アドビ、Acrobat DCとBoxのクラウド連携を強化した 「Adobe Acrobat for Box」をリリース #AcrobatDC
アドビは、中小企業からエンタープライズに至るまで幅広い企業がBox内に保管されている数十億のPDFファイルを効率的に活用できるよう、2016年以降Boxと密に連携してきました。これまでも、Adobe Acrobat DCや、無料のAdobe Acrobat Readerを使って、Box内のPDF開封だけでなく必要な作業を行い、Adobe Signで電子サインをBoxから直接送信したりすることができましたが、このほど提供開始した「Adobe Acrobat for Box」により、利用者の利便性がさらに強化されます。
「Adobe Acrobat for Box」では、PDFファイルや電子サインの作業をBox内で直接行えるようになりました。デスクトップにファイルをダウンロードすることなく、クラウド上で作業することが可能です。またIT管理者は、Boxの管理コンソールの「オン/オフ」で各社員の本機能へのアクセスを簡単に切り替えられるため、テレワークというニューノーマルにおいても生産性を向上します。
多くの人々がテレワークに取り組む中、生産性に優れたクラウド活用のニーズは急速に高まっています。オフィスの分散化が進む中、IT管理者の多くは組織のデジタルアプリケーションやソリューションの管理や実装をどう一元化するか、という課題に直面しています。
Boxの最高製品責任者であるヴァルム パーマー(Varum Parmar)氏は、次のように述べています。「社員、お客様、パートナー企業が安心できるリモートワーク体制を整備することは、昨今ビジネスを行う上での最優先事項です。今回、アドビとのパートナーシップを通し、働いている場所に関係なく、シンプルかつ安全でパワフルな文書ワークフローを提供できることを大変嬉しく思います。」
今回の連携により、Adobe Acrobatの下記の機能を、Box内で利用できるようになりました。
- Acrobatのweb ビューワーから、検索、注釈ツールを備えたPDFファイルの閲覧が可能に
- フォント、書式、レイアウトを維持した高品質PDFの生成
- 削除、並べ替え、回転機能による既存PDFの修正、編集
- PDF、Microsoft Office、画像、テキスト、Adobe Creative Cloudで作成したデザインファイルなどの複数の種類のファイルをひとつにまとめて保管、配布
- PDFから、Word、Excel、PowerPoint、RTFなどの編集可能なファイルへ、フォント、書式、レイアウトを維持したままエクスポート
- Boxでのファイルプレビュー時に表示されるコンテンツ連動型推奨アプリ表示機能「Box 推奨アプリ」から、Adobe Signへアクセスし、署名が必要な文書を送信・進行状況を追跡
- 関連するBoxおよび第三者アプリケーション上のファイルのアクティビティをまとめて表示する「Box アクティビティストリーム」で、電子サイン情報を取得
Boxは、フォーチュン500企業の68%に利用されています。Acrobat DCに登録済みのBoxユーザーは、今回の新機能「Adobe Acrobat for Box」をすぐに利用できます。アドビは今後も、Boxのような主要なクラウド向け生産性ソリューションプロバイダーと提携し、クラウドでのPDFの保存、作業、署名、連携に役立つ業界最高クラスのPDFサービスを提供してまいります。
Adobe Acrobat for Boxの詳細については、こちらをご覧ください。
アドビは、すべての人が尊重され平等に扱われるべきだと信じており、人種差別に反対する黒人コミュニティにも寄り添っています。今後も、従業員、クリエイター、お客様、パートナーを含むコミュニティを通じて、多様な声を支え、高め、拡大していきます。アドビには、変革を推進し、誰もが疎外されず受け入れられていると感じられることを保証する責任があります。私たちは、人種的不平等や不正義に対して立ち上がり、声を上げなければなりません。社内および社外における各種活動の詳細については、こちら(英語)をご覧ください。
また、多くの人々が現在も新型コロナウイルスの影響を受けていることを受け止め、アドビチーム全員より、このような困難な時期でも感性を刺激し続けてくれている世界中のすべてのクリエイターに感謝申し上げます。
※本記事は2020年8月6日にVice President of Product Management ディエゴ ダガトゥキン(Diego Dugatkin)が投稿したブログの抄訳版です。