Creative Cloudで構築可能になった「クリエイティブシステム」とは #CreativeCloud #AdobeMAX

現代の消費者はかつてないほど大量のマーケティングコンテンツに晒されていて、注意力の持続時間は短くなる一方です。多くのブランドがひしめく市場で成功するには、あらゆる顧客のタッチポイントでまとまりのある一貫した顧客体験を提供し、ブランドを際立たせる必要があります。一方で、このような課題に直面している企業の内部では、メディアごとにチームを立ててコンテンツを作成していることが多く、それだけのことを行うのも困難という現実があります。ビデオ、UI/UXデザイン、グラフィックデザイン、マーケティング、ソーシャルメディアの各チームが、それぞれ別々にコンテンツ制作の任を負っているのが現状です。使用するアプリは異なれども、最終的には同じ厳しい締め切りに向かって同じプロジェクトの作業をしています。

現代の組織では、異なるクリエイティブチームが連携し、全員が共通のクリエイティブ要素を使うことを担保したうえで、総体的に一貫した顧客体験を提供できなければなりません。実は、UI/UXデザインの世界に限定すれば、これはデザインシステム(英語)によって実現できています。ところが一貫性が必要なのは、UI/UXデザインだけではなくすべてのクリエイティブチームに共通なことです。組織全体が一貫性を維持するための「クリエイティブシステム」とでも呼ぶべきシステムを構築し、管理する、そのために欠かせないアプリやサービス(Creative Cloudライブラリを含む)がある場所、それがCreative Cloudです。

Creative Cloudライブラリは、お気に入りのCreative Cloudアプリケーション内で再利用可能なクリエイティブ要素(カラー、画像、オーディオ、ブラシなど)を整理、使用、共有するのに役立ちます。Creative Cloudライブラリを使用することでチーム間の連携が保たれ、作業時間が大幅に短縮されるだけでなく、クリエイティブの専門家が組織全体を横断してクリエイティブコントロールを維持できるようになります。Creative Cloudライブラリには、Microsoft WordやPowerPoint、そして現在はGoogle Workspaceなどのサードパーティ製アプリケーションやサービスからもアクセスできるため、チーム外のデザイナーやコミュニケーターと共有することもできます。

本日私たちは、このクリエイティブシステム上のクリエイティブ要素を管理しやすくする新機能の数々をCreative Cloudライブラリに追加しました。

Adobe XDとのより緊密な統合と、デザインシステムへの対応

Adobe XDに統合されたCreative Cloudライブラリ

Creative CloudライブラリがAdobe XDとより密接に統合(英語)し、そのアクセスと使用がより簡単になりました。デザイナーはXDに新しく追加されたライブラリマネージャーでCreative Cloudライブラリをブラウズし、UI/UXデザインプロジェクトのライブラリを選択できます。ライブラリを有効にすると、カラー、文字スタイル、コンポーネントなど、すべてのアセットがXDのライブラリパネルから直接利用できるようになります。

さらに、デザインシステムの作成とチームへの共有も、Creative Cloudライブラリの活用により、さらに直感的かつスケーラブルになりました。XDでデザインシステムを作成したら、そこに含まれるすべてのアセットをCreative Cloudライブラリとして公開し、チームメンバーを招待して共有できます。デザインシステムに変更が加えられた場合は、ライブラリの作成者が公開リンクを更新するだけで、ライブラリを有効にしているメンバー全員に通知され、ワンクリックでデザインに更新を反映できます。

また、このアップデートにより、クラウドドキュメントの仕組みに依存していた旧ワークフローのデザインシステムでは不可能だった、Creative Cloudライブラリが提供するすべてのアクセス管理およびガバナンス機能をデザインチームが活用できるようになりました。

