今求めるコンテンツ:寒い冬にぴったりな暖かみのあるライフスタイル #AdobeStock

連載

Adobe Stockで作品を販売しよう!

Adobe Stockを利用しているお客様は、冬のキャンペーンやプロジェクトをどう進めてくかを検討し始めています。ストック素材のイラスト、ベクター、ビデオ、スチール写真をつくるアーティストにとっては、新しいコンテンツを考えてAdobe Stockに掲載し、そのようなお客様に提供できる大きなチャンスです。

COVID-19が引き続き世界中で猛威を振るう中、アーティストの皆さんにとっては、今年の季節のストック素材に対する需要が例年と比べどう異なるのか気になるところではないでしょうか。冬のお祝い事やパーティーの開催形式はこれまでとかなり違うものになるかもしれませんが、イベントの楽しさは今年といえど変わりません。現在のニーズを意識した素材づくりをするうえで大切なのは、伝統的な風習や日常的な行事に対する参加の形式がパンデミックによってどう変わったかを考えることです。

この冬、様々な文化やブランドキャンペーンの中に一様に見出すことができる共通のテーマは、「安らぎ」と「絆」です。「安らぎ」と「絆」は寒さが厳しい冬の季節によくあるテーマではありますが、長引くパンデミックの中で人と会うのがバーチャルになったり、(直接会うにしても)衛生面に注意して小規模で会ったりしている現状を考えると、例年にも増して特別な意味合いを感じざるを得ません。このような状況下にあって、人とのつながり方についてこれまで以上に深く考えている方も多いはずです。先が見えない時代になったという現実を見つめましょう。今、多くの人が「安らぎ」を求めています。

「安らぎ」といえば、伝統的な冬のコンテンツがまさに得意とするところ。冬は、「安らぎ」と「絆」に関するコンテンツの需要が一年のうちで最も高まる季節です。

現在、Adobe Stockでは冬のコンテンツを募集しています。各種のトピック、ビジュアル様式、地域的な風習をカバーするコンテンツで、形式は写真、ビデオクリップ、ベクター、イラストなど、すべての種類が対象です。発想のヒントとして、Adobe Stockで人気のある冬のトピックをいくつかご紹介しましょう。

クレジット:Adobe Stock/pinkpueblo

安らぎの色合いとテクスチャ

色とテクスチャは、もっとも簡単に気分、感情、季節を伝えられるだけでなく、見た人に強い印象を与えることもできます。ですので、まずはこれらの要素から検討を始めてみるのが良いかもしれません。

冬のアウトドアをイメージした「よくある」色合いとテクスチャは、北半球の天候を表現したものがほとんどですが(涼しげなブルー、雪や氷を思わせる淡い色調など)、他の地域にも冬のインスピレーションを掻き立てる配色は存在します。暖炉の火や、大切な人たちと身を寄せ合う姿など、心地よい屋内の暮らしを描いた素材は、身体の芯まであたたまる感覚、安心感、落ち着ける我が家のイメージを呼び起こします。

クレジット:Adobe Stock/Ksenia Shokorova

季節のクラフトと贈り物

冬のホリデーシーズンには、家の飾り付け、アートとクラフト、DIYプロジェクトなど、人が集まってクリエイティブな力を合わせ、新しいものを生み出す風習があります。また、ホリデーシーズンに欠かせない贈り物のやり取りは、ストック素材のテーマに最適です。プレゼントの準備、ラッピングに飾り付け、飾り物、贈り物を受け取った側の驚きや喜びのリアクションなどを、カラフルで祝祭感に富んだ写真やイラストで表現しましょう。

クレジット:Adobe Stock/Léa Jones/Stocksy

贈り物だけでなく、グリーティングカードや年賀状の作成・発送、屋外スペースや家の外装の飾り付けなど毎年恒例の風習についても、地域ごとのバリエーションや独自性をきちんと踏まえ、現実の生活に根ざした需要にきちんと応えるストック素材を提供しましょう。

クレジット:Adobe Stock/Hero Images

近年はホリデーシーズンの「贈り物」の概念が拡大し、パンデミック状況下でも改めて注目されています。大切な相手にモノを贈る以外にも、コミュニティに還元するための時間として冬を活用する人が増えています。友人や家族、賛同する慈善活動を支援するのに冬は最適な季節なのです。今や、エッセンシャルワーカーへの感謝を表明するポスターをつくったり、お祝いのごちそうを梱包して寄付したり、感染拡大防止用のマスクを誰かのために縫ったりなど、コミュニティ活動や慈善活動も「贈り物」に含まれます。

