような、現代的で、デザイン性に優れ、使いやすく、可用性の高いサービスやソリューションを、ライフサイエンス企業向けにも提供するべきであると考えています。GxP(適正基準)などのプロセスに強化されたAdobe Signを導入することで、ライフサイエンス業界の電子サインの普及に貢献できることを嬉しく思います。」

アドビは、規模や業界を問わず、さまざまなAdobe Signのツールを通して、すべてのお客様の生産性とセキュリティをさらに強化できるよう、継続的に投資しています。

今回強化された機能は下記の通りです:

Adobe Signの無償体験版に関する詳細はこちらからご覧いただけます。

すでにAdobe Signをご利用のいただいている場合には、機能強化は自動的に利用可能になり、今日から使い始めることができます。

生産性、コラボレーション、セキュリティを犠牲にすることなく企業がリモートで業務できるよう支援するテクノロジーが重要な役割を果たすと認識しています。アドビは、この前例のない時に企業が迅速にリモートで業務ができるよう支援します。Adobe Signが皆様の書類と署名の管理を少しでも簡単にするお手伝いができるよう祈っています。

※本記事は2020年6月3日にSr. Product Marketing Manager マイク プライザメント(Mike Prizament)が投稿したブログの抄訳版です。