アプリ統合をAdobe Sparkにも拡大提供

ソーシャルグラフィックス、Webページ、ショートビデオなどを素早く作成できる強力なビジュアルストーリーテリングツールであるAdobe SparkがCreative Cloudライブラリをサポート(英語)しました。PhotoshopやIllustratorなどの他のアプリケーションが使うものと同じライブラリにSparkから直接アクセスできるようになったため、Sparkプロジェクトでもお気に入りのアセットに簡単にアクセスして使用できます。また、チームメンバーやクライアントをライブラリに招待すれば、誰もが常に最新のクリエイティブアセットを使えるようになります。この統合により、生産性の向上、よりスムーズなコラボレーションの実現、制作物の一貫性の向上が図られ、すべての制作物がブランディングに則ったものであることを保証できます。

さらに、アーティストが作成し広く公開するパブリックライブラリもいくつか提供され、インスピレーションの源としても、プロジェクト制作の起点としても、Sparkから直接利用することが可能になっています。

ライブラリAPIをサードパーティに提供し、統合を促進

クリエイティブシステムを使う関係者はその全員が、どこで作業をしていてもクリエイティブシステムのアセットにアクセスできなければなりません。このニーズに応えるため、私たちはサードパーティの開発者にCreative Cloudライブラリとの統合機能をAPIとして提供します。これにより、普段使用するツールからCreative Cloudライブラリにアクセスできるようになります。

このAPIの公開と、Googleをはじめとする素晴らしいパートナー各社との協力により、Creative Cloudライブラリとサードパーティ製アプリやサービスとの統合はその数を伸ばしています。その結果、ブランドカラー、文字スタイル、グラフィックに素早くアクセスし、Google WorkspaceのGoogle ドキュメントやGoogle スライドに追加したり、Ludusのようなサービス上のプレゼンテーションに追加することができるようになりました。さらに、Camera IQのARエクスペリエンスに適用したり、ライブラリ上の要素をMURALワークスペースに持ち込んでブレインストーミングに利用することもできます。Frontify、CI Hub、Contentservとの統合は、デジタルアセット管理システム(DAM)やブランド管理システムとCreative Cloudライブラリの橋渡しとなります。お使いのツールとの統合は、Tiledのマイクロアプリなど他にも続々と予定されています。

Gmail、Google Docs、SlidesなどのGoogle WorkspaceアプリからCreative Cloud Librariesに直接アクセスできます。

また、API を使用して Creative Cloud ライブラリからプログラムによってインポートおよびエクスポートして自社向けにカスタマイズしたライブラリとの統合を構築し、アセットを完全にコントロールしてチームの同期を保つことができます。ライブラリ API の詳細については、こちらをご覧ください。

必要なクリエイティブ要素にいつでもアクセス可能

最新のCreative Cloudライブラリ機能は、必要なクリエイティブ要素すべてにいつでもワンクリックでアクセスでき、プロジェクトがどんなときでも常にブランディングに則った状態であることを保証します。

Creative Cloudライブラリは、すべてのアセットを1か所に整理し、コラボレーションを容易にすることで、クオリティに妥協せず最も重要なことがらに集中できるようにします。それは、誰からも愛される、美しく一貫性のあるデジタル顧客体験の提供です。

この取り組みは始まったばかりです。企業が一貫性のある顧客体験を迅速に提供するには、クリエイティブシステムの力が不可欠です。私たちは、Creative Cloudが皆さんのクリエイティブシステムの構築に最適な場であり続けられるよう努力することをお約束します。

Creative Cloudライブラリを使ってロゴ、カラー、ビデオ、その他のアセットを集約し、容易なアクセスを提供すれば、皆さんとチームの作業が最大8倍スピードアップできることが分かっています。コラボレーションの合理化にCreative Cloudライブラリを役立てるためのヒントをご紹介するAdobe MAXの無料セッションをぜひご覧ください。またライブラリAPIsについての詳しい情報はこちら(英語)からご覧ください。

この記事は10月20日(米国時間)に公開されたYour creative system starts with Creative Cloudの抄訳です。