Adobe Document Cloud | Update – Adobe Analytics上でのPDF分析機能の紹介

by アドビ カスタマーサクセス

Posted on 12-14-2020

Document Cloud API の中の「PDF Embed API」という機能を利⽤することで、PDF に対するページビューや閲覧者数などのアクセス数や、検索キーワードなど閲覧行動履歴を、Adobe Analytics 経由で解析できるようになります。

これまで視覚化しにくかったPDFファイルへの効果測定を、詳細に⾏うことが可能になります。

Adobe Developers – PDF Embed API | Embed PDF in HTML | Adobe Document Services

PDF Embed API を利用して PDF をページへ埋め込む方法として「full-size windows, in-line display, lightnoxes」の3パターンの方法が用意されています。

その他、Save Control 機能による「ファイルの保存方法」の設定、メニューやツールの設定なども行うことができます。

計測のしくみ

Document Cloud SDK の一部は、JavaScript (JS) ライブラリとして提供しています。
ページへの訪問者がHTMLへアクセスした際にこのライブラリが読み込まれます。バックグラウンドの処理として、記述されている Application Key をもとに Document Cloud 上にある main.js にアクセスされます。この一連の処理により、指定したPDFをページに埋め込まれるわけですが、この処理上で Adobe Analytics への計測コードも自動的に有効化されており、訪問者がPDFをめくったり保存したりする行動履歴を Adobe Analytics へコールしてゆきます。

注意点

設定の流れ

Embed PDFでの計測を⾏うためには以下の⼿順で⾏う必要があります。
※⻘枠は初回のみ、オレンジ枠はPDF埋め込みを実施する都度⾏う必要があります。

ステップ1:API Keyの取得

Embed APIを利用するにあたり、Document CloudのAPI Keyを発行します。Adobe I/Oからプロジェクトを作成し、取得を行います。PDFの埋め込みを行うドメイン単位での発行となります。
参照:Adobe I/O Project

ステップ2:ページ埋め込みの実施

PDFをページ内に埋め込み表示する方法は大きく4つ存在し、メニューに表示する機能などをパラメータによりコントロールすることが可能です。

デモサイトで確認しながら埋め込み用のコードを発行することが可能です。ぜひご利用ください。
参照:PDF Embed Mode Demo Site

ステップ3:計測設定の実施(埋め込み側)

埋め込み設定をしたJSファイル内に2カ所設定をすることでサーバーコール自体の設定が可能になります。
adobeDCViewをNewしているところでRSIDを設定する
registerCallbackの箇所で、enablePDFAnalyticsをTrueにする

RSIDの設定箇所は下記となります。

document.addEventListener(“adobe_dc_view_sdk.ready”, function () {
/* Initialize the AdobeDC View object */
var adobeDCView = new AdobeDC.View({
/* Pass your registered client id */
clientId: “YOUR DC API KEY”,
/* Pass the div id in which PDF should be rendered */
divId: “adobe-dc-view”,
//Adobe Analytics RSID//
reportSuiteId: “REPORTSUITE ID”,
});

計測をONにする

/* options to control the callback execution */
{
/* Enable PDF analytics events on user interaction. */
enablePDFAnalytics: true,
}

全体のコードの設定についてはGitHubのMore Samples配下のCapture PDF Embed API Eventsにサンプルコードがありますので併せてご確認ください。

計測データはContextData(計測ページ側で変数を設定せず、計測サーバー側で設定)を利用したものとなります。開発者ツールなどで、RSIDで絞ったサーバーコールが飛んでいることが確認できたらステップ4へ進みAdobe Analytics側の設定を行います。

ステップ4:計測設定の実施(Adobe Analytics側)

ContextDataとして設定されたものはAdobe Analyticsの管理者画面がから実施できるプロセシングルールを利用し、変数へのマッピングを行います。お薦めの設定としては下記を取得しておくことをお薦めします。

これらをマッピングすることで、かなりの計測が可能になります。

ステップ5:レポーティング

レポーティングについては、計測されているものを自由に設定して頂くことで、これまでのページなどの分析同様に実施して頂くことが可能になっています。

PDF別主要指標
image.png

閲覧ページのブレイクダウン(セグメントでの絞り込みも可)
image.png

検索キーワード
image.png

埋め込んだページから特定PDFのページ閲覧までを繋げたパス分析
image.png

オンラインでは動画も計測できる割にPDF内はブラックボックスだったので、ぜひこれを機会に最適化などにご活用頂ければと思います。

補足資料

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