多様な声を世界に届けるために

※アイキャッチ画像提供:マリカ ファブレ(Malika Favre)、ジョーダン モス(Jordan Moss)、ローズ マリー クロムウェル(Rose Marie Cromwell)

クリエイティビティは大なり小なり世界に変化を与える影響力を持っています。そしてクリエイティビティは私たちを団結させ、挑戦を支え、インスピレーションを与え、世界にポジティブな変化をもたらすパワーを持っています。ですが、クリエイティビティは人種、民族、能力、性別、性的指向を問わず、私たちすべてが今よりももっと簡単にアクセスできるべきで、同様に優れたクリエイティビティには誰もが祝福を送れるようにするべきです。そのためにアドビは、多様な声の主それぞれがストーリーを伝えるための、より大きなプラットフォームを提供する責務があると考えています。過去前例のない時代となっている昨今においては特にそう言えるでしょう。

この考えに基づいて、多様な声を高め、広めていくためにアドビが実施している新しいプログラムをいくつかご紹介します。まずは、女性クリエイターに焦点を当てたエキサイティングな取り組みです。

アドビは米国時間8月10日、イラストレーターのマリカ ファブレ(Malika Favre(英語))、3Dおよびグラフィックアーティストのジョーダン モス(Jordan Moss(英語))、写真およびビデオアーティストのローズ マリー クロムウェル(Rose Marie Cromwell(英語))の各氏をはじめとする、世界中の女性クリエイターの作品を紹介する新しいキャンペーンを開始しました。

このキャンペーンの一環として、ニューヨークタイムズ紙のスタイルマガジン「T Magazine」のデジタル特別号で、世界中の女性からインスピレーションを受けた、女性に捧げる『T Presents: The 15 Creative Women for Our Time(現代のクリエイティブな女性15人)』特集を提供しています。

この号では、イラストレーターのオクタヴィア ブロメル(Octavia Bromell(英語))、データストーリーテラーのジェシカ ベラミー(Jessica Bellamy(英語))、Nikeのウィメンズフットウェア担当バイスプレジデント兼クリエイティブディレクターであるジョルジーナ ジェームズ(Georgina James(英語))の各氏をはじめとする、アドビコミュニティのクリエイターを起用したコンテンツを展開しています。

映画業界で活躍の機会とメンターシップを提供

今回の発表はいずれも、メンターシップ、プログラム、助成金などを通じて、十分に認知されていないグループに属するクリエイターを支援するというアドビの長年の取り組みに基づいたものです。アドビは今年初め、サンダンス・インスティテュート(独立系映画人養成のための非営利団体)と共同で女性に焦点を当てたフェローシップ「Women at Sundance | Adobe Fellowship(英語)」を開始しました。

そしてこの度、記念すべき初回となるWomen at Sundanceフェロー就任(英語)を発表できることを嬉しく思います。性自認が女性である11名の映画制作者が、さまざまな分野を横断した専門家からの個別サポートを受けることで、多様で大胆かつ新鮮な作品を生み出すことが期待されます。このフェローシップには、サンダンス・インスティテュートおよびアドビの幹部から年間メンターシップの他、サンダンス・インスティテュートのラボやプログラムへの参加、現在取り組んでいるプロジェクトを推進するための5,000ドルの助成金が含まれています。

Creativity for All: すべての人に“つくる力”を

最後に、私たちは多様な声を共有するための場所「Adobe.com Diverse Voices(英語)」を立ち上げます。ここでは、誰もがインスピレーションを受け、学び、クリエイティビティを共有することができます。そして、様々なクリエイターの声にスポットを当て、奨学金やフェローシップなどのリソース共有をしていきます。ぜひご覧ください。

アドビでは、あまり知らされていないクリエイターの表現とその声に対し後押しすることで、世界が多様な視点を獲得し、学び、恩恵を得られるように努めています。

「見たことがないものにはなれない。」

社会活動家マリアン ライト エデルマンがかつて残した言葉です。

多様な声に寄り添い活性化するための、今回のアドビの取り組みの詳細については、以下のページでご覧いただけます:

この記事は2020年8月10日(米国時間)に公開された、Bringing more diverse voices to the worldの抄訳です。