InDesignに共有とレビューのための新機能が登場 – よりシームレスなコラボレーションを –

創造的なプロセスは、パワー、そしてインスピレーションを与えてくれます。しかし、制作物のレビューに関連するプロセスは残念ながらそうではありません。一緒に制作を進めているパートナーやクライアントに完成前の制作物を送付して確認を求め、フィードバックを得るためには、複数のアプリを使った多数のステップが必要であり、非常に効率が悪く、時間と労力を奪います。他者とのコラボレーションは間違いなく、デザインプロセスにおける悩みの種のひとつではないでしょうか。

この課題を和らげ、より早くタスクを完了できるように、アドビはレビュープロセスをシームレスなものにする一連のコラボレーションツールをInDesignに段階的に追加していく予定です。今年10月と、それ以降にもこのようなツール群の強化および拡張を予定していますが、その第一弾である、今回の2020年6月アップデートに含まれる新機能「レビュー用に共有」をご紹介いたします。

ワークフローの無駄を省き、すべてをInDesignで完結

Adobe InDesignを離れることなく、レビュープロセス全体を管理できるようになりました。「レビュー用に共有」を選択するだけでレビュープロセスが開始され、PDFを書き出して電子メールに添付する必要はありません。


レビューアーからのフィードバックはアプリに直接戻され、新しいレビューパネルに表示されるため、フィードバックの確認、返信、解決をすべてInDesign内で完結できます。この新しいワークフローは作業と時間の無駄を省き、デザイナーは制作に集中できるようになります。

複数の共有オプションでレビュープロセスを管理

ファイルのリンクの公開範囲は、公開、パスワード保護、Adobe ID指定、の3つの共有オプションから選択できるため、共有プロセスにおけるセキュリティとプライバシーをより柔軟にコントロールすることが可能です。

シンプルなWebエクスペリエンスをレビューアーに提供

ファイルのリンクを開いたレビューアーは、オンラインでレビューとフィードバックを済ませることができ、ソフトウェアのダウンロードは不要です。また、レビューアーが正確で明瞭かつ整理されたコメントが返せるように、シンプルなピンツールや描画ツールを提供し、フィードバックをする側のプロセスも簡素化しています。

さらに、コメントはリアルタイムで同期されるため、レビューアーは新しいフィードバックが入り次第それを確認できます。これにより、フィードバックの重複や混乱を回避でき、関係者全員が足並みをそろえてレビュープロセスを進行できます。

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_InDesign 2020年6月リリースは、本日からダウンロードしてお使いいただけます。私たちのFacebookページ(英語)では、「レビュー用に共有」をさらに活用するための、遠隔コラボレーションのヒントやテクニックをご紹介しています。

この記事はInDesign Introduces a New Way to Share and Reviewの抄訳です。