令和元年東日本台風の被災写真をデジタルの力で復活!「希望の写真復活プロジェクト」

アドビは認定NPO法人アイキャン長野事務所および協力企業4社とともに、令和元年東日本台風の被災写真復活プロジェクトをこの7月から正式に始動しました。とっておきの思い出の1枚や、亡くなった方を忍ぶ1枚、離れて住む家族の絆を思う1枚など、失われかけた大切な1枚の写真をデジタル技術で復活させ、被災された方の希望の灯りとなることを願って活動を行います。

NPO法人アイキャンは令和元年東日本台風の被災地である長野県でこの1月に「長野写真洗浄プロジェクト」を開始。ところが新型コロナウイルス感染拡大によりボランティアが密に集まって行う活動は休止を余儀なくされました。そこで、このたびアイキャンとアドビが連携し、最新のデジタル技術を用いた写真修復を行うプロジェクト体制をつくりました。写真加工の専門技術を持つプロがプロボノとして参画するほか、協力企業が機材や技術の提供を行います。写真修復には世界中のプロの現場で活用されている写真編集ツールAdobe Photoshopが使われます。

■プロジェクト概要

アイキャンが被災写真を受け付け、スキャンでデータ化をしてアドビに連携。写真修復作業(レタッチ)を担当する2つの会社の技術者が修復後、写真処理機器メーカーが出力を行いアイキャンに返送、アイキャンが被災者にお戻し。(1ケ月あたりの受付枚数は約30枚、受付から返却までは約2ケ月を予定)

■協力企業

株式会社PFU(スキャナー提供)

こびとのくつ株式会社(レタッチ)

株式会社 博報堂プロダクツ フォトクリエイティブ事業本部 REMBRANDT(レタッチ)

ノーリツプレシジョン株式会社(写真データ出力)

■認定NPO法人アイキャンについて

1994年設立。イエメン、ソマリア、ジブチ、フィリピン、日本で活動する日本生まれの国際NGO。台風19号直後より長野で活動を開始し、長沼で災害ボランティアセンターの管理や写真洗浄活動などを実施。2010年外務大臣表彰受賞。

■プロジェクト概要 https://spark.adobe.com/page/seKOIBJlBtUCn/