7/5開催決定 #DesignJimoto Conference 〜世界で影響力を持つクリエーションとは?〜

連載

#DesignJimoto event series

みなさんこんにちは、Creative Cloud Community Mgr. の武井史織です。紫陽花の綺麗な季節ですがいかがお過ごしでしょうか?

世界中で向き合う新型コロナのパンデミック状況下では、平常時も存在していた社会課題が、更に激しく浮き彫りになることを改めて肌で感じています。BLM人権問題のムーブメント、SNS誹謗中傷問題、幼児虐待問題、貧困問題など、揺れ動く世界情勢に意識を向けながら、果たして今自分には何が出来るのかを考え続ける日々でした。そこで大切なのは、どれだけ知っているかではなく、どれだけ知ろうとしているかということ。社会課題を自分の生活圏内に置き換えて認識することから始め、考えるきっかけを与えてもらったことに感謝し、今後どう行動につなげていくか考え実行する、私たち個々人の「声」が大きな力をもつ時代ですね。

この間、Creative Communityと関わることの多い私自身も、世界中にいる友人クリエイターと連絡を取り合い、お互いの状況を確認しながら、起こっている社会課題に対してディスカッションを続けてきました。その中で、明らかに日本社会特有のものとして感じたことのひとつ。世界中のクリエイターが恐れず声をあげる中、日本では声を上げにくい空気が作られてしまっている現状。ディスカッションした多くの日本人クリエイターから出てきた言葉は、社会課題や政治に対して自分の声をあげたいけれどあげられない、周りにどう思われるかが怖い、クリエターが政治や社会問題に関与するなと言われた、クライアント企業が反対意見を持っていたら仕事がなくなるのではないかと心配で声をあげられない、など。私たちが社会のつながりの中で存在している限り、政治も社会問題も、みんなのものであり、「自分ごと」。そしてクリエーションとは自分の声を持つこと。しかし、社会の見えない圧力がクリエーターから声を奪うことに繋がってしまっている現状に危機感を抱きました。

この状況を踏まえて、今回の Design Jimoto Conference 2020を実施するに至りました。クリエーションの影響力を再認識し、それをどこに・どう活かしていくのかを一緒に考えるカンファレンスを、私の尊敬する友人クリエイターの方々と共に実施したいと思います。(Design Jimotoとは?過去のイベントはこちらから!)

Design Jimoto Conference 2020

テーマ:〜世界で影響力を持つクリエーションとは?〜

激動の時代に、何かを変えたいと感じている人、課題は感じているけれど何をしたらいいのか迷う人、クリエーションの影響力を再認識したい人、もちろん既にクリエーションを通して意思表示をされてきた人も、このカンファレンスを通して改めて「クリエーションの影響力」を一緒に考えてみませんか?

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Guest Speaker

今回のカンファレンス実施の重要性を感じ始めた頃、私の頭の中には既に関わってもらいたい人たちの顔ぶれが揃っていました。それからすぐ連絡をとり、コンセプトを説明するとすぐに快く承諾してくれました。クリエイターとしてクリエーションの社会的影響力を認識した上で素晴らしい活動をされている、世界で活躍中の3名。今回は、日本とカリフォルニア、ニューヨークを繋げて現地からお届けです。

Photo Credit: いしだまこと

Photo Credit: いしだまこと

Creative Talk 1:「目指せ!世界市民クリエイター」

Yuko Shimizu 清水裕子
Instagram / Website / Behance

米国ニューヨーク在住21年のイラストレーター。School of Visual Arts イラスト修士取得後、同校講師。主なクライアントは、Apple、Microsoft、Adobe, The New York Times, Harvard University, DC Comicsなど他多数。クライアントの9割を米国および日本国外に持つ。2009年ニューズウィーク日本版の「世界が尊敬する日本人100」に選ばれる。

Godzilla_criterion_collection

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batman_detective_comics

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Creative Talk 2:「迷って迷って辿り着いた今のぼくのクリエーション」

**Dice Tsutsumi 堤大介
**Twitter / Instagram

東京都出身。スクール・オブ・ビジュアル・アーツ卒業。Lucas Learning、Blue Sky Studioなどで『アイスエイジ』や『ロボッツ』などのコンセプトアートを担当。2007年ピクサー入社。アートディレクターとして『トイ・ストーリー3』や『モンスターズ・ユニバーシティ』などを手がけている。2014年7月ピクサーを去り、トンコハウスを設立した。初監督作品短編『ダム・キーパー』は2015年のアカデミー賞短編アニメーション部門にノミネートされる。71人のアーティストが一冊のスケッチブックに絵を描いて、世界中に回したプロジェクト『スケッチトラベル』の発案者でもある。

©Tonko House Inc.

©Tonko House Inc.

Concept Art for Coco © 1986-2020 DISNEY / PIXAR

Concept Art for Coco © 1986-2020 DISNEY / PIXAR

Photo Credit: Hanna Aqvilin

Photo Credit: Hanna Aqvilin

Creative Talk 3:「スロージャーナリズムと言うコミュニケーション」

Shiori Ito 伊藤詩織
Website

1989年生まれ。ジャーナリスト、ドキュメンタリー映像監督。主に海外メディアで映像ニュースやドキュメンタリーを発信している。国際的メディアコンクールNew York Festivals 2018では制作したドキュメンタリー『Lonely Death』(CNA)と『Racing in Cocaine Valley』(Al Jazeera)が2部門で銀賞を受賞。性暴力被害についてのノンフィクション『Black Box』(文藝春秋社)は本屋大賞ノンフィクション部門にノミネートされる。第7回自由報道協会賞では大賞を受賞し、5ヶ国語で翻訳される。2019年ニューズウィーク日本版の「世界が尊敬する日本人100」に選ばれる。2018年ロンドンにGenderーBased human rights に光を当てるドキュメンタリー制作をモットーにするHANASHI FILMSを共同設立。

ドキュメンタリー映画「COMPLETE WOMAN STORY OF AJAIE」

ドキュメンタリー映画「COMPLETE WOMAN STORY OF AJAIE」

イベント概要

【日時】2020年7月5日(日)11:00~13:30
【会場】オンライン配信 (Zoom)
【定員】300名(先着順)
【参加費】無料
【言語】日本語
【参加方法】Peatixで参加申し込み後、参加URLを送付します。
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参加対象

プログラム

1. イントロ
2. Creative Talk 1~ 3
3. パネルディスカッション
4. Q&A
5 クロージング
※プログラムは状況により予告なく変更になる可能性がございます。

持ち物

参加ルール

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運営チーム

課題意識を持って、私と共に今回の企画・運営に関わってくれている、頼もしいチームメンバーはこちらです!

Our Voice Matters. 自分たちの声を持つことが民主主義で、クリエーションとはその声を反映させることの出来るパワフルなツールです。クリエーションに関わる人も、関わらないけれど興味がある人も、フラットな関係性の中で皆さんとディスカッションするのを楽しみにしています。では、オンラインでお会いしましょう!