季節の変化を受け入れる

何週間も何ヶ月も同じ場所に籠りきりでストレスを溜め込み、家で過ごすことに飽き飽きしている人も多いと思いますが、冬という季節の到来は、心の持ちようをリセットするチャンスでもあります。

夏の間は、COVID-19に縛られて自宅に居座り、子どもたちやペットとばかり一緒にいる生活が「こんなはずじゃなかった」という感情に結びつきやすかったかもしれません。外食をしたり、ショッピングをしたり、海へ出かけたり、長い休暇をとって家を離れたりする機会が多い季節だったからです。一方これからは、我が家を大切にして家族中心の行動をとることがとても自然に感じられる季節です。つながりを求める人間の習性と、一年の中でも休眠期の意味合いが強い冬の性質が相まって、「安らぎと祝いの場」としての我が家の存在感が盛り返す時期です。そこには毎年恒例の家族行事もあります。

クレジット:Adobe Stock/Sam Edwards/Caia Image

こうした種類の写真、ビデオ、イラストをつくるうえで大切なのは、照明、色合い、テクスチャ、モデルの表情やポーズから暖かみを感じさせることです。おだやかで共感しやすく、冬にぴったりで需要にも合致した人気コンテンツを作るのに、寒冷地や雪国に住む必要はありません。

文化と伝統

ホリデーシーズンをひとくくりに「クリスマス」として扱っておけば済ませられる時代は終わりました。現在の消費者は実に多様であり、グローバルで文化的な意識と、インクルーシブネスに対する関心を持っています。また、ブランドを提供する企業の側にも、出自、年齢、生活習慣などが異なる多様なお客様の姿を的確に表現してキャンペーンを展開しなくてはならないという認識が浸透しています。

クレジット:Adobe Stock/Saptak Ganguly/Stocksy

これは、冬季向けとホリデーシーズン向けコンテンツに対するニーズが、従来よりも宗教の多様性を重視したものになることを意味します。また、地域ごとの特色や、きわめて狭い地方に特有の風習・伝統に対応した素材も求められます。たとえば、メキシコシティ、ベルリン、東京では、クリスマスの祝い方にそれぞれ違った特徴があるはずです。また、年越しの過ごし方も日本と海外では異なるはずです。

しかも2020年の冬は、引き続きソーシャルディスタンスを維持し、人が集まる場合は小規模に限定する(またはバーチャルイベントにする)ことが新たな常識として受け入れられています。企業は、今の新しい現実を反映したストック素材や、価値あるつながりを生み出す方法、伝統を保ちつつ安全性を維持する方法について発想を掻き立てるようなストック素材を探し求めるに違いありません。

クレジット:Adobe Stock/Hero Images

冬の備蓄と饗宴

パンデミック状況下での自粛期間中、ゼロから本格的に料理やお菓子を作って食べることの楽しみを再発見した方も多いのではないでしょうか。それでなくても冬は備蓄の季節であり、特別なデザートや盛大なごちそうを作って家族や友人たちと共に楽しむ季節です。この冬は、食の重要性がいちだんと高まっていると言えるでしょう。

クレジット:Adobe Stock/Melanie DeFazio Photography/Stocksy(左)、クレジット:Adobe Stock/Yaroslav Danylchenko/Stocksy(右)

クレジット:Adobe Stock/Jill Chen/Stocksy

Adobe Stockでは、一日のメインイベントとなることが多い冬の料理・食事の様子がイメージできるような、家庭内の様々なディテールを取り上げたストック素材を取り揃えたいと考えています。食料品の貯蔵庫や戸棚、キッチンにずらりと並んだ材料、手づくりのお菓子や保存食、旬の食材やスパイス、食事会の準備、豪勢に盛り付けられた料理、たくさん食べて盛り上がった後の散らかりようなど、様々な物事や段階をこと細かに描いたコンテンツをご提供ください。

また、先ほどのテーマ「安らぎ」と「絆」に立ち戻って、長年受け継いできた大切なレシピを一生懸命に読む多世代家族の様子や、子供たち、親たち、友人たちが総出で饗宴の支度をする様子を描いたコンテンツも歓迎いたします。

クレジット:Adobe Stock/Stocksy

クレジット:Adobe Stock/Jarusha Brown/Caia Image

その他の冬季トレンド

いかがでしたか?さらに詳しい情報や、インスピレーションが欲しい場合は、Adobe Stockの冬季向けインスピレーションギャラリーを参考にしてください。最新のコンテンツができたら、どうぞAdobe Stockにお寄せください。皆様からの素敵な作品をお待ちしています。

この記事は2020年10月15日にBrenda Milisにより作成&公開されたWinter call for content: Adobe Stock gets ready for the cozy seasonの抄訳です。

ヘッダー写真:Nabi Tang/Stocksy/ Adobe Stock