クリエイティビティが人生の選択肢を広げ思考力を豊かにする〜Adobe Education Forum Online 2020 「若手社会人座談会」レポート

by Adobe Education Japan

Posted on 08-20-2020

新型コロナウイルスの流行で社会が急激な変化を経験する中、New Normalの社会で必要とされる力を探る教育イベント「Adobe Education Forum Online 2020/New Normalの社会で活躍する力を育てる大学・専門学校教育~ProductivityからCreativityへ~」が8月4日(火)〜6日(木)の 3日間開催されました。最終日の夕刻には若手社会人を迎えた座談会「デジタルリテラシーとCreativityを強みに」が開かれ、この困難な状況下でもクリエイティブなスキルを生かして活躍の場を広げている様子が語られました。

クリエイティビティを身につけた3人のバックグラウンド

座談会メンバー3人のプロフィールとアドビのクリエイティブツールを使うようになったきっかけは様々です。

岩本雄也さん

芝浦工業大学工学部卒業。社会人3年目。今年4月に転職し、現在はIT企業のデータサイエンティスト。副業で、マスク製造会社のマーケティングと販売管理を担当している。大学の卒論発表のためのポスターをAdobe Illustratorで作るルールだったため、使い方を習得したのがアドビのツールを使い始めたきっかけ。

町あゆみさん

早稲田大学商学部卒業。社会人1年目。希望の総合広告代理店に就職し、企画提案やメディアプロモートを担当する。大学でファッション系のフリーペーパーを作るサークルに入ったのがきっかけで、IllustratorやPhotoshopを習得。学生時代のアルバイトやインターンなどでも積極的にデザインを担当してきた。

原渓太

同志社大学法学部卒業。社会人8年目。2カ月前よりアドビ勤務。前職はメーカー系のIT企業でデジタルマーケティングの企画を担当。社会人になってから会社の仕事で必要となり、PhotoshopやPremiere Proなどを習得し、実務で使用してきた。

大学時代や社会人の早い時期にクリエイティブツールを使えるようになった皆さんは、仕事でそのスキルをどのように生かしているのでしょうか。

クリエイティビティが促進する仕事のスピード感

岩本さんは、副業で大いにそのスキルが生かされていると言います。5人ほどの小さな会社で全員が多くのことを担当するため、岩本さんがIllustratorやPhotoshopを使えることが大きな戦力になりました。ポップなどを作成したりアイディアを形にしたりするスキルがあることで、社内で朝出たアイディアを昼には形にして発注をかけるくらいのスピード感を生み出せています。会社の対応力が上がり大きな受注につながるなど早速効果が出ているそうです。

スピード感についても同意します。例えばウェブサイト上でバナーのテストをしたいときに、代理店に依頼するとどうしても時間がかかることがあり、自分で制作できればすぐに効果を試すことができます。「テストまで1ヶ月かかっていたものが2日でできます」とその差を表現しました。また、製品仕様に変更があったときにプロモーション動画を社内ですぐに修正できるなど、変化の多い状況に即応できるのもメリットになっています。

クリエイティビティ×○○のマルチなスキルが武器になる

町さんは、マルチなスキルを持っていることの利点を挙げます。例えば、企画を提案する際に、クライアントに最初からアウトプットのイメージを提示できるので説得力が上がるのです。マーケティングとデザインのスキルを両方持っていることが提案力につながりました。就職活動でもクリエイティブなスキルがあることは自分をアピールするポイントとなったそうです。総合職ながら、自分でポートフォリオを作成して追加の書類として提出して、希望の会社への就職を実現しました。

も前職で、クリエイティブなスキルがあると会社の中で目立ち仕事が集まってくるという経験をしていました。大企業であってもマーケティングができてクリエイティブツールも使えるというのは希少な存在だったそうです。

クリエイティビティは思考方法を変える

町さんは、学生時代からアルバイトなどを通してデザインに関わってきたことで、思考方法にも良い影響があったと言います。例えばアーティストのグッズを作るときには、アーティストへのヒアリングはもちろんのこと、ファンの気持ちを考えたり、同様の商品の調査を行ったりします。このような経験を重ねたことで、「ひとつのものを完成させるのに、多面的な切り口で考えてアプローチするスキルが身につきました」と話します。その思考は仕事のマーケティングでも生かされ、社内での評価にもつながっています。

岩本さんはまた別の実感を持っています。「Illustratorを使って良かったのは、レイヤーで全て物事が見えるので、論理的思考能力が身についたことです」。データサイエンティストとしてデータを分析する際に、頭の中でレイヤーのように数値を整理して考えることがあり、その思考の原点はIllustratorにあると感じているそうです。

クリエイティビティを身につけることで、何かを作る役割を担えるという直接的な効果があるだけでなく、その経験が、思考方法にプラスの広がりを持たせ、全く別のジャンルで生かされているということは、とても興味深いポイントです。

大学生のうちにクリエイティビティを身につける意義は?

大学生のうちにアドビのツールに習熟するメリットはどのような点にあるのでしょうか?

3人から共通してあがったのは、仕事や人生の選択肢が広がるということでした。クリエイティブなスキルがあると、学生のうちから対価を得て仕事をするチャンスが増える上、そこで幅広い経験できます。また、就職において有利であるだけでなく、仕事を始めてからも副業や様々なプロジェクトに誘われることが増え、つながりが広がっていきます。

また、町さんは、「学生のうちは、本当に自分が好きでやってみたいことだけに取り組めるのが大きなメリットです。自由にたくさん試行錯誤ができて、覚えるスピードも速いのではないかと思います」と、社会人になってから仕事のために習得することとの違いを指摘します。は、「仕事をしながら学ぶのは時間的にも大変でした。感性が自由なうちにアドビのツールに出会えていたら……」と思い返しながら、学生のうちにチャンスだと思ってスキルを身につけることを勧めました。

激変する日常と社会情勢にあっても、どこか淡々と自分のスキルを生かして日々その力を発揮している若手社会人の皆さんの言葉には説得力がありました。単に技術を身につけるというだけでなく、思考力、社会経験、社会的な選択肢の面でもクリエイティビティが幅を広げてくれることは大切なメッセージとなりました。

(文/狩野さやか)

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Day 1 新しい価値をつくり出すCreativity

Day 2 わかりやすく伝えるCreativity

Day 3 Creativityを支えるデジタルリテラシー

Topics: コーポレートニュース, クリエイティブ, 教育, エデュケーション

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