Adobe XD 2020年7月アップデートリリース!ソーシャルメディア対応アートボード、クラウドドキュメント用フォルダなど
Adobe XD アップデート
先月のアップデートリリースでは、スタック、スクロールグループ、デザイントークンなどが導入されましたが、開発チームは引き続き、Adobe XDにおける素晴らしい体験のため、新機能を提供しています。今月は、ソーシャルメディアプラットフォーム用のアートボードサイズを含む新しいプリセット、クラウドドキュメントを整理する新しい方法、XDの使い方を学ぶための新しい方法をご紹介します。また、特にオススメの新プラグイン「Quick Mockup(英語)」もご紹介します。
新機能を利用するには、XDの最新バージョンにアップデートしてください。これから始めたい方は、こちらからAdobe XDをダウンロードできます。
Adobe XDを使ってソーシャルメディアのグラフィックをデザインする
多くのデザイナーの方は、プロダクトデザインとマーケティングデザインの両方の目的で、Adobe XDをご利用いただいております。パーソナライズされたエクスペリエンスをプラットフォームを問わず提供する(英語)、ゲームのプレイヤーエクスペリエンスを向上させる(英語)、あるいは顧客満足度を向上させる(英語)など、まざまな種類の問題を解決するために、コミュニティはXDを使用しています。
今回のリリースでは、特に人気のあるソーシャルメディアプラットフォームのアートボードサイズを選択できるようになりました。XDを開くと、ホーム画面でTwitter、Facebook、Instagram、YouTube用のアートボードサイズをプリセットとして選択できます。また、カンバス上に新規アートボードを作成するときは、右側のパネルにさまざまなプリセットオプションが表示されます。
これにより、各プラットフォームの最新のサイズ要件を探し回る必要がなくなり、プリセットをクリックするだけで、デザインを開始できるようになりました。
クラウドドキュメントをフォルダに整理
Adobe XDのクラウドドキュメントを使えば、作業したいときにいつでもデザインファイルにアクセスできます。クラウドドキュメントは、作業の進行に合わせて自動的に保存され、以前のバージョンにも簡単にアクセスできます。また、共同編集機能を使えば、クラウドドキュメントの編集に他の人を招待して一緒に編集したり、リアルタイムで一緒に作業したりすることもできます。
今回のアップデートにより、XDクラウドドキュメントをフォルダに整理できるようになりました。ホーム画面でクラウドドキュメントを表示すると、右上に新しいフォルダアイコンが表示されるので、アイコンをクリックしてフォルダを作成し、新しいフォルダに名前を付けます。フォルダに移動させることで、クラウドドキュメントを特定のプロジェクトやクライアントなどに分類して整理できます。
クラウドドキュメントへのアクセスや管理はXDのホーム画面や、Creative Cloudアプリから可能です。
Adobe XDを学ぶための新しい方法
Adobe XDは高速かつパワフルなユーザー体験をデザインするために必要な機能を備えています。使い始めたばかりの方でも、ベテランの方でも、いまのデザインワークフローをより良いものにする、XDの新しい活用方法が見つかるはずです。
今回のアップデートにより、XD内から直接利用できる新しい学習リソースをご利用いただけます。XDのホームスクリーンに新しく「学習」タブが追加され、XDの学習や習得に役立つビデオやブログ記事が多数用意されています。初めてのデザインの作成(英語)から、音声トリガーを使ったプロトタイピング(英語)、PhotoshopやIllustratorなど他のCreative Cloudアプリとアセットを共有するためのCreative Cloudライブラリの使用(英語)まで、あらゆる分野のリソースが用意されています。
今後も新しい動画や記事を「学習」タブに追加していき、XDの新機能やワークフローについての情報を提供していきます。もっと詳しく知りたいトピックがあれば、Twitter(英語)やFacebookなどで、新しいリソースのアイデアをお知らせください。
注目のプラグイン:Quick Mockupでアイデアを素早くデザイン
Adobe XD用のQuick Mockupプラグイン(英語)を使用すると、アイデアを素早くデザインに落とし込むことができます。ボタン、カード、ドロップダウンメニュー、トグルスイッチなど定義済みのUIエレメントを使って素早くレイアウトを作成したり、一般的なWebおよびモバイルレイアウト用にあらかじめデザインされたテンプレートを使ってレイアウトを作成したりできます。各エレメントをさまざまなスタイル、ステート、サイズにカスタマイズしたり、XDで直接編集することも可能です。
レイアウトが完成したら、テーマを切り替えて、異なるスタイルや写真を当てながらデザインの見た目を確認することができます。デフォルトでは、Quick Mockupは最小限のワイヤーフレームを使用していますが、より洗練されたテーマに簡単に切り替えることも可能で、ニーズに合わせてカスタマイズすることができます。
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Quick Mockupは、今年初めにリリースされたWhiteboardプラグインを作ったのと同じ_Adobe Design(英語)チームによって作られた無料のプラグインです。XDプラグインマネージャーを使ってQuick Mockupをインストールし、詳細をご確認ください。
この記事は2020年7月21日に公開されたJuly 2020 Release of Adobe XD: Social Media Artboards, Folders for Cloud Documents, and Moreの抄訳です。