LightroomのMAX 2020リリース: 写真を愛する人々のコミュニティにさらなるパワーと編集機能が充実 #Lightroom #AdobeMAX

まず始めに、世界がいまだ直面し続けている困難について。写真携わる皆さんを含め、誰にとっても苦しい時期が続いていますが、皆さんの安全と健康を願わずにはいられません。世界中がこの変化への適応を余儀なくされていますが、皆さんの写真撮影のニーズをサポートする高品質の製品および機能を提供するという、私たちアドビのコミットメントに変わりはありません。

本日アドビは、すべてのフォト製品を対象にしたアップデートを発表し、提供開始しました。以下に、今回のアップデートに含まれるパワフルな新機能の数々をご紹介します。そこには、写真撮影のスキルやワークフローの生産性を向上させるだけでなく、Lightroomアプリ内から写真に関わるコミュニティと繋がることができる機能も含まれています。

Lightroomエコシステム全体に共通のアップデート

高度なカラーグレーディング

(Windows版/Mac版/Web/iOS版/iPadOS版/Android版/Chrome OS版/Lightroom Classic/Camera Raw)

写真によるパワフルなストーリーテリングにおいて、カラーは常に不可欠なツールであり、今後もそれは変わらないでしょう。本日のリリースでは、カラーコントロールに大幅な強化を実施しています。Lightroomは新たに、ハイライトとシャドウ(「明暗別色補正」機能で対応していました)に加え、中間調のカラーコントロールも可能な、強力なカラーグレーディングツールを搭載しました。新しいカラーグレーディングツールを解説するブログ記事をご覧になれば、このツールを活用して写真編集をレベルアップする方法と、機能を背後で支えるテクノロジーについて深くご理解いただけるでしょう。カラーグレーディング機能は「カラー」ツールオプションに追加され、Lightroomエコシステムに属するすべてのアプリで利用できます。

Lightroomのアップデート 透かしのグラフィック対応

_(Windows版/Mac版/iOS版/iPadOS版/Android版/Chrome OS版)
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今年の初め、私たちはLightroomファミリーのアプリにテキストベースの透かしを導入しました。今回のリリースでは、ブランディングの選択肢をさらに広げる、グラフィカルな透かしを追加しています。グラフィカルな透かしを使用すると、写真にロゴをスタンプできるため、作者の意を尊重した作品利用を促すことができます。さらに、スタンプするロゴのデザインと数値はデバイスを横断して同期されるので、Lightroomを使った現像や編集セッションを開始する時には、すでに準備が完了している状態です。グラフィカルな透かしのUIは、Mac版およびWindowsでは共有オプションの「カスタマイズ」セクションに、iOS版/iPadOS版/Android版/Chrome OS版では共有オプションの「書き出し…」セクションにあります。

バージョンの自動保存

(Windows版/Mac版/Web/iOS版/iPadOS版/Android版/Chrome OS版)
写真を完璧に仕上げるためには、同じ写真からいくつもの異なる編集バリエーションを作成して試行を重ね、それらを整理しながら絞り込んでいくことが必要です。新しく搭載された「バージョンの自動保存」機能により、Lightroomは完璧なルック探求の過程で異なる編集を適用するたびに自動的に各バージョンを保存し、デバイスを横断して同期してくれます。「バージョン」タブを開けば、いつでも任意の過去のバージョンに復帰し、必要に応じて名前を付けることができます。

「見つける」セクションでお気に入りのフォトグラファーをフォロー

(iOS版/iPadOS版/Android版/Chrome OS版)

「フォロー」機能を使えば、Lightroomコミュニティに参加しているお気に入りのフォトグラファーとつながることができます。「見つける」セクションに入り、お気に入りのLightroomフォトグラファーを見つけ、プロフィール画面の「フォロー」ボタンをタップするだけで、以降は新作の編集が投稿され次第フィードに反映されるようになります。この機能はLightroom Windows版/Macintosh版/Webで2020年6月に導入されましたが、今回iOS版/iPadOS版/Android版/Chrome OS版にも追加されました。

パーソナライズされた「チュートリアル」および「見つける」セクションでコンテンツを探索

(iOS版/iPadOS版/Android版/Chrome OS版/Web)

自分のためにパーソナライズされたチュートリアルからインスピレーションを受けたり、自分の写真スキルのゴールや興味に合わせて自動的にキュレーションされた作品を探索してみましょう。「チュートリアル」および「見つける」セクションには、Lightroomアプリ内でのユーザーの行動をベースに、インテリジェントに優先付けされたコンテンツフィードが表示されます。チュートリアルのフィードは自分が求めるスキルの向上のため、編集履歴付き写真のフィードはコミュニティからインスピレーションを得るために最適化されます。この機能は、Web/iOS版/iPadOS版/Android版/Chrome OS版で利用できます。

ベストフォト

(iOS版/iPadOS版/Android版/Chrome OS版/Web)

何百枚もの写真が収められたアルバムからベストな写真を選び出すことほど手ごわい作業はありません。ですが、新しく搭載された「ベストショットを選択」機能を使えば、Lightroomに肩代わりしてもらうことができます。AI(人工知能)の活用により、Lightroomはアルバムの中から写真の原理原則に基づいた「おすすめ」を画像サブセットとして抽出するので、アルバムの内容を流し見しながら分類する手間を省くことができます。この機能はまず、選択された写真の中で類似したもの同士を特定してグループ分けし、写真のグループごとに、技術面(フォーカスや露出)、被写体(人物が写っているか、顔が正面を向いているか、目が開いているか)、一般的な審美的基準(フレーミング、被写体)といったいくつかの軸で評価し、ベストな写真を選び出します。ここで、品質のしきい値のスライダーを操作すると、残される写真のパーセンテージを変更することもできます。選から漏れた写真をベストフォトのグループに手動で追加したり、使い慣れたLightroomのツールでさらに整理整頓することもできます。この機能は、iOS版/iPadOS版/Android版/Chrome OS版/Webで利用できます。

Lightroom ClassicおよびCamera Rawのアップデート

パフォーマンスの強化

(Lightroom Classic/Lightroom Macintosh版/Lightroom Windows版/Camera Raw)

線形グラデーション、円形グラデーション、調整ブラシの各ツールのGPU高速化対応によりマスクの調整がさらに高速になり、完璧な結果により速く到達できます。ブラシツールを使った塗りつぶし、線形および円形グラデーションの適用、選択したマスクの移動、特定の領域だけを補正するために編集スライダーを動かすといった操作は、GPU高速化が有効な環境であればレンダリングが最大で2倍高速になり、スムーズに感じられます。

Canon製カメラのテザー撮影時ライブビュー対応

Lightroom Classic

テザー撮影するフォトグラファーが完璧なショットを写した時に、必ずしもビューファインダーを覗いていたとは限りません。「ライブビュー」機能を使えば、カメラからのフィードをLightroom Classicでリアルタイム表示し、構図、フォーカス、露出設定を、画面を見ながら正確に調整できます。これはチームで画面を前にしながら撮影セッションを進めていくような場合にとくに便利でしょう。テザー撮影のライブビュー機能には現在のところ、一部のCanon製カメラが対応していますが、今後対応機種を拡大していく予定です。

各新機能の詳細情報
本記事でご紹介した最新リリースにおける各製品の強化点およびアップデート内容すべての詳細は、過去のリリースのものも含め、すべてが以下の新機能ページでご確認いただけます。

Lightroom Classicの新機能

Lightroomの新機能

この記事は10月20日(米国時間)に公開されたLightroom MAX release: More power and editing precision for a growing photography communityの抄訳です。