ストックの現状:COVID-19の影響とビジュアルカルチャーにおける社会の動向を探る #AdobeStock

by Ryusei Yoshimoto

Posted on 10-23-2020

制作プロセスにおいてはある程度のカオスはつきもの、想定の範囲内です。しかし、2020年に起きた出来事は世界に極めて重大な変化をもたらし、クリエイターにとっても大きな問題が生じました。

現状は絶え間なく変化しています。クリエイティブコミュニティに与える影響を正確に把握するため、アドビは2020年7月に世界の600人のクリエイターを対象とした調査に乗り出しました。その結果わかったことは、クリエイターはコロナ状況下での制作に苦労しながらも、得意分野を生かすことでうまく対処しているという事実です。クリエイターは在宅ワークになってもクリエイティビティを維持しており、その打開策のひとつがストックアートの活用です。

かつてない困難な時代を迎えて

現在はCOVID-19の世界的なパンデミックだけでなく、社会正義(ソーシャルジャスティス)を求める動きも高まりをみせており、こういった社会の動きがクリエイターにも影響を及ぼしています。10人中9人のクリエイターが現時点で確信を持って言えること、それは「不確実さ」であるということが今回の調査で明らかになりました。

私たちが現在置かれている状況はビジネスにも多大な影響を及ぼしており、それによってクリエイティブチームにかかるプレッシャーも増えています。アドビの調査によると、クリエイターはこれまでよりも少ないリソースで成果を出さなければならないことにプレッシャーを感じており、ほとんどのクリエイターは2020年中に状況が改善することはないと考えていることが露わになりました。

カルチャーの変化の速さに対応する

ビジュアルトレンドとカルチャーは絶え間なく変化するため、遅れをとることなく変化についていく必要があることはクリエイター自身も認識しています。また、クリエイターは現在の社会の現実をありのままに伝える精度の高いキャンペーンを制作する責務も感じています。

アドビの調査結果によると、6ヶ月前と比べ現在はビジュアルカルチャーのトレンドや話題の移り変わりが激しく、うまく対処するのが難しくなったと答えたクリエイターが76%を占めています。

さらに、74%のクリエイターが今のオーディエンスに共感してもらえるストックコンテンツを見つけるのが難しいと答えており、89%はあらゆるものが見つかる多種多様なストックコレクションを欲しています。

適応、向上、そして克服

キャンペーン制作では大きな転換が起き、よりタイムリーで関連性の高いものが求められるようになってきています。この状況に対応するため、クリエイターは何を制作するかだけでなく、_どのように_制作するかも変えていこうとしています。

クリエイティブチームは、クリエイティブが思いがけない方向に変化することに今ではもう慣れました。アイデアを構築する際は、後々調整できる余裕を持たせておかなければならないのが現在という時代です。クリエイターの41%は制作方法を変更し、急な方向転換を迫られたり、クリエイティブの方向性がすっかり変わってしまっても、いつでも対応できるようにしています。2020年の変化は、クリエイターに新たな発想をももたらしたのです。

ともに未来へ

アドビが常々考えているのは、クリエイターが他のクリエイターを手助けする仕組みがストック(サービス)だということです。今年の困難な経験を通して、そのことをよりいっそう実感するに至りました。アドビは皆さまのクリエイティブパートナーとなり、一切の妥協を排して、時間とコストを削減できる効率的な「世界最高峰のコレクション」をお届けすることで、皆さまが最も必要とされるサポートを提供できるよう努めています。アドビのコレクションは様々な責任を担っています。その責任とは、多種多様であらゆるものがみつかるストックコレクションを提供することであり、また、すべてを一から制作しなくても済む方法を提供すること、新しい美のトレンドに触れていただけるようにすること、そして世界中の地域文化にふさわしいコンテンツを提供することです。すべての作品は現代的かつ定評のある手法によって作成され、現在の暮らしを反映しながらもブランドやキャンペーンのニーズに応えられるようにしていきます。

ストックが果たす役割は、豊かなビジュアル表現および各文化にふさわしい表現をおこなっていくうえで極めて重要です。不確実な未来がこれからも続くことを考えると、その重要性はさらに大きいといえるのではないでしょうか。アドビはその時々に応じた高品質なコンテンツを提供し、クリエイティブのニーズに応えるために、これからも力を尽くしていきます。また、ビジュアルを取り巻く環境が急激に進化するなかで、引き続きクリエイティブコミュニティに対する指針も示していきます。

詳細情報や最新情報をご希望の方は、10月20日~22日に開催されるアドビのクリエイティブカンファレンス、Adobe MAX 2020にぜひご参加ください。

この記事は2020年9月24日にSarah Casillasにより作成&公開されたState of stock: Navigating the impact of COVID-19 and social movement on visual cultureの抄訳です。

ヘッダー写真:Josephine Rais / Adobe Stock

Topics: Stock, クリエイティブ

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